戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

英断か賭けか

2019年06月12日 | 想うこと

久しぶりに記す話題が、やはりプロ野球になってしまいますが……

ドラゴンズではないのです。

ドラキチの私が、日本ハム×広島の試合を心待ちにして見ました。

NHKBSで、18時から生中継の試合を楽しみしていたのです。

最近は、ドラゴンズの試合もみません。

50年ドラキチである私ですが……

理由は記すまでもありませんが、私的には地味な、日ハム×広島の試合をドキドキしながら観戦しました。

吉田輝星投手です。

二週間前くらいから予告先発されていまして、さてどうなることなのか、と見たのですが……

結果は、五回一失点です。

合格以上の結果です。

初回、満塁まで攻められましたが、それもエラーがらみですけれど、失点0で抑え、後は圧巻の投球です。

しかもストレート勝負。

今時珍しい、ストレートを投げるとわかっていてのストレート勝負です。

低めに伸びてくる、甲子園でもお馴染みに、ある意味懐かしい、ストレートで討ち取るタイプの投球内容でした。

初対戦ですから、これから研究されますから、というのはありますが、今日は圧巻の内容です。

ドキドキしながら、ワンアウト取る度に拍手して、回を抑える度に乾杯しながらの観戦です、テレビですが。

思うに……お客さんは、こういう試合を見たいのです。

現に、札幌ドームは平日にもかかわらず満員で、私のようにテレビにかじりつきもいるわけですから。

交流戦に先発を決めた監督の英断です。

試合は続いていますので結果はわかりませんが、こういうのがプロの試合なのです、と。

少なくとも、初回ノーアウト、ランナー一塁でバントを指示する野球とは違うのです。

高校野球は違いますけどね……。

栗山監督も、ベンチが映るたびにホッとした表情をしていましたが、それは心配したでしょう。

ある意味、賭けですから。

こういうのがプロの選択ですよ。

吉田投手も、三回以降はドンドン投げていて、これが初先発なの、という感じでした。

妻曰わく、「三回からリラックスして投げていたね」

と言わせるくらいですから……。

そして、今日の札幌ドームに来られたお客さんには、『吉田輝星初先発歴史的証人』プレートが渡されたようです。

日ハムは、営業からして、プロの集団なのですね。

当たり前か。

ひいきのチームが違うので……