Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

東電ぶざけるな!

2011年03月31日 21時20分34秒 | Weblog
一部作業員の被ばく量量れず
3月31日 19時8分 NHK



深刻な状態が続く福島第一原子力発電所の復旧作業現場で、放射線の量を量る「線量計」が地震で壊れて不足し、一部の作業員の被ばく量の管理ができていないことが分かりました。厚生労働省は「作業員を大量の被ばくから守るうえで問題だ」として、東京電力の安全管理の在り方を調べることにしています。
福島第一原発では、水素爆発などが相次いで広い範囲に放射性物質が飛び散り、場所によって高いレベルの放射線が検出されています。しかし、東京電力では、被ばく量を量るのに必要な線量計の多くが地震で壊れたとして、一部の作業グループでは代表者にしか持たせず、作業員一人一人の被ばく量の管理ができていないことが分かりました。国の規則では、被ばくを伴う作業を行う場合、作業員全員に線量計を持たせるよう事業者に義務づけていて、福島第一原発で電源復旧に当たった作業員の男性は「被ばく量は作業によって一人一人変わるはずで、自分がどのぐらいの放射線を浴びたか分からない」と不安を訴えています。東京電力では「放射線量が高くない場所に限った運用で、安全管理はできている」と説明していますが、厚生労働省では「原発事故の現場ではいつどこで大量の放射線を浴びるか分からず、事実なら作業員を被ばくから守るうえで重大な問題だ」として、東京電力の安全管理の在り方を調べることにしています



「必要な線量計の多くが地震で壊れた」って、すでに、震災から20日も経っている。そんな言い訳はもう通じない。

 なぜ、機器・人員を含めて、他の企業に援助を求めない?

更新


最大180人、線量計持たずに作業 福島第一原発

2011年4月1日1時43分



 東京電力福島事務所は31日、福島第一原発で作業員が受ける放射線量を測る携帯線量計の数が足りず、多い日で180人が線量計を持たずに作業していたと発表した。内規を改めてグループに1台で作業を進めてきたが、作業員が不安を訴え、他の原発から線量計を集めて全員に持たせることにした。

 発表によると、線量計は地震前に5千台あったが、津波や建屋の倒壊で320台しか使えなくなった。このため、1人に1台持たせる内規を変更し、一定の条件下でグループで1台だけ持たせ、全員が同じ線量を受けたと見なしていた。

 グループに1台としたのは、事前に作業場所の線量を測って線量に変化がない、作業で受ける総線量が10ミリシーベルト以下である、全員が同じ作業をする、という条件を満たす場合に限り、持っていなかった作業員の線量も把握できていたとしている。

 不足分は福島第二原発や他の原発から集める予定で、作業が大きく遅れることはなさそうだという。福島事務所原子力技術グループの山中和夫課長は「作業員が不安を感じたことは申し訳なく思う」と話した。

 厚生労働省の担当者は「事実とすれば、重要な問題。原発事故が起きた現場で、作業員の健康管理をチェックできる状態だったのかどうか、今後調べたい」と話した。



追加

2011年03月31日 17時30分48秒 | Weblog
@TrinityNYC @isologue @massina しかも記事中に触れられているコロンビア大のJapan Seminarでのカーチス先生の講演もそんなにネガティヴではない。むしろ逆。 http://twurl.nl/lilqak
TrinityNYC宛

tomojiro


これである。

MARCH 28, 2011

Political expert Gerry Curtis on the earthquake, media coverage, and optimism


最初の方だけちょこっとみたが、要するに、日本政府は隠蔽したり嘘を言っていない、と。東京電力・(官僚・自民党)米国の報道はかなり批判されている。NHKは称賛されている。
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更新
追加 最後までみたが、菅はよくやっている、と。日本では社会がすでにまとまっているので、カリスマはいらない、必要なのは、マネージメント。重要な政策をほおっておいてくだらないことで足の引っ張り合いばかりしていたが、やろうやろうといってやらなかった改革ができる一大チャンスである、、。
東北の復興を通して、新しい日本を作り上げるビジョンをもった政治家がいるか、どうか、それとも復興にかこつけて、また、政治家が私腹を肥やすのか、それが大問題である、と。
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サンクス! RT @aquamarine 23日のさまあずはこれかも。http://ow.ly/4pZ7i RT @trinitynyc: RT @tomojiro: @isologue @massina

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tomojiro


これだ。

Economic Nationalism and the World Economy (Complete)NEW YORK, March 23, 2011 - Lawrence Summers, William R. Rhodes, and Kathleen Stephansen assess threats to the world economy with Asia Society's Jamie Metzl.


「日本は貧しい国になるでしょう 」 他で産経が引用しているサマーズ氏の講演、期日と場所が一致しているので、多分これであろう。


、そして、たぶん、

Larry Summers Claims Japanese Earthquake/Tsunami Disaster Will Boost Economy
By David Theroux
Saturday March 12, 2011 at 6:55:19 PM PST


このなかにある、震災当日の日本経済展望についてのインタビューに対する批判を踏まえたものだろうと思う。

飛ばし飛ばしみると、


You can not make yourself richer by breaking a window


窓を壊して金持ちになることはできない、と。


Parable of the broken window
From Wikipedia


穴をほって景気を良くしよう、というケインズ派に対する批判が引用されている。


そして、30分あたりで、
Japan will be poor country because of this tragic event

日本はこの悲劇的出来事のせいで貧乏になるでしょう、と。
(聞き取りがあれなのでなんだが、poorerか?)

と同時に

at the same time in crisis there is an opportunity


禍には機会も伴う、と。

(災害復興によって---ということだろうと思うが)雇用や生産は増加するだろう、と。

また、通常ではできない、流動性を政治システムが促進するだろう、と。


・・・・悪いのには変わらないが、やはり政治によって大きく左右されよう。

(震災当時は東北という地域の特性、先進国での災害の復興の弾力性から、貿易に関する経済的影響は少ないだろう、とみられていた、印象がある。しかし、当該地域での下請け企業など被災・損害、それらに依存する他の企業などへの影響に関する報道が日本では多くされはじめている。)


 産経記事についていえば、本当に会場が静まりかえったのか?そもそも静かだったのではないか?という疑念があり、前後を省略している点は多少ミスリーディングであったのではないか、とも思う。
 
 日本・英語の報道両方ともみられるが、元の資料へのリンクがないと読者に誤った印象を与えることがある。
 ときに、読者をある方向にもっていきたいために、あえて元の資料へのリンクを省いているのかとさえ思えることもある。




 

議員は心意気をみせろ

2011年03月31日 14時57分46秒 | Weblog
 地震・津波と原発という未曾有の災害、しかし、また、大きな危機が押し寄せつつある。
 
 経済的危機である。

 自然災害を発端とはしている。しかし、政治の不毛によって危機が増幅している。
 先送りした改革、予見できた危機に対して何も手を打っていなかったことによって、すでに日本は疲弊していたが、今度の経済的危機の大きさはこれまた未曾有のM9ものになるのではないか?

 にもかかわらず、相変わらず醜い自己保身を図らんとしている議員と官僚をみていると苛立つ。

guardian


Robert Peter Gale, a US medical researcher who was brought in by Soviet authorities after the Chernobyl disaster, said recent higher readings of radioactive iodine-131 and caesium-137 should be of greater concern than reports earlier this week of tiny quantities of plutonium found in soil samples.

But he added: "It's obviously alarming when you talk about radiation, but if you have radiation in non-gas form I would say dump it in the ocean."

Gale, who has been advising the Japanese government, said: "To some extent that's why some nuclear power plants are built along the coast, to be in an area where the wind is blowing out to sea, and because the safest way to deposit radiation is in the ocean.

"The dilutional factor could not be better – there's no better place. If you deposit it on earth or in places where people live there is no dilutional effect. From a safety point of view the ocean is the safest place."


 海水におけるヨウ素、セシウムは懸念はあるものの、影響は少ない。実際、放射能を投棄するもっとも安全な方法が海水への投棄ともいえる。

bbc

30 March 2011 Last updated at 17:13 GMT Share this pageEmailPrint
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Fukushima disaster: Japan fishermen brace for the worst
By Chris Hogg



The amounts would probably be too small to pose a risk to human health. But it's likely they would be large enough to worry consumers whose business, of course,


人体に影響はなくても、消費者の心理に影響する。


Japanese sushi off menu for foreign buyers
Danielle Demetriou in Tokyo 3:56PM BST 30 Mar 2011


日本のスシがメニューから外される。


Japan's fishing industry last year exported £1.5 billion (195 billion yen) of seafood, according to government statistics.


昨年は水産業で1950億円の輸出があった。

BBC

31 March 2011 Last updated at 01:39 GMT Share this pageEmailPrint
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American Airlines cuts flights to Japan as demand falls


 日本への渡航需要が減って、米国の航空会社が、日本へのフライト削減
2011年3月31日





資材流出・売り上げ激減… 震災、中小企業に打撃
2011年3月29日 朝日 


震災「経営に影響」8割 東京中小企業家同友会調べ 日経‎


地震:経営への影響広がる 京都中小企業家同友会が緊急のまとめ 両丹



さらに、

粉じん防止・汚染水処理…放射線物質封じ、長期戦の様相
2011年3月31日 朝日


農業水産関係の輸出産業はおろか、下請けの中小企業と連鎖する大企業も低迷、また、所得の低迷、消費の低迷は経済に疎いド素人にも明かなように思える。

危機に政治が全く追い付いていない。

それとも、まだまだ日本は余裕なのだろうか、あるいは、皆絶望を覚悟しているのであろうか?

まずは、復興の大きなビションを見せて欲しい。大改革をせずして日本の復興はなかろう。

そして、改革には国民の大きな負担が伴おう。その改革の大前提になるのが、


議員定数・議員歳費・政党助成金などの大幅な削減、(現場の公務員ではなく)官僚の歳費カット


であろう。象徴的なものかもしれないが、

指導者たちが身を削らないでは国民の負担をともなういかなる改革も説得力をかく。

削減された定数のなかで、選挙のときにきれい事を連呼して、かつ、落選した国士たる議員におかれては、自衛官ともに汗水ながしてもらいたいものだ。
歳費カットで優秀な官僚が民間に流れるというなら、民間にまかせればいいではないか?

ただ、優秀な人材、企業が日本の政治に呆れて日本脱出することは避けたい。

ぼくには、現在の放射能汚染よりも、政治の反応の鈍さのほうがよほど怖い。


ついでに、


2011年03月31日 12:30

経済

自動車や石油火力は原発より危険である
池田信夫


ここらへんはこれから様々な議論がでてこよう。

現状では、人身への危険性よりも、事故があったときのコストが見合うかどうか、疑問があるところである。

補償額は数兆円規模に…東電、巨額の費用負担
(2011年3月31日11時13分 読売新聞)

「補償額は数兆円規模になるのでは」(経済官庁幹部)との見方もある。


炭坑の事故その他の場合と比較してどうなのだろうか?

避難区域の改変か

2011年03月31日 10時55分18秒 | Weblog


「32キロ離れたら安全」米原子力規制委員長
2011.3.31 09:16

 【ワシントン=柿内公輔】米原子力規制委員会(NRC)のヤズコ委員長は30日、米上院エネルギー・水資源開発小委員会で証言し、福島第1原発から約20マイル(約32キロ)以上離れた場所なら安全が確保できるとの見方を示した。

 先週末に日本に滞在し、福島第1原発の現状などについて調査していたヤズコ委員長は「今のデータによれば、福島第1原発から約20マイル離れたら安全と判断できる」と述べた。

 米政府は3月16日に福島第1原発から半径約50マイル(約80キロ)圏内に住む米国民に避難を勧告。日本政府は20キロ以内の住民に避難を指示していた。委員長はこれについて「当時入手できる情報に基づき、米政府は状況がより悪化する恐れがあるとみていた」と説明した。

 NRCは米国内の既存原発の総点検に乗り出しているが、委員長は「耐震設計など米国内の原発の安全性を確信させる要素はたくさんある」と強調した。


 小委員会で取材したのか、あるいは、元記事があるのか?


 ググると、



Conflicting U.S. and Japan Evacuation Policies Sow Confusion
by Dennis Normile on 23 March 2011



・・・・・
To minimize the chance of exposure to hazardous levels of radiation from the crippled reactors, Japan has ordered everyone other than emergency workers to evacuate from the area within 20 kilometers of the plant. The government recommends that those living 20 to 30 kilometers away stay indoors.

"Japan's measures are in line with IAEA policy," Yukiya Amano, director general of the International Atomic Energy Agency, said at a press conference here on 18 March. He emphasized that IAEA's guidelines are recommendations; each country is free to set its own policy.

・・・・・

The current status of the pool, particularly whether it is leaking, is unclear, according to the latest posting on the situation by IAEA. But at a press conference here yesterday, Shunichi Yamashita, a radiation health expert at Nagasaki University's Atomic Bomb Disease Institute, said that at the moment someone living 31 kilometers from the plant is no more at risk of harm from radiation from the Fukushima plant than someone living in London. The United States's 50 mile recommendation "risks [creating] misunderstandings among Japanese." He added that he "could not understand" how the agency reached its conclusions.

To go along with its recommendation, NRC released a document containing calculated radiation doses at various distances from the plant, based on both a four-reactor and a single-reactor model. Based on a four-reactor model, NRC projected a dose of 150 milliSieverts (mSv) about 24 kilometers out, and, at the 80.5 kilometer limit, a relatively high dose of 99 mSv. A dose of 100 mSv, although it still has no immediate effects, elevates the risk of cancer. Meanwhile, radiation readings from Fukushima Province on 23 March, collected by Japan's Ministry of Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology, show hourly doses about tens of thousands of times smaller than that, with a peak reading of about 0.1 mSv per hour at a station about 30 kilometers northwest of the plant. That elevated level is equivalent to a chest x-ray.

・・・・・
Meanwhile, other scientists are echoing Yamashita's request for NRC to shed light on its black box of a model. In a statement to ScienceInsider, Massachusetts Institute of Technology nuclear scientist Richard Lester said NRC should clarify how it reached its recommendation. U.S. officials "should be very careful to be sure of their facts before making official pronouncements, because when there are differences between what they are saying and what the Japanese government is saying there will inevitably be a negative impact on Japanese public confidence," he wrote.



23日の記事であるが、20キロの避難指示はIAEAの推奨する基準に適っている。31キロの地点に住んでいる人は、ロンドンに住んでいる人と同程度の放射能の脅威しかない、と。かえって、避難範囲を80キロにした根拠となるモデルを教えてほしい、と。



US Nuclear Chief: 20-Mile Evacuation Around Fukushima Is 'Safe Distance'
First Published Wednesday, 30 March 2011


By Tennille Tracy
Of DOW JONES NEWSWIRES
WASHINGTON -(Dow Jones)- The chairman of the U.S. Nuclear Regulatory Commission said Wednesday he believes a 20-mile evacuation zone around the Fukushima Daiichi nuclear plant in Japan represents a "safe distance," given radiation readings around the damaged plant.
"So far, the data coming out of the plant continues to show that a safe distance there is approximately 20 miles," said Gregory Jaczko, testifying before a hearing of a Senate Appropriations subcommittee.
Jaczko's comments follow the release of data from the U.S. Energy Department showing that most, if not all, of the elevated radiation readings were taken within 25 miles of the plant. The data also show that the highest levels of contamination extend in a northwest band from the plant.

Evacuation zones around the Fukushima power plant have been a source of controversy in recent weeks, in large part because the U.S. imposed a 50-mile evacuation policy on March 16 that went beyond Japan's call for a 12-mile zone.

But the U.S.'s decision to clear out citizens and military personnel within a 50-mile radius in Japan also raised questions about the US domestic evacuation policy, which requires only a 10-mile evacuation.

"Can we clear this up?" asked Sen. Frank Lautenberg (D., N.J.) Wednesday, whose state is home to the oldest commercial nuclear plant. "Why not require the same kind of evacuation plan to address the same distance here at home?"

Jaczko defended the U.S.'s domestic 10-mile policy, saying it was a "sufficient" distance to be used as a first response in the case of an emergency, before additional planning can take place. "That is not necessarily the end of any protective action."

Jaczko said his commission is likely to study U.S. evacuation policies during a series of reviews it is undertaking in the wake of the Fukushima disaster.



30日水曜日に、20マイルの避難距離は、現状の原発の放射線の検出量からすれば、安全な距離である、と。


たぶん、80キロというのは過剰反応の面があったのかもしれない。
もっとも、


飯舘村でIAEA基準超える放射性物質、避難区域の拡大圧力も
2011年 03月 31日




[ウィーン 30日 ロイター] 国際原子力機関(IAEA)は30日、事故を起こした福島第1原子力発電所から40キロの村で、避難基準を超える放射性物質が観測されたことを明らかにした。

 この調査結果により、福島第1原発の20キロ圏内を超える範囲に立入禁止区域を広げるよう日本政府に求める圧力が強まる可能性がある。

 IAEAのフローリー事務次長は、記者会見で「最初の評価は、(福島県)飯舘村でIAEAの避難基準を超えたことを示している」と語った。

 また「われわれは注意深い状況判断を行うよう(日本に)勧告し、日本はすでに評価中であることを示唆している」と述べた。



飯舘村でIAEAの避難基準超す放射性物質


 【ウィーン=末続哲也】国際原子力機関(IAEA)のデニ・フロリ事務次長は30日の記者会見で、福島第一原発から北西約40キロにある福島県飯舘村で、IAEAの避難基準を超す高いレベルの放射性物質が検出されたとして、日本側に状況を注視するよう促したことを明らかにした。


 IAEAは今月18~26日、同原発周辺の各地で土壌の放射性物質(ヨウ素131とセシウム137)の量を調べ、飯舘村で1平方メートル当たり2メガ・ベクレルを検出した。これは、IAEAが避難勧告を必要とみなす基準の約2倍に当たるという。
(2011年3月31日11時08分 読売新聞)

IAEA suggests Japan widen exclusion zone near nuclear plant
By Shinichi Saoshiro and Yoko Nishikawa
TOKYO | Wed Mar 30, 2011 10:27pm


他人に言われてからやるようでは遅い。飯舘村の結果が出た時点で、避難地域について、現状におうじた改変を検討中とでも少なくとも発表すべきであった。情報発信が遅れることから、隠蔽しているのではないか、といった誤解が生じるもとになる。


 土壌汚染マップ作成を
(2011年3月31日 読売新聞)


 周辺地域だけではなく、全国規模で大気・水質・土壌・食品などの放射線情報を段取りがつきしだい調査し、随時発表していく予定である、と、表明し、そのように実行すべきだ。

 海外で疑われているのは、周辺地域だけでなく日本全国なのである。

 報道してくれない、という面もあるのかもしれないが、積極的な姿勢を打ち出すべきである。

 そして、先手先手を打たないと誤解が生じる元になる。

更新

IAEA基準超の放射性物質
3月31日



IAEAでは、得られたデータを基に、この放射性物質による放射線が人の健康に与える影響の度合いについて計算したところ、IAEAが避難を促す基準の2倍に当たるとして、日本政府に対して状況を注視するよう求めています。ただ、IAEAでは、今回の放射性物質のデータはあくまで1か所、1回だけの調査で得られたもので、正確な実態をつかむにはさらに継続して調査を行う必要があるとして、今後、日本政府とも連絡を取り合いながら、分析を進めていきたいとしています。IAEA=国際原子力機関は、原子力施設の事故など緊急事態の際、屋内退避や避難などを行う目安となる放射線量を、安全基準として示しています。それによりますと、▽屋内退避の目安としては、全身に受ける放射線の量で、2日間以内で10ミリシーベルトまで、▽避難の目安としては、7日間以内で50ミリシーベルトまでとなっています。また、甲状腺に蓄積しやすい放射性ヨウ素については、甲状腺がんの発症率を上げる危険を考慮して、別に定めていて、甲状腺が受ける放射線の量で100ミリシーベルトを超える場合は、ヨウ素剤を飲むなどの措置を取るとしています。こうした目安は、住民の数が多かったり交通網が整っていなかったりして避難の徹底に手間取る場合などは、柔軟に対応してかまわないとしています。


IAEA勧告要請、安全委「国内判断問題なし」

福島原発
 国際原子力機関(IAEA)が、高濃度の放射性物質が土壌から検出された福島県飯舘村の住民に対し、避難勧告を検討するよう日本政府に促したことについて内閣府の原子力安全委員会は31日、「国内では総合的に判断しており、現状の判断に問題ない」という見解を示した。


 同委員会によると、日本では、空気中や摂取する飲食物に含まれる放射性物質の濃度などを測定し、人へ影響を考慮しているという。

 代谷誠治委員は「我々は、人体に直接的に影響を与える所を評価しているので、より正確である」と説明した。

 一方、経済産業省原子力安全・保安院も31日、飯舘村での累積放射線量を試算した結果、「いま避難する必要性はない」との見解を示した。

(2011年3月31日20時25分 読売新聞)


テレビで大気・水質など放射性物質は減少している、とのこと。




「日本は貧しい国になるでしょう 」 他

2011年03月31日 01時28分42秒 | Weblog


There they go again. CNN World: ".. radioactive contamination across much of northern Japan." Bet U couldn't even FIND north Japan on a map.
about 4 hours ago webから
CNN World おい、なにやってんだよ。3/29「北日本の大部分に放射能汚染が広がっている」って報道している。一体誰のデータを見ているんだ?こんな無責任な報道、許さんぞ。

DanielKahl

via mozu
Stop the Hysteria 6 In Japanese (日本語)

これだろう。


Tokyo (CNN) ― Workers at the crippled Fukushima Daiichi nuclear plant faced a difficult balancing act Tuesday as they struggled to keep reactors cool and prevent radioactive water from leaking into the ocean.・・・・・

The power company said it would increase monitoring in the area, but noted that the amount detected was equivalent to the amounts that fell on Japan following above-ground nuclear weapons tests by other countries in past decades, and posed no health risk to humans.
The element can be a serious health hazard if inhaled or ingested, but external exposure poses little health risk, according to the U.S. Environmental Protection Agency.
The company said the discovery would not change efforts to bring an end to the crisis at the plant, which has spread radioactive contamination across much of northern Japan.
Still, the water found in a maintenance tunnel leading to a turbine building connected with the plant’s No. 2 reactor remained radioactive enough to pose an immediate hazard, authorities reported Monday afternoon.
・・・・・


JPで拾ったリンクにちょっと加えると、



The Wall Street Journal’s “Radiation Levels in Japan”


Graphing Earthquake, Radiation and Water Data in Japan

関東各地環境放射能水準の可視化

Absorbed dose rate measurements accross Europe”

全国放射線量マップ


全国放射線量マップβ版


これだけ、すぐに情報が得られるにもかかわらず、である。

 英語の報道だと、すぐに信じるという傾向のあるひとは注意すべきだ。

 日本のでも海外のでも報道については批判的に読んでいく必要がある。

因みに、海水の汚染について、


Information on the Japan Earthquake and Reactors in That Region

UPDATE AS OF 6:30 P.M. EDT, TUESDAY, MARCH 29



IAEA said the situation was evolving, but that concentrations of radionuclides in seawater would soon drop to lower values by dilution and that the levels in marine food would most likely not reach levels above regulatory limits set for consumption.

In the United States, the U.S. Environmental Protection Agency’s daily data summary from its RadNet radiation air monitors across the United States show typical fluctuations in background radiation levels as of 8:30 A.M. EDT. “The levels detected are far below levels of concern,” EPA said.



 薄まって海洋食物についての影響はないだろう、と。IAEA

Greenpeace: Japanese Government’s Radiation Data is Accurate


Japan Probe


「原発30キロ圏外でも避難勧告を」 グリーンピース

2011年3月30日


の記事を取り上げている。

 政府の発表に懐疑的である必要はあるが、他国のメディアの多くはそもそも日本について信頼していないのではないか、と思われるふしがないわけではない。

 日本政府・企業・日本人発表→嘘にちがいない→隠蔽している。

という構図が当てはまる部分もあったのではないか?

Q プルトニウムとは

 しっかりと知識を入れておく必要がある。

 
A 天然ではほとんど存在しない放射性物質で、呼吸などで体内に入ると骨や肺に沈着し、強い発がん性を帯びる。半減期は非常に長く、体内に入ると放射線を出し続け、排出されにくい。核分裂を起こして膨大なエネルギーを出すため核兵器の材料にもなる

 Q 健康への影響は

 A 28日に検出されたうち事故の影響と考えられるのは2カ所で、濃度は高い方で土壌1キロ当たり0・54ベクレル。過去、海外の核実験の際に国内で観測されたのと同じレベルで、東電は「通常の土壌中の濃度と同じ。人体に問題になるものではない」と説明している。経済産業省原子力安全・保安院や専門家も「ただちに健康に影響はない」との見解だ

 Q どこまで飛んでいるのか

 A プルトニウムは重い元素で、今回は遠くには飛んでいないと考えられている。また、プルトニウムが出す放射線「アルファ線」は、人体に影響は大きいものの空気中では3センチも進めず、紙1枚で遮ることができるとされる。ただ、東電は今後も土壌を定期的に採取して調べるという



原発安定3つのシナリオ 最短で1カ月以上 最悪なら数年
2011.3.30

シナリオ1

「原子炉内の水を循環させ、高温となった水を外から海水との熱交換で冷やすシステムを再稼働」



シナリオ2

「別のルートを使う」


シナリオ3

「注水だけで核燃料を冷や」す・・・・・

1年後には崩壊熱は現在の5分の1程度にまで小さくなる」と指摘。そうなれば、原子炉を満水にして、蒸発で減った分だけ水を補給する安定的な冷却が可能になるとみる。

 だが、「本当の安定までには、そこから数年をみなければならない


その間、周辺地域の放射線の影響度合いをこれから丹念に調査発表していかなくてはならない。

避難地域の住民にはそれを前提とした生活設計を早くたててあげるべきだ。


米国で「東電には経営責任がある」株主代表訴訟も
2011.3.30



「誠に残念ですが、日本は貧しい国になるでしょう」。

放射能漏れや停電が都心部の経済活動を妨げ、消費の低迷につながる


Radiation rises in seawater near Fukushima plant
Japanese officials concede they are no closer to resolving nuclear crisis as high level of radiation is detected in ocean

Justin McCurry in Tokyo
guardian.co.uk, Wednesday 30 March 201


Analysts said a prolonged crisis at the Fukushima plant could place intolerable pressure on the economy. "The worst-case scenario is that this drags on not one month or two months or six months, but for two years, or indefinitely," said Jesper Koll of JPMorgan Securities in Tokyo. "Japan will be bypassed. That is the real nightmare scenario."


危機が長引けば、日本は、無視されるようになるだろう、と。

こちらが心配。

池田信夫


雇用メルトダウン



大前健一


日本経済メルトダウンの危機!大前研一 家計と個人消費の現状


全世代の所得低迷、消費低迷でクラーくなる。まあ、節電ですでに暗いが・・・・

飛ばし飛ばしみたが、100あたりで、政府がすべきことを論じている。

頭のいい人たちの話をきいていると、国債や増税、あるいは、細部でいろいろ意見の違うことはあるが、

規制改革・歳出削減・地方の権限強化


というのはわりに共通しているのではないか?

現在の状況をみても、民間や地方の機動力をさまたげている部分も多い。

復興費用に歳出がまわることを考えると、その他の面での大幅な歳出削減は必須であろう。

今回の原発事故でもわかるように通産省のお偉いさんやら、天下りのシステムが日本に大きな毒をもたらしているともいえる。警官や自衛隊など現場で頑張っている人達の人員、給金を減らせ、とはいわない。
しかし、それ以外でも減らすべきものは沢山あるだろう。

大手のマスコミに頑張ってもらいたい。

 優先順位の政策をきめてぶれないで欲しい。

 つい最近まで、やれ、首相の飲み屋は高級ホテルだ、大臣の絆創膏だ、そんなことで大騒ぎしていたのである。小沢問題にせよ、随分騒いだが、騒いだだけの価値はあったのだろうか?それだけ日本はよくなったのだろうか?政策の進展があったのだろうか?問題でない、といっているのではない。問題に費やす勢力と時間の問題である。

 さらに、子供手当てや高校無償化、などまんべんなくいきわたる福祉を重視したい気持はわかるが、しかし、成長期の日本ならともかく、現在の日本にはそれだけの余裕はない。必要な人にのみ援助をしていくシステムにしていくしかなかろう。



10年後にまた来て見てくれ惨禍に見舞われた日本人の不屈の精神 2011.03.29

 
それでも、ビジネスマンの間では、日本の復興に向けた静かな自信が強まっている。大手銀行のUBSは、失われる恐れのある原子力発電を補うために省エネ技術を見つけることが、日本に新たな創造的使命を与えると予想している。

 そして、気仙沼でも、ダイヤモンドのように強固な商魂が再び芽生えている。家と店を失った若い雑貨店主は、ピックアップトラックを使って露天を始めた。1週間以上も生鮮食品なしで暮らしていた人々に果物を売る商売は賑わっていた。




散髪、みんなの笑顔のために 身重の妻を失った美容師(1/2ページ)

2011年3月31日


何日も避難所をまわった後、安置所に足を運んだ。寝顔のような顔をして妻が横たわっていた。出産予定日は4月23日。「妻と子を守れなかった」という思いだけで、1週間眠れなかった。












国民は不屈の精神で頑張ろうとしている。それについていっていない、その邪魔をしている政治家と政治記者がいるのではないか? 議員も情けないが、しかし、総理のいく飲み屋や総理のかみさんのことで、大騒ぎでできて、議員定数削減 一票の価値など重要な政策問題で大騒ぎできないマスコミもやはりかなりおかしい。


MARCH 29, 2011, 9:40 PM JST
Video: Cherry Blossoms Bloom as Japan Grieves


東日本大震災で花見は… イベント中止相次ぐも、グッズで支援


 恒例の行事が取りやめになっている。確かに東北が深い悲しみにしずんでいるとき、うかれたことをするのは不釣り合いではある。しかし、こうしたイベントも復興への義援金集めなどの機会に使える筈だし、そのように、使うべきだ。
    
[被災地からのメッセージ]


日本製品「購入しない」31% 中国紙調査 放射線懸念

2011年3月30日


 日本よりも日本以外の国で大騒ぎになっている面もあり、こうした傾向は当分続くであろう。

 なによりも、日本は元気ですよ、というメッセージを国内外におくることが国民に勇気を与え、また、国外に日本に対する信頼を回復させる早道ではないか、とも思う。







放射能よりこわい 他

2011年03月30日 12時55分43秒 | Weblog


FEATURE: JET program English teachers in Miyagi say they won't leave
By Junko Horiuchi
SENDAI, March 29, Kyodo
via mozu
・・・・・
''It is overwhelming, mentally and physically to stay here but I want to stay,'' said Katherine Sheu, 25, from Los Angeles, who has taught English at five elementary and junior high schools in the devastated city of Ishinomaki for the past three years.
・・・・・
Edward Clemons, 25, from Chicago, is another English teacher who has fallen in love with Miyagi while taking part in the JET program, which was launched in 1987 to improve Japanese students' foreign language skills and to promote intercultural exchanges.

・・・・・
Canadian Daniel Villeneuve, a Miyagi prefectural advisor for the assistant language teachers, said, ''Everyone is so strongly tied to their community that even though things are this bad, nobody wants to leave. For the JET program, the main goal is grassroots internationalization in communities and we are seeing them,'' following the quake.


異国の地でこんなときでも日本人と協働して手助けをしてくれている英語教師たち。

この危機にお休みしている英語教師、常日頃は”人権活動家”と称されているひともいるようですが・・・
仮にこの危機に及んでデマをながしているとすれば、Akuto ですな。

原発関係にもどると、

Japan Probe

Still No Need to Panic About Radiation Leaks at Fukushima?

海外メディアのヒステリックな論調のなか、常識的で冷静な論調を保ち続ける。
この危機のなか、Japan Probeの批判的理性と常識は証明された。


Japan Nuclear Crisis: Plutonium Leaks From Fukushima Plant
Removal of the Contaminated Water Is Most Urgent Task Now, Japan Officials Say

3 COMMENTS BY NEAL KARLINSKY AND LEEZEL TANGLAO
March 29, 2011



Despite a lack of certainty about what will come next, the International Atomic Energy Agency believes an explosion is unlikely, adding that the reactors seem to be holding pressure despite the leaks.


どうなるかわからないが、圧力を保っているので爆発はないだろう、と。IAEA

これプルトニウムについての記事なのだが、


Japanese Cartoon Character: Drinking Plutonium is Safe!

Japan Probe

プルトニウムの安全性の宣伝している過去のビデオ プルトくん。

そういえば、最近よくでてくる、除染とかプルトニウムで思い出した映画シルクウッド



Silkwood
予告



Silkwood
From Wikipedia


シルクウッド事件とは

 若いときにみた記憶がある。日本で公開されたが、2週間くらいしか公開されなかったような記憶がある。

当時日本でも原発論議がさかんだったんだね。

私も原子力が怖かった―あることの危険性・ないことの危険性 (1981年) [古書] [-]
竹村 健一



March 29, 2011 10:03 AM
PRINT TEXT
Long blackouts pose risk to U.S. nuke reactors



Read more: http://www.cbsnews.com/stories/2011/03/29/501364/main20048270.shtml#ixzz1I0KeG3OV

(CBS/AP)
WASHINGTON - Long before the nuclear emergency in Japan, U.S. regulators knew that a power failure lasting for days at an American nuclear plant, whatever the cause, could lead to a radioactive leak. Even so, they have only required the nation's 104 nuclear reactors to develop plans for dealing with much shorter blackouts on the assumption that power would be restored quickly.


停電すれば、メルトダウンする可能性があるのでは?と。

今回の福島原発の影響は放射能だけではなく、世界の原発政策に波紋を拡げている。


そして、

ネット流言、漠然と「不安」駆り立て 専門家は「普段と違う状態と自覚を」
2011.3.30




福島は危ない、と言われ続ける。そのほうが私たちには放射能よりよほど怖い


地元の人達は、実態にそぐわない風評のほうが放射能より怖い、といっている。

不安を煽るひとがすべて悪意だとは思わない。自分たちも不安なのだろう。しかし、不安に動揺した根拠のない発言がいわれのない地元の人達を傷つけているかもしれないことも自覚していただたきたい。

きめ細かい徹底した情報公開・情報発信が健康被害・風評被害を最小限にしていく最低ラインである。



醜い国家議員

2011年03月30日 12時03分35秒 | Weblog

日経社説
与野党は迅速な復興対策へ責任果たせ

読売社説

11年度予算成立 早期補正で復興に全力あげよ(3月30日付・読売社説)


産経社説

予算成立 政権公約より国難打開だ 首相は国家の再建へ合意図れ
2011.3.30。



朝日社説

予算成立―政治の協働の姿見せよ


東日本大震災で「政治休戦」が表向きは実現したが、与野党ともいまだ小異にとらわれている。未曽有の危機に力を合わせて挑む姿が見えてこない。





毎日社説


社説:震災と国会 駆け引きしている時か




政治不信が一層深まるのを恐れる。国民の信頼を失った政府に、例えば原発が最悪の事態に陥ったような場合の国家の統率ができるだろうか。あるいは、国民に一段の我慢や負担増を求めねばならない時、協力を得られるだろうか。・・・・・

防災服姿のアピールより、国民の代表として結果を出してほしい

・・・・・



すでに一層不信は深まっています。

2011年03月29日 18:57 本 法/政治
失敗の本質
池田信夫





短期決戦のスタンドプレーを好む指揮官:太平洋戦争は「敵を一撃でたたけば戦意喪失して降伏する」という主観的な見通しで開戦した――原発事故の起きた翌日に首相が発電所に乗り込んで、ベントが6時間遅れた。

補給を無視した人海戦術:太平洋戦争の「戦死者」300万人のほぼ半分が餓死だった――原発の作業員は1日2食の簡易食糧で水もろくに飲めず、夜は雑魚寝。

縦割りで属人的な組織:子飼いの部下ばかり集めて意思決定がタコツボ化し、「空気」が支配するため、総指揮官の暴走を止められない――「統合連絡本部」をつくるまで4日もかかり、各省ごとに対策本部が6つも乱立。東電にどなり込む首相を誰も止められない。

情報の軽視:第二次大戦で使われた日本軍の暗号は、ほとんど米軍に解読されていた――東電と保安院と官房長官がバラバラに記者会見して一貫性のない情報を流し、首相の演説にはまったく中身がない。

「大和魂」偏重でバランスを欠いた作戦:インパールのように客観的に不可能な作戦を「勇敢」な将校が主張すると、上司が引っ張られて戦力を消耗する――使用ずみ核燃料にヘリコプターで放水する無駄な作戦を「何でもいいからやれ」と官邸が命令し、かえって国民を不安にする。


なるほど。


評論家・西尾幹二 最悪の中の最悪を考えなかった
2011.3.30



 東北は津波のたえない地域である。設計者はそのことを当然知っていた。東京電力は今回の津波の規模は「想定外」だというが、責任ある当事者としてはこれは言ってはいけない言葉だ。たしかに津波は予測不能な大きさだったが、2006年の国会で、共産党議員がチリ地震津波クラスでも引き波によって冷却用の海水の取水停止が炉心溶融に発展する可能性があるのではないかと質問していた。二階俊博経産相(当時)は善処を約していたし、地元からも改善の要望書が出されていたのに、東電は具体的改善を行わなかった。

 同原発は原子炉によっては40年たち、老朽化してもいたはずだ。東電が考え得るあらゆる改善の手を打っていた後なら、津波は「想定外」の規模だったと言っても許されたであろう。危険を予知し、警告する人がいても、意に介さず放置する。破局に至るまで問題を先送りする。これが、日本の指導層のいつもの怠惰、最悪の中の最悪を考えない思想的怠慢の姿である。福島原発事故の最大の原因はそこにあったのではないのか。


同意しない部分もあるが、しかし、この思想的怠惰については同意する。


 こうした風潮をそのままにしている、こうした、醜く無能な議員をそのままにしているマスコミや国民にも責任がある。

 国の機動力のなさにさすがにあきれて、地方が動き出している。

被災地の復興事業代行制、関西広域連合が国に創設提言へ(1/2ページ)

2011年3月30日


大阪、兵庫、京都など7府県でつくる関西広域連合(連合長=井戸敏三・兵庫県知事)は29日、兵庫県災害対策センター(神戸市中央区)で広域連合委員会を開き、東日本大震災の被災地以外の自治体が復旧事業にあたることができる「代行制度」の創設など、被災地の復興に向けて国に緊急提案することを決めた。



福島県「地産地消」で野菜の安全性アピールへ


国の放射線規制値を下回ったイチゴやトマトなど15品目を食品売り場にずらりと並べ、まずは「地産地消」で県内から安全性を訴えていく。

 福島県産のホウレンソウなどの野菜11品目と加工前牛乳から食品衛生法の暫定規制値を上回る放射性物質が検出され、首都圏の市場では、問題のない農産物まで敬遠される風評被害が広がっている。

 このため、県では、「まず県内で足場を固め、安全だという認識を広める」(県幹部)作戦を取り、規制値を下回った野菜を店頭に並べることになった
2011年3月30日



 さらなる国債発行に対する賛否、増税に対する賛否など復興政策については様々な議論があるのだろう。

財務省主導の「復旧」ではダメ!「復興」は新設する「東北州」に任せ、
福島に国会と霞ヶ関を移転せよ円高に苦しんだ阪神大震災の過ちを繰り返すな
2011年03月28日(月) 高橋 洋一
高橋 洋一高橋洋一「ニュース



中央省庁ではなく、東北人が仕切る組織に

 最後に、復興を機能させる組織だ。権限、財源、人間の三ゲンを与えて、そのまま道州制「東北州」になるように、復興院組織を作るべきである


 
 どんな政策になるにせよ、しかし、

 せめて、大幅な国会議員定数削減、議員歳費削減をしない限り、これから要請される国民への負担について国民から納得を得られることはできないだろう。

 まずは手っ取り早くそちらをすこしでも復興費用に充てるべきだ。

 マスコミもその点大いにさわいでもらいたいものだ。

そして、党利党略に巻きこまれることなく、論ずべき優先順位を無視した国会審議の時間配分などについても、大いに批判すべきだ。


炉心溶融を震災当日予測 応急措置まで半日も


こうした問題があるにせよ、それはいま国会で審議すべき問題でもないし、かりに、やっても国会で決着が付く問題でもなかろうし、いまは他にやるべき問題が山積している。

 震災前からそんなことばかりやってきた。

 国会がかわらなければ、この国も駄目になる。


 






元気な東京から、風評・不安被害封じ込めを

2011年03月29日 17時20分34秒 | Weblog
被災地でなくても不安・動揺 保健室駆け込む子が急増(1/2ページ)

2011年3月29日1


困ったものである。

子供だけでない。
無知あるいは不安、あるいは、悪意によって大人にもさらなる不安の増殖が起きている。


海外でも現実の条件を加味しないで、こうなったら、云々ということで、最悪の事態を煽っている報道もある。

しかし、最悪の場合でも、


◎動画
大前研一 最悪のシナリオ・メルトダウンしたらどうなる?

3月17日に収録されたものです。


 原爆の話で10キロ、15キロという数字がでてくる。比較になるかどうかわからないが、
 原爆症認定に関する限り、

積極認定:被爆状況と申請疾病の2つの条件がそろった場合
被爆者の被爆状況
被爆地点が爆心地より約3.5キロ以内である者
原爆投下より約100時間以内に爆心地から約2キロメートル以内に入市した者
原爆投下約100時間が過ぎた後から、原爆投下より約2週間以内に、爆心地から約2キロ以内の地点に1週間程度以上滞在した者
広島の場合:昭和20年8月13日より前頃、長崎の場合:昭和20年8月16日より前頃以後から1週間以上、連続して爆心地から2キロメートル以内の場所に滞在(寝泊まり)した場合。

とのことである。



福島原発に関する見解と東京の安全性について 2011/3/17
(3/19、表題含め一部更新しました)


冷却ができない方向であれば、危険度は大きく増えます。すなわち、原子炉にある燃料の、社会で言われている溶融(実際は燃料を包む被覆管の高温腐食)が進んで、燃料は崩れて炉心は崩壊するでしょう。そうなると再臨界になって核分裂反応が始まるのではないかと心配する人もいます。しかしながら、それには核反応を起こす中性子を生み出す水が必要ですし、また中性子を吸収するホウ素が使われているようなので、再臨界の心配はないと思います。このときでも待避した住民は十分に管理された状態にありますから、被曝の危険性は軽微でしょうが、待避できない人、例えば現場で戦っている東電の職員や作業員の方々には重傷者や犠牲者も出てくるでしょう。

それでも東京都民は安泰です。放射能は大気の流れに沿って拡散して広がり、広がった分だけ薄まりますから、距離が離れれば離れるほど危険度は低下します。例えば発電所の発生点で1時間あたり100ミリシーベルトであった放射性物質が東京方向の風に乗って流れたとすると、1キロ離れていれば1ミリシーベルト、10キロ離れれば0.01ミリシーベルト(10マイクロシーベルト)と低下します。東京は福島から100キロ以上離れていますから、さらに0.0001ミリシーベルト(0.1マイクロシーベルト)以下となり、東京都民のリスクは、10キロ圏内にいる福島県民のそれよりもずっと低いものです。(この距離による低減効果は概念を示す安全サイドのもので、実際は、風向きや風速などの条件でこれよりかなり低くなります。)




「最悪のシナリオ」という脅しに騙されないために
2011.03.19 20:23:58 by 深水英一郎(ふかみん) category : ガジェ通 Tags : 地震 寄稿 東北地方太平洋沖地震 東日本大震災 田口ランディ


「1つの原子炉がメルトダウンしても、被害が出るのは50キロ圏内。2つ以上の原子炉がメルトダウンしても、被害はあまり変わらない。現在の20キロ圏内の避難勧告は、妥当な判断。」という記述は理にかなっていると考えます。





「再臨界の可能性は極めて低い」 日本システム安全研究所・吉岡律夫代表
2011.3.27 18:28


原子炉でも核燃料プールでも、再臨界が起きる可能性は非常に低く、放射性物質が大量に放出されるということはありえない。





「最悪シナリオ」はどこまで最悪か~楽観はできないがチェルノブイリ級の破滅的事象はない見込み~
2011.03.26 07:00:29 by 深水英一郎(ふかみん) category : ガジェ通 Tags : 地震 東北地方太平洋沖地震 東日本大震災 福島原発



首都圏や仙台などの大都市の避難勧告のような事態は、おそらく避けることができるものと判断できるのではないか。

・ ただし、最悪シナリオが生じた場合に放出される放射能は、これまで一時的に放出された放射能よりも桁違いに多い可能性があるため、状況の推移によっては、現状の避難範囲(避難20km、屋内退避30km)の再検討やヨウ素剤の配布計画、広範な地域で被曝を最小限に抑えるためのマニュアルの周知徹底などが必要と考える。





WHOの「飲用水の安全性について」は必読

2011年3月25日




「子供にヨード剤を!」チェルノブイリ現地支援の菅谷昭医師
2011/3/28


厚労省は一昨日(2011年3月26日)、全国の水道事業者に対して、雨が降った後は川などからの取水を減らすか停止するようにとの通知を出した。福島・川俣町で行った子どもの被曝調査では、甲状腺から微量の放射線量が測定された。




「私なら避難圏内でもとどまる」チェルノブイリ治療のロバート・ゲール医師
2011.3.29


ということだから、 今回の福島原発に関して、現状でも、そして、合理的に考えられる最悪の場合でも、東京は安全、従って安心してよい、といえるのではないか?

 政府の機関から独立した科学者ーー文化評論家ではなくーーーが頑張ってもっと発言してもらいたい。

 いや、危険だ、と思う方はどういう根拠でどういう危険があるのか、具体的に教えてほしい。

(避難地域および、その地域の児童の扱いについてはきめ細やかな対応が必要であろう。)

 現実の条件を無視・軽視して安心だと思うのも幼稚だが、現実の条件を無視・軽視して不安になる、あるいは不安を煽るのも幼稚である。(海外の、あるいは、日本のでもそうかもしれないが、一部の報道にはそういうものがある。)

 現状でも、最悪でも安全なら自粛を徐々に解除して、電力量などは考慮しながら、なるべく普通の生活、例年の行事を復活させたほうが都民の安心感にもつながるし、また、海外を含めた他の地域に、東京は安全・安心・元気だ、というメッセージを送ることが、かえって、被災地の復興につながるのではないか、と思う。

 元気な東京から被災地救援復興援助をする方に集中すべきだ。


なお、
福島第一原発 現状と今後とるべき対応策 (大前研一ライブ580)動画


も今後の対応として参考になる。ほうれん草の警告のしかたなども参考になる。


年間許容量を超える放射線がXXから検出されました。XXを毎日一年間食べると問題がでるかもしれません。念のため食べるときはよく水洗いするなどご注意下さい。また、生産者の方は出荷前に検査を受け特に高い値のロットに関しては、出荷を手控えて下さい。


と説明すれば、消費者もわかりやすいし、生産者の風評被害も最小限になるのではないか、。

生きている、生きなきゃ、行かなきゃ

2011年03月29日 16時30分41秒 | Weblog
津波の中で抱きしめた 母娘3人、35分の生還劇(2/4ページ)

2011年3月29日


・・・・・
「ここからは出られない」
・・・・・
ガシャーン。窓ガラスが水圧で割れ、猛烈な勢いで水がなだれ込んできた。
 「だめだ」
・・・・・
 「ママ、しゃっこい(冷たい)」
・・・・・
「私たち3人、こんなに早く死ぬんだ。人生あっけなかったな。こんなので死ぬんだ


「苦しいんだね。ごめんね、ごめんね」


「どうせ死ぬなら絶対離れたくない。この手は絶対離さない」

2人の体をギュッと抱きしめた。静かに楽になりたいと思った。

どのくらいたっただろうか。つむった目の上が白んできた。

 「脳に酸素が行かなくなったのかな」。遠のく意識で思った。

・・・・・

目の上がさらに明るくなった。口を開けた。息が吸えた。目を開けた。ぐちゃぐちゃの部屋が目に映った。水が引き、足は床に着いていた。

 「えっ?」
・・・・・
「生きている」
・・・・・
「生きなきゃ。行かなきゃ」
・・・・・
 「あのね、日常ってすっごく幸せなことなんだよ。もう駄目だって諦めたけど、今こうして私たちは生きていて、温かい食事をいただいて、足を伸ばして寝ることができます。なにより、隣に、侑胡と侑杏がいる。命があって思うこと。みんな、大好きです。ありがとう」・・・・・




作業員の増員を

2011年03月29日 09時59分36秒 | Weblog
原発事故めぐる週刊現代VSポスト 「危険強調」路線と「恐怖あおるな」派
2011/3/28 19:04



福島第1原発事故をめぐり、週刊現代と週刊ポストの路線の違いが目立っている。現代が、「『放射能汚染』列島 全情報」などの見出しで危険性を前面に出す一方、ポストは「生半可な知識で恐怖心を煽ることを慎むべきだ」との立場を鮮明にしている。

2011年3月28日に首都圏の書店などに並んだ週刊現代(4月9日号)と週刊ポスト(4月8日号)の最新号は、原発事故や「放射能」関連情報について対照的だった。
現代「本誌の試算では『安全』なんて、とても言えない」

週刊現代の原発関連記事の見出しは、「『体内被曝』は始まっている」「世界の常識『安全な被曝』なんてありえない」などとなっている。一方週刊ポストの方は、「実は普段から食べている『放射線を受けた食品』」「米ソ冷戦時代は日本中が高濃度放射線下だった」といった調子だ。

現代は、見出しに続く前文風の項目紹介で「『人体に影響は及ばない』 政府はそんな認識で本当にいいのか。本誌の試算では『安全』なんて、とても言えない」とうたっている。記事ではたとえば、「ECRR(放射線リスク欧州委員会)のクリス・バスビー博士」の「私がリーダーならば、東京の人も絶対に避難させます。なぜなら福島原発はまだ放射性物質を放出しつづけています。(中略)避難させずに後でがん患者が増えたらどうするんですか」というコメントを紹介している。

ポストの小見出しは、「広島、長崎でも『遺伝的異常』は全くなかった」「『決死隊』より宇宙飛行士のほうが被曝していた」などだ。前文では、「こういう時こそ、生半可な知識で恐怖心を煽ることを慎むべきだ」として、「放射能をどれくらい恐れるべきか、恐れなくていいのか」をレポートする、としている。


 こうした二つの傾向は続くのかも知れない。
 危険を警告するのは大切なことだが、不十分な根拠に基づくなら、地域に消し得ない風評被害と社会を混乱させるだけである、ということも頭にいれておきたい。

被曝限度量の緩和提案 国際放射線防護委、移住回避促す

2011年3月26日19時41分



 国際放射線防護委員会(ICRP)は、原発事故などが起きた後に周辺に住む人の年間被曝(ひばく)限度量は、2007年の勧告に基づき、1~20ミリシーベルトの範囲が妥当とする声明を発表した。日本の現在の基準は、一律に1ミリシーベルト。福島第一原発事故の影響が収まっても、放射能汚染は続く可能性があると指摘し、汚染地域の住民が移住しなくてもいいよう、日本政府に配慮を求めた形だ。

 ICRPは専門家の立場から、放射線防護に関する勧告を行う組織。声明は、21日付で発表された。

 07年の勧告では、一般の人が年間浴びてもいい放射線量を三つの範囲で設定。緊急時は20~100ミリシーベルト、緊急事故後の復旧時は1~20ミリシーベルト、平常時は1ミリシーベルト以下とした。

 今回の声明はこの勧告を紹介したもので、原発事故の影響を受けた地域に住民が住み続ける場合は、1~20ミリシーベルトの範囲内で検討するという考え方を紹介した。この地域も、長期的には1ミリシーベルト以下にすることが目標だとした。

ICRPは通常、各国の個別事例については言及しない。しかし今回は、「日本で起きた悲劇的な出来事に、深くお悔やみ申し上げます」と述べる異例の内容となった。

 福島県南相馬市の25~26日にかけての1日の放射線量は計0.028ミリシーベルト。1ミリシーベルトを基準とすると、約1カ月で超えてしまう。現在の線量が続くと仮定すると、年間総量は約10ミリシーベルトのため、20ミリまで引き上げた場合は、移住の必要はなくなる。一般的に放射線の被曝量が100ミリシーベルト以下なら、健康への影響は心配ないとされている。

 日本アイソトープ協会の佐々木康人常務理事は「ICRPの基準はもともと、余裕を持って設定している。日本の基準はさらに、厳しめの数値を取っている。1~20ミリシーベルトという数字なら、健康に全く影響はない」と話している。





INTERNATIONAL COMMISSION ON RADIOLOGICAL PROTECTIO


For the protection of the public during emergencies the Commission continues to recommend that national authorities set reference levels for the highest planned residual dose in the band of 20 to 100 millisieverts (mSv) (ICRP 2007, Table 8).
When the radiation source is under control contaminated areas may remain. Authorities will often implement all necessary protective measures to allow people to continue to live there rather than abandoning these areas. In this case the Commission continues to recommend choosing reference levels in the band of 1 to 20 mSv per year, with the long-term goal of reducing reference levels to 1 mSv per
year (ICRP 2009b, paragraphs 48-50).
The Commission continues to recommend reference levels of 500 to 1000 mSv to avoid the occurrence of severe deterministic injuries for rescue workers involved in an emergency exposure situation. This means that it will be justified to expend significant resources, both at the planning stage and during the response, if required, in order to reduce expected exposures to below these levels (ICRP 2007, Table 8
and ICRP 2009a, paragraph e)


ここらへんも重要な数字



炉冷却か、汚染水阻止か…両立困難な作業

 詳しいルートなどは分からないが、使用済み核燃料一時貯蔵プールや、原子炉を冷やすために大量に注入している水が、破損した核燃料棒で汚染され、漏れ出している可能性がある。

 トレンチの水があふれると、海に流れ出したり、土壌にしみこんだりする危険性がある。一方、貯蔵プールや原子炉の冷却を止めることもできない。
(2011年3月29日08時44分 読売新聞)


プルトニウム、燃料棒溶融を裏付け…枝野長官


 枝野官房長官は29日午前の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の敷地内の土壌から放射性物質のプルトニウムが検出されたことについて、「燃料棒から出ているのはほぼ間違いないだろう。燃料棒が一定程度、溶融したと思われることを裏付ける。大変深刻な事態だ」と述べたうえで、「周辺部への影響をいかに阻止し収束させるかに全力を挙げていく」と話した。



(2011年3月29日10時16分 読売新聞)

産経社説

福島原発危機 「長期化」覚悟で対応を 最悪回避へ努力を尽くそう
2011.3.29


日経社説
原発事故収拾は長期戦覚悟

長期戦は必至にもかかわらず、

原発修復、極限の数百人…1日2食、雑魚寝
(2011年3月29日)


これでは、やっていけまい。

「原発抑え込み」作業員足りない!数万人規模の動員必要
2011/3/28 12:32


チェルノブイリでは60万人

菊池氏は原発の今後について、「なかで水を循環させて冷却させながら、(建屋の)外を放射能を防ぐための石棺で覆うしかない」と言う。中島教授も、原発の大気への放射能漏れを収束させた後、なにかで1年がかりで覆い、10年、20年がかりで解体するというシナリオを示した。「はー、なるほど。気が遠くなるな」と、これを聞いた鳥越俊太郎。
また、第一原発ではローテーション制で50人(全体で数千人?)程度の人員が懸命に作業していると思われるが、菊池氏は作業員の数が「少なすぎる」と指摘。チェルノブイリ事故では60万人の作業員をあっという間に集めたといい、「4機もこんなことになっていたら、一人当たりの被曝量を抑えるためにも、何万人もいなきゃダメだ」と語気を強めた。


という意見もある。


 速やかに、企業間、官民の垣根を越えて作業員の増員をはかるべきであろう。

そのほか

2011年03月29日 01時03分23秒 | Weblog





Surprised no-one has yet mentioned this piece suggesting Japanese who act foreign can be annoying: http://is.gd/baKjm0 (J)
約6時間前 TweetDeckから
1人がリツイート

Mulboyne


というわけで、私もとりあげよう。

初対面の合コンでハグにキス…外国かぶれ「行動が目障り!」
★「外人っぽい言動のウザ人間」研究
2011.03.22


わりに爆笑話もある。



彼らのような海外にかぶれている人に共通するのが、「なぜか日本をバカにする」という傾向です。なにかうまくいかないことがあると、「自分を認めない日本が悪い! 自分は悪くない」と根拠なしに言い切る頑なさには頭が下がります。


これは、在日外国人のなかにも一部いるところをみると、こうした一部の日本人、英語で記事を書く一部の日本人”記者”の外国かぶれぶりはかなり徹底しているのかもしれない。

ところで、外人ノーズは人種差別的変装道具として社会問題化しうる、という点についてマスコミの認識がたりない。


毒劇物の容器散乱、家屋内にも 宮城沿岸の工場から流出(2/2ページ)
2011年3月28日


 当面の危険としてはこっちのほうが高いのだが・・・・

中国ヘリ、海自艦にまた異常接近 東シナ海ガス田の東方
2011年3月27日


ロシア機接近 外相はなぜ抗議せぬのか
2011.3.27


容赦ないですな、国際社会は。

「外国人窃盗団」「雨当たれば被曝」被災地、広がるデマ(1/2ページ)
2011年3月26日


・・・・・

「暴動が起きているといったあらぬうわさが飛び交っています。惑わされないよう気を付けて下さい」

 宮城県警の竹内直人本部長は、この日、避難所となっている仙台市宮城野区の岡田小学校を訪れ、被災者に注意を呼びかけた。チラシを受け取った女性(43)は「犯罪はうわさほどではなかったんですね」と安心した様子を見せた。県警によると、110番通報は1日500~1千件程度あるが、目撃者の思い違いも少なくないという。

 しかし、被災地では数々のうわさが飛び交っている。「レイプが多発している」「外国人の窃盗団がいる」。仙台市の避難所に支援に来ていた男性(35)は、知人や妻から聞いた。真偽はわからないが、夜の活動はやめ、物資を寝袋に包んで警戒している。「港に来ていた外国人が残っていて悪さをするらしい」。仙台市のタクシー運転手はおびえた表情をみせた。

 流言は「治安悪化」だけではない。「仮設住宅が近くに造られず、置き去りにされる」「電気の復旧は10年後らしい」。震災から1週間後、ライフラインが途絶えて孤立していた石巻市雄勝町では、復興をめぐる根拠のない情報に被災者が不安を募らせた。「もう雄勝では暮らせない」と町を出る人が出始め、14日に2800人いた避難者は19日に1761人に減った。

 健康にかかわる情報も避難者の心を揺さぶる。石巻市の避難所にいる女性3人には18日夜、同じ内容のメールが届いた。福島原発の事故にふれ、「明日もし雨が降ったら絶対雨に当たるな。確実に被曝(ひばく)するから」「政府は混乱を避けまだ公表していないそうです」と記されていた。女性の1人は「避難所のみんなが心配しています」という。・・・・・
過去の震災では、1923年の関東大震災で「朝鮮人が暴動を起こす」とのデマが流れ、多数の朝鮮人が虐殺された。95年の阪神大震災では、大地震の再発や仮設住宅の入居者選定をめぐる流言が広がった。

・・・・・


パニックになると、暗示性が高まる。

今回、ネットによってデマも流れたが、正確な情報も流れている。情報の流れを止めずに、正しい情報が流し続けることが重要だ。



Earthquake Information
The Multilingual support center for the Touhoku Earthquake out at Pacific ocean


日本語が苦手なひとむけの地震情報。ご利用下さい。

また、

被災外国人向け電話相談 日英中・ポルトガル語に対応

2011年3月29日0時52分



 東日本大震災で被災した外国人向けの電話相談を、日本弁護士連合会などが29日から始める。解雇や給料未払いなど仕事上のトラブル、家賃や住宅ローンの問題、帰国に伴う入管手続き、在留資格の問題、家の全半壊や身内を亡くしたことに関する手続きや保険、相続の問題などの相談に弁護士が応じる。5月27日までの平日の午前10時~正午まで、03・3591・2291で受け付ける。当面は日英中の3カ国語のほか、ポルトガル語に対応。対応言語は増やすことも検討している。相談は無料だが、電話代は自己負担となる。

というのもある。
ご利用下さい。




動画
Prayers from kibera for Japan ~祈り~ キベラから日本へ

世界から様々な声がある。こういうのもうれしい。



「気仙沼水産業の担い手」外国人研修生、津波で離散(2/2ページ)
2011年3月26日

「元気でね。泣かないの」。宮城県気仙沼市の水産加工会社大島水産で働く伊藤あつ子さん(60)は、握った手を離そうとしない中国人研修生、李怡(リー・イー)さん(26)を抱きしめた。震災後、不安げな姿を見て、伊藤さんは避難所の同じ教室で寝泊まりしてきた。「ずっと一緒にいてくれた。お母さんみたいな人。離れたくない」。李さんは泣いた。

 帰国のため、中国大使館が用意したバスに乗り込む李さんら約30人の研修生を、伊藤さんは無理に笑顔を作って見送った。

 会社の大島忠俊社長は、避難所を回り研修生を捜した。現金の手持ちがなく、働いてきた分の給料の支払いを約束した「保証書」を持たせて研修生を送り出した。「3K(危険、きつい、汚い)で、働き手の少ない職場を支えてくれる貴重な子たちだった。無事に送り返せてよかった」

 気仙沼市は20年ほど前から水産加工場などで外国人研修生を受け入れてきた。被災当時、中国人約300人をはじめ、フィリピン人やインドネシア人ら計約460人がいた。多くが研修生だった。

 漁船員として働いてきたインドネシア人たちの元にも大使館から迎えが来た。気仙沼漁協所属の近海マグロ漁船、第71大喜丸(前田晃寿船長)のインドネシア人船員8人は、避難場所から、津波に流される愛船を見た。水が引くと船は大破して川のほとりに乗り上げていた。エル・リフィンさん(28)は「いったんインドネシアに帰りたい。少しずつ忘れないとつらい」。
大使館の車に乗り込む前、ムギ・ヤントさん(28)は前田さんに「がんばって。また仕事を始めたら、どんなことでも手伝うから」。前田さんは「よし、なんか考えとくから待ってろ」と威勢良く答えてにじんだ涙をごまかした。市内のインドネシア人船員55人が気仙沼を離れ、東京に向かった。

 同県塩釜市の沖では、大分県漁協保戸島支店所属のマグロはえ縄漁船第3くに丸(小山国友船長)のインドネシア人船員4人の行方が分からないままだ。震災の日、次の漁に備えて拠点の塩釜港に停泊していた。だが、大津波の被害を避けようと、沖に出たところで波をかぶった。第1波で計器類が壊れ、窓ガラスが破損。4人は船員室から外に出たところで、第2波にさらわれたという。


インドネシア・フィリピン人の看護師候補、16人が合格

2011年3月25日14時21分



 厚生労働省は25日、経済連携協定(EPA)に基づきインドネシアとフィリピンから受け入れた看護師候補者の16人が看護師国家試験に合格したと発表した。そのうち、この夏に滞在期限を迎えるインドネシアから来日した91人の中から、13人(合格率14.3%)が合格した





看護師試験合格のインドネシア人「被災地に行かせて」 
2011.3.25 22:23




 看護師国家試験に合格した兵庫県姫路市のインドネシア人スワルティさん(32)が25日、勤務先の姫路赤十字病院で記者会見。東日本大震災に触れ「できれば(被災地に)行かせてほしい」と涙ながらに話した。

 来日前はジャカルタ市内の病院に6年勤務。平成16年のスマトラ沖地震では、現地で災害医療に携わった。

 合格についてスワルティさんは「すごくうれしい。たくさんの人に感謝しています」と笑顔で話し「インドネシアが被災したときも多くの日本人が手伝ってくれた。小さい力だけれど、手伝わせてほしい」と訴えた
20年8月に来日。姫路赤十字病院で働きながら毎日8時間以上勉強し、3度目の挑戦で合格した。


国籍を超えた新しい友情も芽生えつつある。


Opinion
Japan desperation calls for global measures
World owes tsunami relief to country known for its 'generous' assistance to many others during times of need.
Vaclav Havel,Desmond Tutu, Richard von Weizsacker Last Modified: 24



Giving back to Japan

Japan has done its part. For decades, the Japanese have been generous in supporting people around the world in times of need, providing extensive financial assistance to developing countries and spearheading rescue and relief activities when disasters have struck. Now it is time for the international community to step up and show the same concern for Japan.


デズモンド・ムピロ・ツツ

よろしくおねがしまーす。

避難地域の柔軟な対応を

2011年03月28日 23時10分46秒 | Weblog
東京人は本当に買い占め必要か? 伊集院静さん
2011.3.28

 被災から5、6日目、多くの遺体が見つかっているというニュースをラジオで聞いた。周りは死者ばかりなんだ…自分は生きているが、本当に生きているのか? なんでこんな切ないんだという悲しみが来た。男の私でそうだから、お年寄りや女性、子どもはもっとだ。ケアしないとその人の一生にかかわる。被災者の近くの人はなるべく声を掛けてほしい。

 寒さと余震に震えた。東北の救援が大事なのに、東京からのニュースは原発ばかりで、怒りが込み上げた。人々を生きて救い出してほしいと願った。


切実。

復興財源に歳費300万削減…民主・自民・公明

民主党の岡田幹事長は会談後、記者団に「国会議員は公職選挙法で寄付ができないので、議員歳費から差し引く形で震災対策に役立てていく」と述べた。

(2011年3月28日20時02分 読売新聞)


立法府なんだから、今回に限って法律変えればいいじゃん?
寄付金額を公表したりして。
というより、歳費とともに、議員定数削減もなぜできない?

首相の原発視察は「勉強のため」 原子力安全委員長

2011年3月28日、


勘弁してくれよ。そんなことタブロイド紙にでも騒がせておけばいいだろう。足の引っ張り合い。歳費の無駄。

大気中の放射線量、さらに低下 福島や関東地方(1/2ページ)

2011年3月28日





ということで、各地大気中の放射線量は低下

「健康被害ほとんど問題ない」 原発事故で国立がん研 

2011年3月28日22時51分



 国立がん研究センター(東京都中央区)は28日、福島第一原発事故による人体への影響について「原子炉で作業をする人を除けば、現時点で健康被害はほとんど問題はない」との見解を発表した。飲食物の基準も「十分すぎるほど安全といえるレベル」と指摘、冷静な対応を呼びかけた。

 同センターは13日から敷地内で放射線量の測定を開始。28日まで、人体への影響が心配される値を大幅に下回っている。同センター中央病院の荒井保明・放射線診断科長は「東京のほかの地域でも、入手できるデータを見る限り、問題ない」と説明した。


もっとも、不安でいたたまれない人達もいるし、その不安がデマを助長する。

原発事故の見通し「神のみぞ知る」と経産副大臣

 池田元久経済産業副大臣は28日の参院予算委員会で、東京電力福島第一原子力発電所事故の今後の見通しについて、「予見しうる最悪の事態を考えているが、それ以上は神のみぞ知るだ」と述べた。


最悪の事態を「考えて」あとは神頼みにするのではなく、打開策の見通しのない現地点では、長期化することは必至のようなのだから、プラントが安定はしているが、進展のない今のうちに、最悪の事態に応じた具体策をとっておくほうが国民生活もかえって安定し、被災された方々の救済、地域の復興に集中できるのではないか?

最悪のシナリオについて、

東日本大震災 ワーストシナリオ考えよう (2/2ページ)
2011.3.24


日本は海の方向に強い風が吹いてくれるように願うこともできるが、ここで、どのような状況が起これば最悪のケースに至るのか考えてみよう。もう一度、地震と津波が起これば必ずそうなるはずだ。ばかげていると思うだろうか。そうでもないのかもしれない。11日の地震はより大きな地震の前触れに過ぎないのかもしれない。


などという人もいるようである。しかし、明日、UFOの襲来する可能性よりは高いかも知れないが、さすがについていけない。


「再臨界の可能性は極めて低い」 日本システム安全研究所・吉岡律夫代表



原子炉でも核燃料プールでも、再臨界が起きる可能性は非常に低く、放射性物質が大量に放出されるということはありえない。


というひともいるが、

「最悪シナリオ」はどこまで最悪か~楽観はできないがチェルノブイリ級の破滅的事象はない見込み~
2011.03.26、


したがって、首都圏や仙台などの大都市の避難勧告のような事態は、おそらく避けることができるものと判断できるのではないか。

・ ただし、最悪シナリオが生じた場合に放出される放射能は、これまで一時的に放出された放射能よりも桁違いに多い可能性があるため、状況の推移によっては、現状の避難範囲(避難20km、屋内退避30km)の再検討やヨウ素剤の配布計画、広範な地域で被曝を最小限に抑えるためのマニュアルの周知徹底などが必要と考える。


という人もいる。かなり厳しい条件での見通しであり、こうした最悪のシナリオの可能性が高いとはいえないだろうし、また、こうした見解が他の専門家たちの間でどう評価されるか、これはまた一つの問題であろうが、合理的な範囲で妥当な線を考えるべきであろう。

 なお、原発から北西で高い放射線量 避難地域を超えて広がる
2011/3/28

同心円にこだわらず気象状況や線量観測結果に基づく柔軟な対応が今後求められそうだ。




The Situation in Japan (Updated 03/25/11)

 同心円にこだわる必要もない。

 たしかに、どんなにやっても不安がる人はいつまでも不安をもちつづけるだろう。ゼロか1か、絶対にないか、あるか、の発想でいけば、その意味での絶対の安心は得られない。この意味での安全、安心が必要なら、脱飛行機、脱自動車、の運動をすべきであろう。。

 また、コロコロ避難地域がかわるのもかえって不安を助長させる危険もある。

 が、漠たる不安を漠たるものにしておかないで局所に集中させて、合理的に考えられる最悪の事態に対策をいまのうちにとっておいたほうが、原発への収束化への作業の集中、被災地の支援復興への集中、その他の地域の平常化が促進されるのではないか、とも思う。
 
 長期化が予想される中、屋内退避地域住民の疲労もかなりのものになっているだろう。

 東京電力、内閣の対応が後手後手であったことは否めない。不安を先取りして先手をとるには広い専門的な知識と、政治的決断力も要るだろう。

 難しい選択だ。

 が、なんどもいうが、長期化が見込まれる中、、新しい避難地域を設定することは、早急に検討に値することだし、長期化に対応する全国的体制を整備することは、長期化の予想が出てきたいまのうちにやることは正当化しやすいし、逆に、いまやらなくては、後手 にまわってしまう、ということも政府の頭にいれておいてほしい。

 
 更新

土壌から微量プルトニウム 福島第一原発敷地 東電発表

2011年3月29日0時2分



 東京電力は28日、福島第一原発の敷地内で3月21日と22日に採取した土壌の一部から微量のプルトニウムが検出されたと発表した。検出されたのはプルトニウム238、239、240の3種類。過去に海外で行われた核実験により国内で観測された降下物から検出された値とほぼ同じ濃度レベルといい、東電は「人体に問題となるものではない」と説明している。



「子供にヨード剤を!」チェルノブイリ現地支援の菅谷昭医師 2011/3/28">
「子供にヨード剤を!」チェルノブイリ現地支援の菅谷昭医師
2011/3/28



菅谷昭・松本市長が出演した。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の医療支援活動でベラルーシに5年半いた医師だ。それだけに、発言・提案には説得力がある。
5年後、10年後にがん増える
「早く閉じ込めてほしい。放射性物質が出ていれば、毎日毎日、取り込みますから。政府は『いまはいい』というが、チェルノブイリを見れば、がんが増えるのは明らか」

自らも帰国後「胃がんになって切ってます」という。
司会のみのもんた「チェルノブイリでがんが出始めたのは?」
菅谷「5年後です。10年後がピーク。日本政府も本腰を入れてほしい」
チェルノブイリでは、子どもたちが汚染されたミルクを飲んでいた。
菅谷「政府が公表しなかったですから。日本ではデータが出てますから、汚染された食べ物、水はとらないように。外部被曝より内部被曝の方が大きい。とくに乳児と妊産婦。子どもは14歳以下はヨード剤を飲ませた方がいい」
高濃度汚染について諸葛宗男・東大特任教授は「現在の環境汚染は、12、13、14日あたりに原子炉内蒸気を逃した(ベント)ため。原子炉の方は、まずは冷やすことでいま全力をあげているが、汚染が高くて作業ができないでいる」と話す。
「早くやらないといけない」
厚労省は一昨日(2011年3月26日)、全国の水道事業者に対して、雨が降った後は川などからの取水を減らすか停止するようにとの通知を出した。福島・川俣町で行った子どもの被曝調査では、甲状腺から微量の放射線量が測定された。
健康には影響なしというが、菅谷市長は「ベータ線が出てるわけだから、DNAにキズがついて将来がんの可能性がある。決して煽るわけじゃないが、そこまで考えておかないといけない」という。
土壌汚染も進む。
菅谷「だから、とにかく早くやらないといけない」
ここで、子どもへのヨード剤投与をめぐって言い合いになった。
杉尾秀哉(TBSテレビ報道局解説・専門記者室長)「政府は配るといってるが、自治体はもう先回りして配ってる」
諸葛「法律で、大人は100、 子どもは50ミリシーベルトを超えた時にヨード剤を配布するとなっている。いまは まだそれに達していない」
菅谷「細胞レベルでは量は少なくても影響は受ける。私は予防的に飲ませた方が安心できると思う」
諸葛「効果は限られている。タイミングがある」
副作用もあるし、理屈では諸葛が正しいのだろうが、医師としての菅谷の現場感覚も貴重だ。
菅谷「チェルノブイリのあと、隣のポーランドでは子ども1000万人の9割に、大人700万人にヨード剤を配った。後で見ると、ポーランドでは子どもに甲状腺がんは出ていない。政府の判断です」




土壌汚染「チェルノブイリ強制移住」以上 京大助教試算


 東京電力福島第1原発の事故で、高濃度の放射性物質が土壌などから確認された福島県飯館村の汚染レベルが、チェルノブイリ原発事故による強制移住レベルを超えているとの試算を、京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子炉工学)がまとめた。

 飯館村は原発から北西約40キロ。今中助教は、原発の状況が分からず被災地各自の事情もあるとした上で「避難を考えた方がいいレベルの汚染。ヨウ素やセシウム以外の放射性物質も調べる必要がある」として、飯館村で土壌汚染を調査する方針だ。

 文部科学省の調査で20日に採取した土壌から放射性のヨウ素1キログラム当たり117万ベクレル、セシウム16万3千ベクレル、雑草からヨウ素254万ベクレル、セシウム265万ベクレルが確認された。土壌中のセシウムは通常の1600倍以上だった。

 今中助教は、土壌のセシウムで汚染の程度を評価した。汚染土を表面2センチの土と仮定すると1平方メートル当たり326万ベクレルで、1986年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故で強制移住対象とした148万ベクレルの2倍超、90年にベラルーシが決めた移住対象レベルの55万5千ベクレルの約6倍だった。

 今中助教は「国は原発周辺の放射性物質を詳細に調べて分析し、ただちにデータを公開すべきだ」と話している。セシウムは半減期がヨウ素(8日)と比べ30年と長く、汚染の長期化が懸念されている。


放射性物質放出、チェルノブイリ1~2割の試算



 ウィーンの気象地球力学中央研究所は、東日本巨大地震被災直後の3日間(12~14日)に、福島第一原子力発電所から大気中に放出された放射性ヨウ素は、チェルノブイリ原発事故の10日間で放出された量の約2割に相当するという試算結果を公表した。


 核実験全面禁止条約機構(CTBTO、本部=ウィーン)が、群馬県高崎市など世界各地に置いた監視拠点24か所で検知した放射性物質データをもとに分析した。

 一方、フランス放射線防護原子力安全研究所は、日本国内の観測データをもとに、12~22日に同原発から放出されたヨウ素やセシウムなどの量は、チェルノブイリ事故の放出量の1割との暫定値を公表している。同研究所の声明によると、試算は米原子力規制委員会や欧州の技術安全ネットワーク、フィンランドの原子力当局とも議論をしたうえで行われた。

(2011年3月28日14時42分 読売新聞)





チェルノブイリでは60万人



菊池氏は原発の今後について、「なかで水を循環させて冷却させながら、(建屋の)外を放射能を防ぐための石棺で覆うしかない」と言う。中島教授も、原発の大気への放射能漏れを収束させた後、なにかで1年がかりで覆い、10年、20年がかりで解体するというシナリオを示した。「はー、なるほど。気が遠くなるな」と、これを聞いた鳥越俊太郎。

また、第一原発ではローテーション制で50人(全体で数千人?)程度の人員が懸命に作業していると思われるが、菊池氏は作業員の数が「少なすぎる」と指摘。チェルノブイリ事故では60万人の作業員をあっという間に集めたといい、「4機もこんなことになっていたら、一人当たりの被曝量を抑えるためにも、何万人もいなきゃダメだ」と語気を強めた。


動物たちにも

2011年03月28日 16時49分02秒 | Weblog


仙台近郊の避難所で愛犬のメイを抱きしめる、いとうあかねさん  Akane Ito hugs her dog Mei at an evacuation center in Natori, near Sendai, Miyagi Prefecture, Japan, Friday, March 18, 2011. Mei was returned to her today, seven days after she went missing following the earthquake triggered tsunami on March 11. (AP Photo/Mark Baker)







宮城県、気仙沼市のがれきの中を行く飼い主と愛犬  A man walks with his dog at a destroyed residential area of Kesennuma, Miyagi Prefecture, March 22, 2011, nearly two weeks after the area was devastated by a magnitude 9.0 earthquake and tsunami. REUTERS/Issei Kato



From JAPAN-EARTHQUAKE Vol.20


動物たちにも支援の輪 那須どうぶつ王国に救援物資続々
2011.3.28



東日本大震災で動物の餌不足に陥っている東北地方の動物園を支援しようと全国の動物園などから那須町大島の「那須どうぶつ王国」に飼料などの支援物資が寄せられている。同王国でも今回の地震で温泉施設などが被害を受け現在、休園中だが、29日の第1便の配送に向けスタッフが準備に追われている。




東北地方太平洋沖地震
動物救援活動

事務局:財団法人日本動物愛護協会


[東北地方太平洋沖地震犬猫救援活動]

動画
東北地震☆NPO犬猫みなしご救援隊☆被災地救済ニュース

政府・議員は頼りにならない、民間・業界が団結して情報発信・広報を

2011年03月28日 10時45分15秒 | Weblog

阿蘇・別府のホテルで外国人キャンセル続く「東北と同一視」
2011.3.28


こうした動きは当分拡大するだろう。
福島も東北も、野菜も肉も電子機器もへったくれもない。
外国の日本の記事は常日頃そうだが、こうしたときも容赦ない。憶測記事、意見記事を垂れ流し続けるだろう。

日本ブランド全体の一大危機である。

全国の大気・水質・土壌・野菜などの放射性濃度を随時公表することは国内外の風評被害を最小限に抑える。
また、健全で、明るい日本を世界に宣伝していくことも日本の生き残りにとっては必須である。
被災地の救援・復興とともに、そうした活動も随時活発にしていくべきだ。


「外国から見れば東北も九州も同じにみえるのだろう。被災地とそれ以外の地域の状況など、正確な情報が国外に伝わるよう国にはお願いしたい」


今回の件でも明らかになったように、政府・議員はそれほど頼れない。無駄金・給料泥棒するだけである。

被害を最小限に食い止めるために、垣根を越えて民間企業・組織が一致団結して、情報収集・発信・広報活動を推進すべきだ。

ついでに、


県外ボランティアほしいのに 燃料・食料なく持参者限定(2/2ページ)
2011年3月28日


災害ボランティア担当の総理大臣補佐官っていなかったっけ?

どっちがいいか? 他

2011年03月28日 02時52分22秒 | Weblog
CNNやテレグラフ震災記事は「インチキ」 海外メディア監視サイトが「告発」
2011/3/27 1


ようやく、英語圏の報道の偏見に日本の報道も目を向け始めたか?
英語の記事というだけで、ありがたがる時代も終わりにしてもらいたいものだ。

ついでに、NYTがこっそり表題をかえたのにも注目してもらいたい。


New York Times Quietly Edits Article About Fukushima Evacuation

記者として名前を連ねながら、こっそり他の記者に罪をなすりつけているところはちょっと醜い。
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更新
津波は日本の捕鯨産業の柱を倒した…NYタイムズ「冷酷」日本総領事館抗議
2011.3.28

Japanese Town Mulls Future Without Whaling Industry
By MARTIN FACKLER
Published: March 24, 2011

Japan’s tsunami seems to have succeeded ― where years of boycotts, protests and high-seas chases by Western environmentalists had failed ― in knocking out a pillar of the nation’s whaling industry. Ayukawahama was one of only four communities in Japan that defiantly carried on whaling and eating whales as a part of the local culture, even as the rest of the nation lost interest in whale meat.




これについても書こうと思ったのだけど、とにかくいろんな話題があって書けなかった。
例えばの話、NYTが嫌いで社会に害悪を与えている、と考えていたとして、天災で、NYTの組織および関係者が死亡し悲嘆にくれているときに、、他の手段でできなかったが、天災がNYTにとどめをさした、などと書く輩がいたら、さすがに、意地の悪い冷淡なやつだといわざるえまい。
上記の記事でもそうだが、NYTの日本に対する態度、というのはいつもそんな感じなのが、多い。
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それと、ニフコJapan Timesのコラミストの記事がいかにいい加減かをまとめているサイトも新たにできた。


Debito Debunked


注目していただきたいものだ。


さらに、注意すべきは、、英語の記事を批判する英語の記事も上記のようにあるのであって、すべての英語の記事がインチキ、偏見や歪曲あるいは、日本に関する固定観念にそった線での記事ばかり、というわけではない、というところ。

日本の外国関連記事でも同じようなことはあるだろう。

 もっとも国際関係記事について、背景知識や言語能力・取材能力にかける外国特派員がまがりなりにも意見記事風な”報道記事”を書くのに対して、日本の国際関係記事は、外国の記事の翻訳・要約が多い。

固定観念にそった日本関連記事がこうも多いと、しかし、どっちがいいのかわからなくなってきた。


ついでにJcast


震災と日本人 倫理学者 竹内整一
連載(2) 日本人の「しあわせ」という語感はどこから来たか
2011/3/27


・・・・・

「しあわせ」とは、もともと「為合はす・仕合わす」という言葉からきたものである。つまり、まずは「みずから」の努力によって、「うまく合うようにする」という意味の言葉であった。が、やがてそれが、「しあわせ」という名詞として使われてくると、「めぐりあわせること、運、なりゆき、いきさつ」といった意味合いの言葉となってくる。
そこには、「しあわせ」とは、われわれ「みずから」の力だけではない、それを超えた働きに大きく左右されるものだという受けとめ方を見てとることができる。
当初、この言葉は、「よきしあわせ」とか「悪しきしあわせ」と、両様に使われてきたものが、やがて「よきしあわせ」をとりわけて「しあわせ」と限定して用いられるようになったものである。すでに中世の終わりごろには、現在の使われ方と同じ、こうした用法で使われていた。
「みずから」努力し可能にしたことでも「出来た」という
「しあわせ」とは、何かが成就したり、あるいは可能になったりするという事態であるが、われわれは、「みずから」決断し努力したことでも「なった」と表現したり(例えば、「今度結婚することになった」とか「就職することになった」とか)、「みずから」努力し可能にしたことでも「出来た」=「出(い)で来た」と表現してきたのであり、この「しあわせ」という言葉にも、この世のもろもろの出来事は、「みずから」の努力と、「おのずから」の働きの「あわい」においてあるのだという発想を見いだすことができる。
日本人の考える「しあわせ」とは、まずはわれわれ自身が「為合はす」ものとして「みずから」の努力を基本としながら、なおそれを超えた「おのずから」の不慮・不測の働きを待ち、受けとめることとの「あわい」に招来される事態だと受けとめられてきたということである。
・・・・・


 良記事である。