心の汚れた大人

今日は仕事した後にピアノの先生の演奏会に行って来た。
実はダンスの発表会もあったのだがこちらの方が先約なので不義理を許して欲しい。
さて演奏会だがテノールの方と二人のコンサートで、一部はそれぞれの演奏、
二部は「子象のババール」という絵本（の朗読）にプーランクがピアノで曲をつけたものを
先生のピアノとテノール歌手の方の語りで演奏するというものでなかなか興味深い構成であった。
んが！
心のきれいな子供達なら純粋に楽しめるであろうこの企画、妄想充分突っ込み体質の大人には
絵本ならではの急激な展開とフランス近代音楽特有の不協和音も相まって、
聞いていてうろたえる話になってしまった。

まず“子象のババールはお母さんと楽しいお散歩に出かけました”。
それなのに音楽は低音部で不気味に弾かれる短調。どう考えても楽しいお散歩じゃない。
「行き先は象の墓場か？」とマジに思う。これだからフランス人の感覚って…。
しかしそれが暗示だったのか、“突然現れたハンターにお母さんは撃たれてしまいました”。
おお、なんと悲しい展開。しかし逃げまくったババールは町に着き、まず“みんな素敵な服を
着ている！僕も欲しい”と思うのだ。おい、母を失った悲しみとかじゃないのか？
そして“象の心なら何でもわかる大金持ちのおばあさんと知り合いました”
“おばあさんは象が喜ぶことをするのが嬉しいので早速ババールにお財布をくれました”。
！もちろんそのお金でババールは服を買うのだが、なんだよそれ。象なのにツバメか？
その内イトコが尋ねて来て里心がついたババールは森に帰る決心をする。
そしておばあさんに“森に帰りますが必ずもう一度戻って来ます”と告げ、
おばあさんは寂しさにガックリしながら“また会えるのかしら…？”と不安を口にする。
これって口調を変えればしゃぶり尽くしたヒモの手口だ。
そしてババールは車で森に帰るのだ。車も買ってやったんだな、おばあさん…。
おりしも森では象の王様が毒キノコで死んでしまい、次の王を長老たちが集まって
選定しているところ。
そこに車で乗りつけたババールを見て、“ババールは人間社会でいろんなことを
学んだであろうから次の王はババールで”と決めてしまうのだ。
ちょっと！人間社会はともかく、森にそんなにいなかった象を王様にするなんてなんて人の良い～。
それなのにババールは“僕は今イトコと婚約をしたのでいとこが王女になりますが
それでもいいですか？”と脅迫めいたことすら口にするのだ。
第一婚約って、アンタ「子象」じゃなかったのか？
そして“森中の獣をたくさん呼んで結婚・戴冠パーティーをする”と宣言するのだ。
しかしそのたくさんの中にはお世話になったおばあさんは入っていない。なんて恩知らずな！
そして戴冠式の曲がまた華やかさもそれらしさもない曲なんだわ。プーランクよ…。
そんな感じで“おしまい。”
話はともかく、曲さぁ。
日本人なら陽性な事なら長調、陰性の事なら短調みたいな心の中のお約束がある。
リズムとかも全くこんな日本人の感覚にマッチしないってフランス人とは遠い存在だなと思った。
アンコールの「朧月夜」を聴いて、「ああやっぱり日本の曲は良いなあ」と
しみじみ感じた自分は生粋の昭和日本人だ。

もちろん演奏も語りも素晴らしいものだったことは言うまでもない。
帰り道に山野楽器に寄ったのでこの楽譜を見たら、読み方すらわからないほど難解であった。
それなのにこんな感想…。絶対に先生には秘密だ。

桜混雑

この前行ったのにまた行くのかと言われそうだが、本日もTOKIOのコンサートに行って来た。
まあ去年なかった分だと思って見逃して欲しい。
場所は武道館、今までも千鳥ヶ渕の桜の見事な時期にコンサートが重なったことがあったが、
今日ほど花見客が多いのは初めてだった。
九段下の駅、まず地下から上に上るまでが大変。人人人！
上に上がったら上がったでまた人人人！おかげでダフ屋も出られない有様だ。
その人並みは武道館の敷地に入るまで続いたのであった。
そしてコンサートが終わり、外に出ると今度は夜桜見物の大行列とぶつかった。
こちらも結構な人数が一斉に出るのだからこりゃ大変。
対策はしてあった様で、迂回路が設けられていてまあ大回り。
駅に着くまで結構な時間がかかり、その後の乗り継ぎもことごとく上手く行かず
結局夕ご飯を食べずに帰って来たのだった。
最終的にはセブンで「ネバネバそば」というのを買って食べたが、意外な美味しさに驚いた。

情緒がない、もしくは感心が長続きしない私にとって桜は「よし、見た」で
終わりな物なのであるので、この肌寒い大混雑の中に見に来ようというのが今一つわからん。
と言いながら山口君のふくらはぎには見とれているんだから結構なエロであるか（笑）。

降って湧く

秋口に発表会開催を考えていたのだが、諸事情から早めた方が良さそうということになった。
同業の友人が「意外と7月って学校行事もないからいいよ」と言っていたので考えてみると
確かにいろいろ都合が良い。
しかし意外と近いぞ、7月って！
生徒達の準備も去ることながら、こっちの手配も間に合うのか？
なんせ何も考えていなかったからねー。
慌てて会場の区のホールに話を聞きに行ったのだが、今年度から賃貸料が変更になり
「事業者などは本来の使用目的より三倍かかる」ということになっていた。
私って事業者？
本来の目的ってサークル活動とか？でもそれだって会費出し合ってやるんだから同じだよね？
そういう社会的なことに疎い私はいきなり躓いてしまう。誰か教えて下さい。
そして写真！素人の方でいいので「写真が趣味」というお知り合いがいたらお知らせ下さいな。
前は友人の弟さんに撮っていただいたのだが、とても良かったのでそんな感じ希望なのだ。
そしてホールの抽選は四月の一日！
いきなり忙しくなってまいりましたー。

そんな中、ふとゴールデンウィークのことを思い出し、「あっ！今年はラ・フォル・ジュルネに
行こうと思っていたのにチケット発売のことすっかり忘れてたー」と大慌て。
今年は私の好きなシューベルトだ。
さすがに半月も前に出たチケット、小ホールのピアノや独唱は完売。
最も行きたかったレクイエムだけは取れたのでヨシとするか。
ゴールデンウィークの予定が出来た！って、者皆浮かれる連休に一人魂鎮めてどうするよ？

春

食欲の春？
なんだか見知らぬ肉が脇腹の後ろに…。おかげで身体をひねると何か挟まるよ、ママン…。
それなのにやたらお腹は空くわ、疲れやすいから毎日の運動も避けたがるわ、
肉を蓄える一方ですわ。
今日だって行こうと思えばエアロに行けたのにサボっちゃったし、
明日こそと思っても雨が降ったら挫折しそうだし～。
スポクラが近所だと思うと油断して行かなくなっちゃうのかな？
なんとかしないとスカートとか入らなくなるからっ！

そんな春爛漫の近所の桜をお届け。
土曜日には千鳥ヶ渕に行くので、それまで踏ん張って咲いていて欲しいなあ。

わらしべ

ちょっと買い物に行くと店ごとに配られる“ポイントカード”。
お得だと思いつつも財布を膨らますほどのあまりの量に「もういいや！」と
捨ててしまいがちなのだが、それでも自分も厳選して持っていたりする。
そんな地道な作業が見を結び、本日アル○オンの高級クレンジングオイルがポイントで買えたー！
まめにポイント五倍キャンペーンやらを利用したおかげである。
こういう時こそ「頑張って良かったー」と思ってしまう自分はつくづく小市民であるな。

ピカバカ一代

バカですみません…。

ちょっと前にこのピカチュウマウスが限定販売されると聞いた時は本当に「欲しい！」と思った。
しかし10年来愛用のマウスがあるしーと見送ったのだ。
そしたら突然ここんとこマウスの調子が悪くなった。
ワンクリックしただけなのにダブルクリック、下手するとトリプルくらい行ってしまう。
バネがへたれたのか、ゴミでも詰まっているのか。まあ10年使っているからなーと
切りよく諦め、このピカマウスを発注してしまったのだ。
限定販売のはずなのにまだ残っていたのは一重に子供が買うものでもなく、
かと言って大人でも微妙な製品であるからかな？私としてはラッキーだが。

朝8時に宅配はやって来た。
その箱の側面には「ポケモン大好きクラブ」とデカデカと書かれていた。
でもそんなことが気にならないくらいかわいい箱！あけたところにもポケモンがいるんだぜー。
もったいなくて捨てられないこと必至。
マウスもこの10年で地味に進化したのは知っていたが、何この軽さ？
気をつけないとすぐ落下してしまうほどの軽さだ。
そして自分が使っていたのには付いていなかったインテリジェント機能。
ダイヤルをどこでどうやって回すのかよくわからない（笑）。古いヤツになっちまったなあ。
このかわいいマウスも前に使っていた物の様にしっくりと手に馴染むようになるのだろうか？
かわいい相棒を得たということで。へへへ。

三寒四温

一昨日、母が居間にあるコタツを片付けてしまった。
それに触発され本日、自分の自室の唯一の暖房器具であるオイルヒーターを完璧に片付けた。
「どうせ四月から楽器店教室も暖房費と取らなくなるしー。きっと暖かいよ、もう」と言う訳だ。
そして夜、なんだよこの寒さは！
カーディガンの上に袢纏を着てパソコンに向かっております。
この季節は難しいなあ…。

幕張好き

今日の仕事は幕張。朝は早かったけど楽しかった。
なんと行ってもあそこは駅前に大きなアウトレットモールがあるのだ。
そこでスプリングコートを買おうとちょっと思っていたのだが、実際行くと確かに安いが
シワシワだったりサイズが無かったりで躊躇してしまった。
結局スカートを一着買った。衝動買い。それもサイズ微妙に小さ目。もう太れない。
帰りはものすごく電車の乗り継ぎが良くて、すごい早く帰って来れてビックリ。
その後ピアノレッスンがあったため、帰宅して練習してから今度は神奈川県へ。
帰りの電車は電車乗り疲れでグッタリしただす～。

お世話になりました。

今日ブライダルで行ってきた式場は今月で閉館してしまう。
そこは少人数用低予算が売り物の式場で、だからこそちょっとワケアリなカップルが多かった。
ワケを知らなくても「ああいろいろ苦労があったんだな、幸せになって良かったな」という
ムードが溢れていて、親族が泣き出しなんかしたら確実にもらい泣きしてしまうのであった。
今ブライダル業界も目新しさとか特殊性を求め過ぎて、やれ楽器を入れろ、ソロ歌手に歌わせろと
ワケが判らない状態になっているのだが、ここはシンプルに昔同様オルガンのウェディングマーチで
入退場、後は牧師の説教のみとまさに基本中の基本。でもこれが一番の形だと思えるのだ。
自分もお二人のための演奏に集中出来るし。
装飾ばかりの結婚式で擦り切れてここに来ると、結婚式の何たるかを思い出させてくれる
大切な式場だった。係りの方の感じも良かったし、とにかく残念だ。
五年前くらいにかなり頻繁に担当していたので一抹の寂しさも感じる。
しかし周辺のビルの建て直しや店舗がかなり入れ替わっている（ポケモンセンターもね）のを
見ると、五年の歳月の移り変わりの激しさを知る。しょうがないのかなあ。

今週もミニストップでソフトクリームを食べてしまった。
今日は待望の「塩キャラメルソフト」。店員さんの間違いでミックスになったのだが、それで正解。
キャラメル味一色だったらちょっと厳しかったかも。
写真は待てずに一口食べちゃったことが明白だ。

凋落

ケーブルテレビが入ってからめっきりプロレスを見る機会が増えた。
この前はルチャについて書き散らかしたが、今回もマニアな話ですぜ、すみません。
まあいろんな団体、大きいところから小さいところまで決まらない時間に放送したり
しているわけだが、とうとうこの前新日本プロレスを見たのだが離れてから約4年、
全く違う団体になってしまっていて驚いた。
どうしたんだ？この暗さは?これではメジャー団体などと言えない。ドラゲーなんかの方が
よっぽど華やかだ。
まず箱（体育館）が小さい。しかも空席が目立つ。そしてライトがやたらに暗い。
自分が見たときは永田さんと中西が出ていたが、なんだか二人とも前とファイトが違う。
こんなに面白くないプロレスしたっけ？
まだ長州や蝶野が出ているのにも驚いたが（蝶野はカッコよかったが体調悪そう）、
見たこともない選手も増えていた。
なんだよ、リングインするなり踊って腰回しているヤツ。こんなのドラゲーでも見たけど
そっちの方が華やかでお金もかかっていたぞ。
全く知らない選手がメインイベントだったので思わずネットで調べてしまった。
なんだよ、全日でショボいポジションだった選手がメインかよ。何この人選。
そして試合は全く面白くなかったのでした。リングアナも違うし全く違う団体のよう。
こんな変貌っつーか凋落振り、一体どうしたの？
そして今日は全日。こっちもわけわかんない試合されちゃうのかと思ったら、こっちは以前と同じ
ドラマも内容もまずまずで、お金払っても損した感がない試合を展開していたのであった。
キャラより何より、やはりきちんとした試合が出来るかどうかだと思う。
とりあえず、武藤ベアーはかわいいなと（笑）。あのTシャツ欲しいかもー。