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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私777>日々の生活の様子、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

子ども達が主役

2003-11-01 | インポート
学校統廃合推進協議会のメンバーとして、先進地である、県堺の町へ視察に行ってきました。

この学校は、今年の4月から、4小学校が統合され、新しいひとつの小学校としてスタートをしていますので、いろいろ様子をお聞きしたりして、今後の参考にさせていただければとお願いしました。

保護者や地域住民の理解を求めての統廃合は、感情の問題等も入り、どこでも大変なようです。
しかし、私が気になるのはただひとつ・・・子ども達の様子なのです。
小人数クラスから、大勢のクラスに入った子ども達、
新しい学校、当たらしい友人、新しい先生との日々、
そんな中での子ども達は、どんな変化があるのか、心に問題は持たなかったか、学習の面ではどうなのか・・・

教育長さんをはじめ、校長先生、教頭先生方からのお話や、こちらからの質問等へのお答えから感じたことは・・・
「子ども達は、大人が考える以上に、すっ~~と溶け込んでしまう」ということです。
統合までに何回も、学校間での交流授業を持ったりしてきた努力もあったのでしょうが、子ども達は案外順応性があるのでしょう。

教育環境をより良く整えるための統合ですが、地域の核がなくなるとか、母校がなくなるとか・・・大人の感情であれやこれや反対意見が出ます。

「学校」は子ども達が主役なのです。

その子ども達に「統廃合」ということが、さほどの影響を与えないのであれば、もっともっと「快適」な学校生活を送れるように、施設の整備や、教師の力の向上とかに、お金を有効に使うのは当たり前だと思います。
そのための「統廃合」であればいいことです。

が・・・学校の規模ではなく、中味がどうあるべきかということを考えていくことが一番であって、「初めに統合ありき」ではなく、議論して結果として「統合」が望ましい・・・という皆さんの気持ちの一致を求めていくことが大切なのだと考えています。