現在、いまだ渦中の成宮(なりみや)寛貴こと、平宮博重(なりみや ひろしげ)、34歳。
この不定期連載ルポ (5)で明らかにした、「真相」と「背景」。
多くの方に、読んで戴けたようだ。
(5)では、あえて、と言うべきか。「真相」の2文字を、タイトルに付けず、オーソドックスなタイトル、にした。
でも、最期まで読んで戴けた方には、全員ではないだろうが、「麻薬特例法」の最期のくだりで、謎めいた成宮寛貴の「芸能界引退声明文」に滲み出た背景にある「真相」、もしくは、「真相」に近いものが、理解していただけたのでは、なかろうか・・・・・・。
そして、また、新たな事実が判明した。
成宮が、出国した!という。
多くの報道によれば、行き先は「東南アジア」。
逃げたな!
彼にとっては、身に差し迫る、ひっ迫感があった。
タレこみした売人以上に、警察、麻取、彼らに追われる「不安」と「恐怖」。そして、身柄拘束された瞬間の「絶望感に、押しつぶされようとしていた」。
だから、とりあえず、逃げた。逃亡した。
そういうことだ。
拘束する・・・・・かもしれない側にとっては、「逃亡」「証拠隠滅」と捕えている。
まず先に、売人への「事情聴取」が手始めではあるけれど、極めて印象は悪い。
にしても、前・所属事務所である「トップコート」。
業界でチカラがある事務所であることは、かつてカタチばかりに所属していた寺島しのぶの徹底周辺取材をしたさい、知っている。
だとしても、今後増えていくはずの「違約金」。
逃げた成宮には、どう「請求」するつもりなのだろう・・・・。
芸能界から消えるどころか、国内から去ってしまった成宮には、内心、あわてふためいているはず。
安い経費で、東南アジア各国をさまよっていたとしても、「不安」と「恐怖」は、薄まった・・・・にせよ、その身から消えることは、死ぬまで無い!