ベルギーの空港と地下鉄で連続爆破テロが発生しました。
フランス・パリの次は、ベルギーです。
起きるのでは、といわれていて、厳戒態勢だったのでしょうが、起きたわけです。
ヨーロッパは現在、震撼しているでしょう。
それに比べ日本は、テレビはですが、あいかわらず脳天気なバラエティーばかり流しています。
世界の情勢から気を反らせようとしているのでしょうか。
というのも、これから何が起きるのだと、人々は案じているからです。
何も起きなければそれにこしたことはないですが、世界の動きに敏感になっておく必要はあるでしょう。
そんなことを書いている私は・・・
今週日曜日に行われる、演劇公演のことで動き回っています。
今日は照明を借りてきました。
なんとか成功させようと頑張っております。
稽古も連日なのですが、ここへ来て、新たに教えられることもあります。
昨日、演劇作品を創ることは共同作業であると、記しましたが、それ自体は特に発見したことではないのですが、効果について考えさせられたのです。
とくに、お客様を楽しませるために、笑わせたいと考えたセリフなり動きなのですが、その効果の自信のほどです。
笑いまでいかなくても、クスッとでもいいので楽しんでもらえたらと狙って創ったところは、当然自信があります。
それを見せたいから創っているところもあります。
ですが、指示された役者は、それに解釈を加えます。
こうした方が面白いだろう、とか、自分の役から生まれるリアルな表現なら、こうなるだろうとか。
そうした場合、こちらは効果を狙っているのだから、その通りにしてほしいとお願いします。
いままではそうしてきました。
しかし、昨日、フと思ったのです。
まずは、自信は思いこみの一種だと。
より客観性が必要だなと。
自分に拘りすぎると見えなくなります。
そしてもう一つは、やはり共同作業だと。
役者が解釈を加えたことで、本来狙った効果が出ないと分かっていても、演出である自分がまったく想像できなかった効果が現れるかもしれないと。
となるならば、私はそれを観てみたい、と思ったのです。
さて、そんな予定調和を気持ちよく外した舞台が観られるでしょうか。
今週日曜日、PM2時・6時です。
高山別院庫裏ホールです。