前に習いに来ていて高校進学と同時にやめてしまった生徒が、
学校での合唱コンクールの伴奏を弾くことになって期間限定で再び習いに来ていた。
五月の中頃から来て週二回レッスンの約一か月。
最初に楽譜を見た時には「これは無理かも」と思うようなジャズのリズムも含んだ難曲だったが
生徒は恐ろしいほどの集中力と練習量でこんな短期間で暗譜までこなしたから恐れ入る。
隣の部屋で耳に入っていた母も最初は「これ出来ないんじゃない?」と言っていたが、
最近は「すごいねー」と驚いていたくらいだった。
そんな彼女から今日、本番の動画が送られて来た。
緊張でもちろん練習のようにはいかなかったらしいけど、充分素晴らしい出来だった。
こういうのを見ると本当に若者の特権、無限の可能性ってあるなあと感じる。
普段それを無駄に使う彼女なので、なんとか他にも生かせばいいのにとおせっかいながら思ったり。
また来年もこの季節になったら再び習いに来るのかな?
