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当日記を解説した当初の目的の一つは、沖縄の若者の全国的活躍を応援する、いわばお国自慢であると書いた。
例えばこんな風に⇒名城裕司、来月K―1デビュー 兄と合宿、攻撃に幅
途中から政治ブログに「参戦」する羽目に陥ってしまい、お国自慢が消えてしまった感があるが、当初の気持ちが消え去ったわけでない。 時間的余裕がなくなっただけの話である。
その主旨からいえば、全国学力テストの結果発表は、気が重くスルーしたいニュースだった。
ところが、昨日のテレ朝「スーパーモーニング」が「沖縄の恥」を全国に晒してしまった。
そうとあっては、今さらこれを避けて通るわけにはいかない。
「スーパーモーニング」では、あくまで沖縄側の分析ですよと断りながらも、
沖縄が全国最下位に固定化している理由として、次の諸項目との相関関係を指摘していた。
1)朝ごはん食べない率
2)夜遊び率
3)離婚率
言うまでもなく沖縄ではこれら全てが全国一であり、一方の成績上位が固定化している秋田県では、これはすべて全国最下位だとのこと。
学業成績のみならず沖縄県民としては恥ずべきことである。
昨年はその秋田県から教師を招聘し教育法を学んだようだが、その効果があったのかどうか。
沖縄タイムスは小学校でブービー賞を取ったのを、この喜びようだ。
⇒小学校、初の最下位脱出 全国学力テスト全国差5ポイント以内 中学は後退 (2010年07月31日09:51)
タイムスは関連の社説をまだ書いてないようだが、琉球新報がもっともらしい社説を書いている。
全国学力テスト 学ぶ環境の土台づくりを(2010.8.1)
考え方を根本から改めない限り劇的な変化は望めない。また改善には時間がかかるものだ。
4回目の全国学力テストの結果、沖縄県は、小学校で4科目中2科目、中学校で4科目すべて最下位だった。過去の傾向とほとんど変わらない。
大事なことは、果たして全国学力テストが、子どもたちの「生きる力」を測定する物差しなのかどうかという点だ。
学校で行われているのは全国学力テスト対策として、いかに点数を上げるためのトレーニングばかりで、本当の学力を伸ばすことになっていないという指摘もある。
教職員が教育の質を高めるための授業改善も必要だが、問題は家庭の教育力の弱さだ。教育を支える土台は家庭である。この土台が崩れていることこそ問題だ。学校教育の充実の前に、真っ先に取り組まなければならない課題だ。
親の経済力と家庭での生活習慣は、学力と相関関係があることが知られている。沖縄は失業率が全国一高く、1人当たりの県民所得は全国平均の約7割。
家計を切り詰めるため、子どもの教育にかける費用を減らさざるを得ない。学ぶどころではない子どもたちが大勢いる。
「百ます計算」で知られる立命館大学教授の陰山英男さんは「朝ごはんを食べていないと脳がつぶれてしまう」と警鐘を鳴らしている。食以外にも睡眠と家族だんらんが、子どもの教育に必要な三大要因と指摘する。子どもたちの元気の源となる生活習慣の確立こそ急務だ。
その上で学校の問題に目を向けたい。教職員が忙しすぎる。肝心の子どもと向き合う時間以外の業務に追われ、心身ともに疲れている。早急な改善を求めたい。
競争効果を狙った全国学力調査は、2007年度から約40年ぶりに復活した。国際学力調査(PISA)で順位を落としたことが背景にある。
PISA調査は、生きるための知識と技能があるかを測定する物差しだ。上位のフィンランドは、日本のような競争を重視するテストを廃して、子どもの一人一人の状態に応じて力を伸ばす習得主義に徹(てっ)している。
そうであるなら今回の結果に一喜一憂する必要はあるまい。
まずは早寝、早起き、朝ご飯など、学ぶ環境の土台をしっかりつくることだ。
◇
一々突っ込みを入れるのも億劫なので、太字強調のみにしておくが、
一読して、教師弁護のための開き直り、言い訳そして責任転嫁の羅列であり、肝心な点の反省がない。
何の反省かって?
一つだけ指摘すると、「教職員が忙しすぎる云々」の言い訳は、全国の教師が言っていることであり、何も沖縄の教師特有のものではない。
沖縄の教師特有の忙しさといえば別にあるが、社説ではあえてこれに触れていない。
で、沖縄の教師が反省すべきは、全国一熱心な「平和学習」ではなかったのか。
基礎学力も応用学力も全国最低の児童に対し、「平和学習」だけを熱心にしたら、どんな結果になるか明らかではないか。
07年の「11万人集会」で、「沖縄のオジー、オバーがウソツキだというのですか」と演説した(させられた)男女高校生が良い見本ではないか。
彼らは自分で考える力を失った「平和学習」の気の毒な犠牲者ではないか。
沖縄の教師が「平和学習」に注ぐ情熱の半分でも減らし、
それを「まともな教育」に注げば、最下位脱出は決して夢ではないはずだ。
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主さんと、私の考え方が違うな、と思う事はありますが、自省する機会と思い、拝読させていただいております。
不愉快な言葉を並べるだけで、真っ当な批判したつもりの愚か者もいるようですが、馬の尻にたかる蠅、気になさらず今後もがんばって下さい。
いっその事、視点を変えて平和学習検定を沖縄から、全国に呼びかけてはどうでしょうか?
学力が低下するほど熱心に平和学習を行っている沖縄なら、きっと全国1位ですよ。
もし、万が一それでも負けたら、、、アイタタタタ(笑)
平和教育中止に加えてタイムス新報等を廃刊し脱沖縄マスコミ
するとなお効果的でしょう。
> 七十近いじいさんが
熱心な読者ではないせいか、私はこのブログ主の年齢を知らない(興味がない-失礼)のですが、とにかくなにがいけないのか意味不明。
> 記事のパクりばかり
ニュースを報じる新聞の姿勢に共感したり異議を唱える全てのブログはパクりなのか。
そうであれば、「米紙が鳩山前首相をルーピーと形容した」と報じた全てのマスコミもパクりになる。
> 米軍利権にすがってばかり
私は今日のこの意見に全面的に賛成ですが、残念なことに米軍利権なるものを供して頂いていない。
どういう手順を踏めば、その栄に預かれるものなのかご教授願いたいね。
>それを「まともな教育」に注げば、最下位脱出は決して夢ではないはずだ。
5月24日の記事に「海兵隊と交流!普天間小学校が」と言うのがありましたね、
沖縄の小学校が全国1位と言う素晴らしい成果を上げていますね。
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/e/b24040e06a69f4080896f2d33a86dbc9
こうした成果をもっと積極的に取り上げれば、沖縄の先生達も本当にするべきことは何かを自覚し、努力するべき方向とそれに割く時間の配分が変わってくるのではないでしょうか? 結果として、沖縄の子どもたちの抱える問題点と解決策の模索等を経て、学力の向上と言う成果がみられるのではないかと思います。
記事を見る限り、沖縄の新聞は反対の方向を目指しているようですね。
しかしながら成績が良いのと、仕事で活躍できるかは別問題です。これからは語学(英語や、もしかして中国語)はもちろんのこと、やわらかい頭とリーダーシップです。
沖縄はせっかく米軍キャンプがあるにもかかわらず勿体ないですね。もしかして民間交流は米軍の規律で禁止でしょうか?
あとは大自然。これを利用しない手はありませんね。ボーイスカウトなどをするには絶好の環境だと思うのですが。
幼稚園出身の子の正答率、高い傾向 全国学力調査
http://www.asahi.com/national/update/0731/TKY201007300598.html?ref=goo
>今春実施された全国学力調査では、3歳から6歳の間の幼児教育の経験を児童生徒に聞き、学力調査の正答率との関係をみた。調査開始以来初めての試みで、幼稚園に通っていた子の正答率は、小6、中3とも全教科で保育所に通っていた子より高かった。<(一部抜粋)
この記事で私が注目したいのは
全国国公立幼稚園長会の池田多津美会長の「幼稚園は、充実した遊具や広い運動場で体験を通して主体的な学びを積み重ねている。勉強が難しくなる6年生ごろから学習意欲で差が出るのでは」との発言、特に「勉強が難しくなる6年生ごろから学習意欲で差が出るのでは」である。学習意欲つまり自発的な意欲の高まりが相対的な好成績になっていると指摘しています。
私は、数人の沖縄出身者を身近に見てきました。 直接の部下はおりませんでしたが、関わり合いはあり人となりを見ることはできました。
昇任するためには制度として試験が課されていることを承知していながら、積極的に学ぶ気概が乏しく、年齢の割に低い階級に甘んじ、任期満了による退職を余儀なくされるのです。 その原因として思ったのが沖縄出身者の自発性の乏しさでした。
こうした自発性は、成長の全期間を通じて獲得した自信によって培われるものと思うのです。 自分で目標を定め、努力を継続し、目標を達成することの積み重ねの成果と思うのですが、沖縄の若者にはその積み重ねが少ないと感じたのです。
沖縄のいろいろな事情がここに凝縮しているのでしょうが、少なくとも学校教育は事情を跳ね返していく気概を持たねば、いろいろな事情という言い訳に埋没してしまい、沖縄の子どもたちの成績が向上する機会が失われて行くことと思います。
ハエを一匹駆除しましたが、ハエに触れている読者のコメントもあり意味の分からない方もあるようですので、しばらく晒して気が向いた時再度駆除します。
しばらく笑ってやってください。
南国独特ののんびりした県民性も一因にあると思います。
若い頃、上司に言われた言葉が印象に残っています。特別な才能があるでも、天才的な頭があるでもない平凡な人間が、世間並みにやっていくには、身を粉にして働くしかない。
かれこれ15年以上前に、沖縄に赴任したとき、夜の不夜城のごとき賑わいとは裏腹に、仕事に対するガムシャラな姿勢は感じなかったですね。
逆に夜遅くまで働く本土企業の人間は、白い目で見られたものです。