狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「教科書検定意見書は撤回しない」は政府見解  無理が通れば・・・

2007-07-05 13:00:32 | ★集団自決

 

「集団自決」検定、沖縄の撤回要求拒否 文科省

 【東京】文部科学省の教科書検定で沖縄戦の「集団自決」に関する日本軍強制などの記述が修正・削除された問題で、県、県議会、県市長会、県市議会議長会、県町村会、県町村議会議長会の代表6人は4日午後、文科省に布村幸彦審議官を訪ね、検定撤回と記述の回復を求めた。

(琉球新報 7/5 9:42)

全文 >>> 

                      ◇

琉球新報、今日も同じような記事が一面と、社会面のトップを飾る。

連日の異常なマスコミ行動にウンザリしてスルーしようとも思うのだが、

我が日記もめげずに反応しておこう。

サヨクの方々は「従軍慰安婦問題」で論破されると最後の拠り所を「河野談話」という政府見解に求めた。

「談話」内容のいかがわしさなど、どうでも良かった。

政府見解であることに意義を求めたのだ。

だが、同じサヨクは「集団自決」に絡む教科書検定意見書については政府見解を撤回せよと迫る。

安倍総理も伊吹文科大臣も同じように「教科書検定には介入しない」と繰り返し夫々「安倍談話」「伊吹談話」を発表している。

それよりも何よりも次のような閣議決定までする念の入れようだ。

住民の犠牲者のうち、戦傷病者戦没者遺族等援護法の適用上、過去に戦闘参加者と認定されたものについて、その過程で軍命令があったとされた事例がある」 

沖縄サヨクは、徒党を組んで何度も上京し、閣議決定も無視して教科書検定制度を踏みにじろうとするのか。

県議員団や、市町村議会代表が何度上京しても無理が通れば道理がひっこむし、何より税金の無駄遣いだ。

沖縄戦、軍命令で住民犠牲も・政府が答弁書 http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070703AT3S0301103072007
.html

 政府は3日の閣議で、沖縄戦で日本軍が集団自決を強制したとの記述を削除した教科書検定に関して「住民の犠牲者のうち、戦傷病者戦没者遺族等援護法の適用上、過去に戦闘参加者と認定されたものについて、その過程で軍命令があったとされた事例がある」との答弁書を決定した。(日本経済新聞 7月3日 23:01)

戦傷病者戦没者遺族等援護法の適用上、過去に戦闘参加者と認定されたものについて、その過程で軍命令があったとされた事例がある

分りづらいが、援護法適用には「軍命令」が必要であり、そのためいは「軍命令があったとされた」ということ。

つまり援護法適用の為に「軍命令があった」と口裏を合わせたと言うことに他なら無い。

その口裏合わせは、実は国が指導していたと石原昌家沖縄国際大学教授は述べている。

政府が「軍命に書き換え」指導

 同じ記事でも琉球新報では政府の公式見解で「軍命令の存在を認めた」となっているが・・・。

集団自決検定は適切 政府が公式見解
琉球新報 - <NOBR>2007年7月3日</NOBR>
【東京】文部科学省の教科書検定で沖縄戦の「集団自決」に関する日本軍強制の記述が修正・削除された問題で、政府は3日、教科用図書検定調査審議会の審議について、政府答弁書で「沖縄戦の実態について誤解を生ずるおそれのある表現に関して、適切に検定意見を付した」と ...

 

同じ記事で読売新聞には次の文言があった。

<同省側は県民の思いはわかるが、専門家の検定意見は認める以外にない」と改めて難色を示した。>(7月5日)

 

 

コメント (1)

米特使 「原爆、何100万の命救う」 広島市長へ巨大ブーメラン

2007-07-05 05:38:34 | 県知事選

米特使 「原爆、何100万の命救う」 官邸当惑 広島市長ら不快感
 米国のロバート・ジョゼフ核不拡散問題担当特使(前国務次官)は3日のワシントンでの記者会見で、第2次大戦末期の広島と長崎への原爆投下について「文字通り何100万もの日本人の命がさらに犠牲になるかもしれなかった戦争を終わらせたということに、ほとんどの歴史家は同意すると思う」と、原爆投下を正当化する米国側の認識をあらためて示した。

 これに対し塩崎恭久官房長官は4日の会見で、政府として真意を確認する意向を示し、首相官邸を訪れた広島市の秋葉忠利市長は記者団に「歴史学者の定説と大きく違っている。米政府首脳も広島、長崎(の悲惨さ)を深く理解すべきだ。ブッシュ大統領に広島に来てもらうことが重要だ」と不快感を示した。

 塩崎氏は会見で「それぞれ、いろいろな考え方がある。どういう発言をしたか外務省を通じて情報を取ってみたい」と表明。安倍晋三首相は同日夜、記者団に「まずは発言をよく、私自身見なければいけない」と指摘した。

 同時に首相は「長崎、広島に原子爆弾が投下され、多くの命が奪われた。たくさんの被爆者が戦後ずっと、後遺症に苦しんできた。原爆投下は許すことはできないとの気持ちに変わりない」と強調した。

=2007/07/05付 西日本新聞朝刊=
2007年07月05日00時10分

                      ◇

原爆投下の四年後の昭和24年、長崎で原爆に被災した永井博士を詠った「長崎の鐘」が日本中に流行ったが、マッカーサーはそのとき既にアメリカの「原罪」を歌詞から封殺していた。

そしてひたすら日本人に「反省の弁」を述べさせていた。

「NHK・BS2 ビッグショー」 反省の歌「長崎の鐘」

「長崎の鐘」以来、日本は「原爆投下はしょうがない論」を引きずってきた。

マッカーサーは「三年殺し」の必殺技で日本人の言論封殺のみならず思考までもコントロールしてしまった。

沖縄空手の必殺技 「マッカーサーの三年殺し」

>「文字通り何100万もの日本人の命がさらに犠牲になるかもしれなかった戦争を終わらせたということに、ほとんどの歴史家は同意すると思う」

これって60年前の「長崎の鐘」で歌い継がれた原爆観でしょう。

広島市の秋葉忠利市長は記者団に「歴史学者の定説と大きく違っている。米政府首脳も広島、長崎(の悲惨さ)を深く理解すべきだ。ブッシュ大統領に広島に来てもらうことが重要だ」と不快感を示した。

60年ぶりにマッカーサーの「三年殺し」から覚醒した国民が怒るのは当然だとしても、

秋葉忠利市長にだけは言われたく無い!

この男、自分のイデオロギーの為に怪しげな米人市民運動家を広島平和文化センター理事長に就任させたりhttp://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200705310023.html、次のような発言をして被爆死者を冒涜する絶滅希少動物(社会党)。

米国やアジア太平洋諸国は原爆投下を『正しかった』『天罰だ』『救世主だった』と思っている。確かに、日本がアジア太平洋戦争などで行った数々の悪魔の所業を思うと、原爆投下は仕方なかった、やむを得なかったと、と言わざるを得ない。東京大空襲や沖縄戦も同じだhttp://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/214815

さぁ~、秋葉忠利市長さん!

この巨大ブーメランをどうかわしますか?

まともに喰らって絶滅しますか?

 

【付記】

ロバート・ジョゼフ発言はアメリカの「原罪」隠しであり容認できない。

核不拡散問題担当特使という立場から言っても矛盾し、「戦争終結のためなら原爆投下もやむえない」という結論になる。

だったらベトナム戦争終結にも原爆投下すればよかったのかヨ。

 

【付記】2  20:34

上記記事中、下記の文言は秋葉広島市長の発言ではなく、前長崎市長本島氏の発言でしたので、お詫びして訂正いたします。

狼魔人

米国やアジア太平洋諸国は原爆投下を『正しかった』『天罰だ』『救世主だった』と思っている。確かに、日本がアジア太平洋戦争などで行った数々の悪魔の所業を思うと、原爆投下は仕方なかった、やむを得なかったと、と言わざるを得ない。東京大空襲や沖縄戦も同じだ」

 

コメント (3)