戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

これって、強い……?

2024年03月08日 | 漫画

昼のラジオ、NHKのニュースを聴いていたら……

「ただいまニュースが入りました」と、ただならぬ雰囲気でアナウンサーが語りだしました。

何が起きたのだろうと、聞き耳を立てたところ……

「漫画家の鳥山明さんが、一日に亡くなっていることがわかりました」と、述べられました。

漫画に、もしくはアニメに興味のない方だったら、「何だ~」と、落胆するでしょう。

私はけっこうショックを受けました。

68歳だそうです。

まだまだ若いではないですか。

漫画もお描きになっていたでしょう。

この方の訃報は世界を駆け巡ったそうでして、悲しまれている方は世界中にいるわけです。

何といっても、『ドラゴンボール・シリーズ』はロングセラーのヒット作品で、アニメ化、実写化もされています。

世界中にファンがいます。

ただし、私は『ドラゴンボール』は漫画を、それも初期の頃に少し読んだ程度です。

鳥山明さんといえば、私たちの世代にとっては……

『Drスランプ』です。

Drスランプ・アラレちゃん、ですか。

強烈なキャラのアラレちゃんが暴れまわる漫画で、ストーリーはあってないようなもの。

とにかく、絵が、デザインが、とても可愛らしく、一世を風靡しました。

デザインに惹かれる人は多く、テレビゲーム『ドラゴンクエスト』のキャラのデザインも担当されました。

絵で読む漫画の楽しさを改めて教えてくださった、鳥山明さんです。

ご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

 


男おいどん、でしたね。

2023年02月20日 | 漫画

松本零士さんが、お亡くなりになりました。

銀河鉄道39や宇宙戦艦ヤマトで有名な漫画家です。

私にとっては、なんといっても、『男おいどん』ですね。

「明日のために今日も寝る」でしたかね、好きなセリフでした。

「据え膳食わぬは男の恥」という格言も、この作品で覚えました。

高校時代、授業中、友達から借りた、男おいどんを読んでいました。

夢中になり読んでいましたね。

授業が身に入らないのは当然でした。

漫画の線がなんとも不安定な感じがして、作品全体に、儚いイメージがあったのです。

松本零士さんの描く美女、メーテルに象徴的ですが、私も憧れたものです。

SF漫画作家としてのイメージが強いのですが、私にとっては、あくまでも青春群像劇の漫画家でした。

物語の主人公と、自分自身の青春、ある意味、惨めな姿が重なり、慰められる、ありがたい作品の作家だったのです。

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

年季の入った石垣。

静かに春を待っています。