久し振りに「イブの息子たち」を読みたくなって読んでいるがとても面白い。
次から次への目を離せないスピード感、個性的なキャラのワチャワチャ感、
小さい脇役のポーズまで考え抜かれた配置、構成、見事なマンガだと感心するばかりだ。
しかしこのマンガ、根幹、肝となるところが「オカマ」なのだ。
昭和の時代にはホモとかレズとか変態などというものは面白可笑しく取られていた。
個人の人権とかの外のところで。
それは差別ということではない場合も多いのだが。
だけど今の時代はLGBT、そういうものを色眼鏡で見てはいけない時代。
今のその時代に育った人には大悪マンガに映るものなんだろうか?
その辺の感想を聞いてみたいものである。
右は2019年刊行の最新作。
「イブ」の奥付を見たら「昭和51年」発行。
何気に換算したら1976年。それは48年も前のことなのであった。
えっ、ほぼ50年前?
それなのにこのクォリティーだったんだと時の流れの速さに驚くばかり。
青池保子先生もそれなりのお年になったと思われる。
中世ドイツを描いた「ケルン市警オド」はまだ連載続行されているようなので、
大変だと思うけどまだまだ頑張っていただきたい。