狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「広義の強制連行」は吉見中大教授の造語です

2007-04-30 05:45:16 | 従軍慰安婦

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日米会談「戦後レジーム脱却」へ成果 慰安婦「謝罪」不毛の恐

 【ワシントン=古森義久】27日の日米首脳会談は、日米同盟の強化と深化を安倍晋三首相の主唱する「日本の戦後レジームからの脱却」という方向で進める基本にブッシュ大統領が明確に合意した点で、戦後の日米関係でも特筆できる軌跡を刻んだといえる。だが、会談に奇形な影を投げた慰安婦問題では安倍首相はこれまでの立場に矛盾する「謝罪」を強調して誤算を露呈し、期せずして対米関係の現実の運営の難しさをもみせつけた。

 日本側の発表によると、同首脳会談では最大の成果として「かけがえのない日米同盟の重要性を確認し、その強化が合意された」。合計6時間に及ぶ両首脳の話し合いではおたがいの政治信条が語られ、安倍首相の念願の「戦後レジームからの脱却」を日米同盟の強化や深化の中で実現していくことが合意された。その内容について、首相は「日本をめぐる安全保障環境が変化した時代に適合する安保の法的機構の改変」と評し、憲法の改正から
集団的自衛権への新たな取り組みを示したという。

 ブッシュ大統領はこの基本への同意を表明し、「日米同盟はグローバルな同盟で自由と民主主義という共通の価値観に根ざす」と述べた。こうした基本同意は日本が安全保障面での戦後の自縛を解いて「普通の民主主義国」へと向かうことへの米側の正面からの了承を示し、日米関係の新時代の幕開けをも意味しうる。

 日本側の発表では、同首脳会談でさらにアジアや中東での課題に日米両国と他の主要民主主義国である
インドオーストラリアとが協力を強めてあたることや、東アジア安全保障での抑止力の重要性、在日米軍の再編の意義、日米共同ミサイル防衛の深化、などを認めることが確認された。この方向づけは従来の「日本の役割はソフトパワー」というような日本特殊論からの脱却だといえる。

 しかし、安倍首相は
慰安婦問題への対応では誤算を重ねる格好となった。記者会見での「(慰安婦たちに)心から同情するとともに、申し訳ないという気持ちでいっぱい」という釈明は英語でははっきり「謝罪」と訳され、首脳会談でも同趣旨を表明したことが明らかにされた

 首相は、
慰安婦問題が首脳会談での論題になることを防ぐため事前にブッシュ大統領に電話をして、同問題について説明したと伝えられていたが、結局、首脳会談だけでなく米側議員団との会談、同大統領との共同記者会見、さらに米側メディアとの会見でいずれも自ら話題にする結果となった

 しかも
首相は当初、下院に出た日本糾弾の謝罪要求決議案に対し「事実に基づいてない」とか「採決されても謝罪しない」と言明していた。だが訪米では「事の発端」である同決議案に言及することなしに、ただ過去の慰安婦の存在への「謝罪」を繰り返した。この姿勢は米側議員団の中で毅然と同決議案への批判と反対を表明したダニエル・イノウエ上院議員とは対照を描く皮肉な結果となった。

 同決議案を押すマイク・ホンダ議員らは安倍首相の「謝罪」をすでに不十分だとして、決議案の可決を目指す構えをみせており、首相の「謝罪」がまったくの不毛に終わる可能性も浮上している。(2007年4月29日)

 

産経新聞

                    ◇

安倍首相は「河野談話」を受け継ぐと言いながら「狭義の強制」「広義の強制」と弁明したツケを今回の訪米で払わされる結果となった。

「河野談話」を破棄しないままの弁明は何を言ってもブーメランとなって本人に降りかかってくる。

だがここで一つだけ明らかにしておかなければならない事がある。

そもそも「狭義」とか「広義」とかいう言葉は安倍首相が初めて言い出した概念ではない。

安倍首相が批判された「広義の強制連行」というフレーズは「強制連行存在派」のカリスマ吉見中大教授が苦し紛れの造りだした概念であった。

安倍首相はこれを論破すべく「狭義の強制」と言う言葉を使ったが、この説明では国内ではともかく外国のメディアの説得には大きな誤算であった。

相手の土俵に乗ってしまい吉見教授が造った「広義」、「狭義」という奇妙な概念のツケを安倍首相が払わされる羽目になってしまった。

禍根を残す「安倍談話」 慰安婦問題で「責任」明言

                   *

<クルクル変る論点>

 

吉見義明中央大学教授の慰安婦に関する発言の推移を見ていると見ると、学者としての良心より政治的プロパガンダーの執念を感じてしまう。

彼の言動は「悪辣非道な日本軍は必ず性奴隷狩りをしている」と言う信念の元に動いているとしか思えない。

学者というより政治的プロパガンダーのそれだ。

一方学者として資料を検証すればするほど自分の信念とは逆の資料が出てくるばかり。

吉見教授の希望に反して、慰安婦を強制連行したという証拠は何一つ出てこなかった。

そもそも「慰安婦問題」は日本軍による強制連行の有無」だけが問題だった。

そこで吉見教授、急遽作戦を変更する。

奴隷狩りのような強制連行だけではなく、詐欺や甘言で騙して連れて行った場合も強制連行だと言い出した。

1992年、『従軍慰安婦資料集』(大月書店)で、

問題は広義の強制連行」と論点変更をした。

論点変更というか、すり替えをして「日本軍の悪辣非道」を捜し求めたが、

やはり日本軍による「広義の強制連行」の証拠も出てこない。

それどころか吉見教授が新発見した資料は日本軍が詐欺、甘言で騙して連れて行くのを防止していた資料だった。

これを大々的に記事にした朝日も大恥をかく自爆資料だった。

副官ヨリ北支方面軍及中支派遣軍参謀長宛通牒案

支那事変地ニ於ケル慰安所設置ノ為内地ニ於テ之カ従業婦等ヲ募集スルニ当リ故ラニ軍部諒解等ノ名儀ヲ利用シ為ニ軍ノ威信ヲ傷ツケ且ツ一般民ノ誤解ヲ招ク虞アルモノ或イハ従軍記者慰問者等ヲ介シテ不統制ニ募集シ社会問題ヲ惹起スル虞アルモノ(略)関係地方ノ憲兵及警察当局トノ連繋ヲ密ニシ以テ軍ノ威信保持上並ニ社会問題上遺漏ナキ様配慮相成度依命通牒ス

陸支密七四五号  昭和十三年三月四日


本文の現代語訳
副官より、北支方面軍及び中支派遣軍参謀長宛 通達案

支那事変地に慰安所を設置するために、内地において従業婦(慰安婦)を募集するにあたり、

ことさらに軍部了解などの名目を利用しその結果、軍の威信を傷つけると同時に一般民の誤解を招く、おそれがあること
従軍記者や慰問者などを介して統制なく募集し(その結果)社会問題を引き起こす、おそれがあること
募集の職務に任じる者の人選に適切さを欠くために、募集の方法が誘拐紛いで警察当局の検挙・取調べを受けたこと
(そのような事柄)がある等、注意を要することが少なくない。したがって、将来、これら(慰安婦)を募集するときには、

(慰安婦の募集を)派遣軍において統制すること
これ(慰安婦の募集)に任じる人物の選定を周到適切にすること
その(慰安婦の募集)実施にあたっては、関係地方の憲兵及び警察当局との連携を密にすること
そのようにして、軍の威信保持並びに社会問題の面で手落ちがないように配慮して頂きたい依命通達する。

陸支密七四五号  昭和十三年三月四日

 

このような資料では慰安婦業者やブローカーの責任しか問えない。

そこで吉見先生、再度作戦変更を図り論点ズラシを始める。

1995年、岩波新書『従軍慰安婦』でとんでもない意見を編み出してきた。

その女性の前に労働者、専門職、自営業など自由な職業選択の道が開かれているとすれば、慰安婦となる道を選ぶ女性がいるはずはない・・・たとえ本人が、自由意思でその道を選んだように見えるときでも、実は、植民地支配、貧困、失業など何らかの強制の結果なのだ。」引用元)「従軍慰安婦」 吉見義明 岩波新書 1995/4 103頁

あー!ビックリした!

吉見先生は遂に、戦地の慰安婦のみならず、内地の公娼も、それどころか現在のフーゾク嬢もエンコー娘も、すべて「何らかの強制の結果」の「性的奴隷」という驚くべきことを言い出したのだ。

強制性についての論点は更に変わる。

「問題の本質は慰安所の中であったことである」

こんな稚拙な理論では行きたくない会社に行くのも、学校に行くのも「広義の強制」であり、

「問題の本質は職場の中で会ったことである」なんて言い出したら世の中は強制連行だらけになってしまう。

学者ともあろう人物がこのような幼稚な論理で自分の主張の誤謬を誤魔化すとは仰天ものだが、

これを金科玉条のように信じ込む岩波読者やこの屁理屈を撒き散らした朝日新聞の理解力のお粗末さは「存在派」の特徴でもある。

「強制性」をここまで広義に解釈すれば、現代の風俗関係の女性たちにも、国家が謝罪と補償をすべきだ、ということになる。

さすがにこのような暴論では、常識ある国民の理解を得られるはずはない。

国内の「従軍慰安婦論争」にも決着が付き教科書からも削除された。

吉見教授も朝日新聞も得意のダンマリ戦術を取っていたのだが、今年になってからホンダ議員による米下院の「対日謝罪要求法案」提以来、急に元気をを取り戻して来た。

そして今までの経緯には頬被りして

強制連行があったのか、なかったのかにいくらこだわってみても・・」(朝日新聞)

と言うのだからあいた口が塞がらない。

今まで強制性にこだわってきて日本を貶めようとし、その証拠がないと分るや「広義の強制性」なんて奇妙な概念まで作り出したのは、日本誹謗に執念を燃やし続けてきたのは、

吉見義明先生自身ではないのですか。

「風俗関係女性」にも国家賠償を! by吉見義明・中大教


 
◆【追記】7:21

「新ゴーマニズム宣言」の<従軍慰安婦資料集>が「Let's Blow! 毒吐き@てっく」さんでアップされていますの勝手にリンクさせてもらいました。
<従軍慰安婦資料集1>  http://tech.heteml.jp/2007/03/post_916.html

 

◆「池田信夫 blog」<河野談話は見直すべき>http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/9e5aa6186ca7720af0d
709d304c6fb9c

                  ◇

【産経抄】

 春の褒章受章者のなかに、つかこうへいさん(59)の名前を見つけて、30年前に『熱海殺人事件』を見たときの衝撃が蘇(よみがえ)った。登場人物は、たたみかけるようなセリフで互いをいたぶり、いたぶられていた。大笑いしているうちに、いつのまにか自分の心の中にある差別意識に気づかされたものだ。

 ▼風間杜夫、平田満から最近では黒木メイサまで、多くの役者を世に送り出した。装置がほとんどいらないこともあって作品は、今でもアマチュア、学生劇団の間でさかんに上演される。常に若い演劇人を支える姿勢も評価されたのだろう。

 ▼在日韓国人2世で、本名は金峰雄(キムボンウン)。筆名をひらがなにしたのは、漢字が読めない母親のためだ。平成2年に刊行した『娘に語る祖国』では、一人娘に「祖国」への思いをつづり話題になった。

 ▼続編となる『「満州駅伝」-従軍慰安婦編』の取材で、将校に恋をしてお金を貢いだり、休日に一緒に映画に行ったりする人間的な付き合いもあったことを知る。といっても、かつて韓国の女性が味わったつらい現実から目をそらしたわけではない。

 ▼「慰安婦の200人中199人が違っても、1人にでも強制性があれば、言い訳できない」と小紙の取材に語っている。慰安婦と日本兵の愛情物語に仕立てたのは、「歴史は優しいまなざしで振り返るもの」という作家の使命感からだという。抗議は覚悟の上だった。

 ▼文学賞は受けても、国からの賞は拒否する作家がいる。人それぞれの考えがあっていいのだが、つかさんは、それが権力と戦い続ける文化人の“正しい”あり方だとする風潮には、背を向けるタイプだ。だから「人の好意は素直に受けるべきだ」と受章を快諾したのは、いかにもつかさんらしい。

(2007/04/30 05:00)

 

 

 

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