Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

警官をゲシュタポ呼ばわりで有罪

2009年07月31日 01時38分44秒 | Weblog
29 July 2009 16:22 UK

Man convicted of 'redneck' abuse



Hassan Butt admitted he used the words Gestapo and hooligan
A man who called police officers "white redneck hooligans" has been found guilty of making racist remarks.

Hassan Butt, 29, of Cheetham Hill, also accused officers of acting "like the Gestapo", Manchester magistrates heard.



Butt, of Copthorne Lane, also asked if they were members of the British National Party (BNP).
Butt, defending himself, admitted he used the words Gestapo and hooligan, and possibly the word white, but denied calling the police rednecks.


 面白い事件で兄弟が駐車違反かなにかで、警官にしょっぴかれたとき聞きやってきた男、警官をゲシュタポなどと誹謗したために、有罪。UK

 日本でも、外国人のための定住ハンドブックの著者のブログでは、日本人をジャップと呼び、その日本人警官をゲシュタポなどと呼んでいる人々がいるんですけど、まあ、日本では、表現の自由が優先されますから、これだけでは有罪にはならないでしょう。

朝日の対中政策

2009年07月31日 01時28分19秒 | Weblog
 北朝鮮の三男の訪中報道で、朝日の”対中政策”も少し変わったかな、と思っていた。
 実際ウルムチの暴動でも、ウイグル族の立場からの報道もしっかりしていた、と思う。
で、今回のカーディル議長の訪日に関して、
 産経は、ウルムチ暴動の真相究明を 亡命ウイグル人組織のカーディル議長とかなり熱をいれて報道。毎日は、カーディル氏:「犠牲の責任は中国政府」毎日新聞と会見で、と会見などを報道し、ウイグルの立場をカバー。
朝日は、というと、

ウイグル会議主席が来日

2009年7月28日21時44分

 中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区ウルムチで起きた騒乱の扇動者だなどとして中国政府が批判する亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席=米国在住=が28日、成田空港に到着した。日本滞在は30日までの予定で、29日に東京都内で記者会見をする。

 カーディル氏の訪日をめぐって、中国政府はビザを発給した日本政府に対して「強い不満」を表明している。

 訪日の事実と、中国側の不満を報道。
そして、
ウルムチの騒動で1万人近いウイグル族が行方不明=亡命活動家

2009年7月29日
[東京 29日 ロイター]

 ロイターの口を借りてカーディル氏の主張をカバー

米中戦略対話に関する社説では、
それにしても、今回の対話で米国の中国への気遣いは尋常でなかった

と強調しながら、
「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席は「米国は冷たく、失望している」と話した。
とカーディル氏の言葉を引用。
なぜ、「米国は冷たく、失望している」、というところをここであえて引用したのか?

 朝日にもいろんな記者がいるのだろうが、なんとなく、朝日の微妙な対中観、対米観がかいま見える。

 左に傾斜するなら、本来国境を越えて、弱者の立場を代弁したり、擁護すべきなのが筋なのに、過去の惰性なのか、強くなった中国を贔屓にして、比較的弱くなった米国を敵視する傾向がある。ともすると、中国の右翼、あるいは、ナショナリスト、あるいは、国家権力者に迎合してしまう。

 日本の言論界、右派左派いろいろあっていいし、あった方がいいとも思うし、中国とうまくやっていくことも重要だと思うが、しかし、こうした点には一抹の不安がある。
 
 その点、ガーディアンの方が一貫している。

India, don't kowtow to China
Controversy over Rebiya Kadeer's reported plans to visit India raises questions over the country's relationship with China

Kanishk Tharoor
guardian.co.uk, Tuesday 28 July 2009 16.00 BST


カーディル氏のインド訪問に関して、中国がいちゃもんつけられて、インドが迷っているが、中国にひれ伏すな、と。

 朝日は慰安婦問題でも、日本軍のやり方を真似た韓国軍の犠牲になった慰安婦について、見て見ぬふりした。 左派とは言えない。他民族主義の傾向多いにあり、と言われてもしかたがないだろう


更新
先ほどの朝日の引用部分。正確には次のような発言だったようだ。

ラビア:アメリカ政府はとても冷たい。不思議で、失望感を感じています。中国は世界的な不況を利用して、外交を展開して、ウイグル人の弾圧をやっている。、ただ、アメリカ政府はこのまま黙っているとは思えない

Cool Cool Japan !!!(強調ー空)



卑屈

2009年07月29日 05時19分10秒 | Weblog
Ways of Seeing
これも平積みしてあったので買ったが、翻訳もでていているようだ。そして、わりに古い。
見ると、ウィキにも項目があるくらいだ。
 で、まあ、本はまあまあだが、一つだけピックアプしておこう。見るということは、見る人の見るもの対する態度や思いを前提としているが、描かれた絵画も同様に、作者。あるいはパトロンの思いが表出されている。そこで、西洋絵画の裸婦像の多くの背後には男の助平な視線があり、裸婦は男が妄想し見てみたい姿態をとるわけだ。(因みに著者は中国やインドの裸婦像はそうではなく、例えば性行為を表現するにも女性の能動的な特性が表れている、という)。現代のエロ写真女性の男性に媚びた女性の姿態と視線が古典的な西洋絵画の女性の姿態や視線と類似するものがあり、パトロンはこうした絵画を客に見せびらかしていたわけだ。


Young Japanese Women Vie for a Once-Scorned Job
By HIROKO TABUCHI
Published: July 27, 2009



コメント欄
で教えていただいた記事

なんじゃらほい?若い女性はかつて軽蔑された職業ではりあう?・・・・

Love in 2-Dのような、英語圏の日本人・日系女性の記者のことかな?

読んでみるとそうではなく、就職難でホステスを希望する女性が多い、ということらしい。しかし、そうした人が、どれくらいいて、どれくらい増加しているかについての言及はない。

hostessing ranked No. 12 out of the 40 most popular professions, ahead of public servant (18) and nurse (22).

“It’s only when you’re young that you can earn money just by drinking with men,” said Mari Hamada, 17.

若いときしか、こうしたことで稼げないからという理由で人気がある、という人が引用されている。

Hostessing does not involve prostitution, though religious and women’s groups point out that hostesses can be pressured into having sex with clients, and that hostessing can be an entry point into Japan’s sprawling underground sex industry

なぜか、売春をさせらたり、売春婦の入り口になる場合もある、という記述がある。
・・・あまり関係ないが、そういえば、昔、フランスの娼婦について書かれた本を立ち読みしていて、その娼婦は気に入らない客とは寝ない、とあって、なんと高貴な精神だと感動して、わりに影響をうけたことがある。まあ、それはいいとして、

ーーーー女性の就職難などは立派な論題であり、論じるのは多いに結構であるが、しかし、ホステスの話がどうつながっているのかいまいちわからない。

 むしろ奇妙な日本を描出して、欧米人を喜ばそうとする記者の卑屈なホステス精神が伝わってくるのみである。

 で、もう一つは、
 Japan's "herbivore" men shun corporate life, sex
By Yumi Otagaki

 草食系日本男子は社交もセックスもお断り?

 まず、この草食系と言う言葉、おじさんは最近知った。で、調べるといろんな意味があることがわかった。得意げに50代の女性に使ってみたらその人もなんとなく聞いたことはあるが、意味は知らんと言っていた。
 ーーーー記事の内容はというと、1)日本の男性のライフスタイルが変わってきている、ということと、やはり、2)不況で就職難、結婚などの将来設計もできない若い男性たち、といったところであろう。
 
 1)2)それぞれ立派な論題であるが、しかし、草食系なぞという流行り言葉を使う必要もない。これもまた欧米人が喜ぶように媚びたホステス精神であろう。
なんで、一生懸命毎日を生活しようとしている、現地日本人のおじさんおばさん、お兄さんお姉さんに目をむけられないのだろうか?

 また。そうした記者およびその記事を見せびらかすNYTとロイター。

 まあ、こういう風に自己の助平ーーー自分の妄想する媚態をとらせて興奮するようなーー偏見を現地の当事者やその系統の人をつかって正当化しようとするのはわりに常套手段で、例えば、イスラムがいかにひどいかと元イスラム教徒の女性に語らせたり、この前のゲイツ教授の事件でのときでも黒人の口を借りてオバマを攻撃させたりする。また、逆にそうして当該社会で支配的な潮流に媚びをうる現地人もいる。もっとも、主流に埋没するマイノリティもその主張に正当な理由があるなら、悪いというわけではない。
 あまりにもおおざっぱすぎるが、欧米と非欧米、白人と有色人の関係は、伝統的な大人と子供、男と女、あるいは、理性とシャドウ、といった関係に重ね合わされ、実に、非欧米、有色人の側もこれを内面化してしまい、あたかも、欧米人になったかのようにして、非欧米人・有色人をせせら笑う、そうした構図がいやなのである。
 単純にそうした支配的なイデオロギーを拒絶するのも愚かだが単純に受け入れてしまうのも愚かで、日本のインテリは右翼も左翼も多かれ少なかれ、自分たちが学ぶ欧米の思想に異質性を感じながら、ある種の緊張を保って格闘してきたのであるが、そうした葛藤もないバランスを欠いた、卑屈さが透けて見えるといやなのである。

 もっとも、栄華を極めたマイケルジャクソンも晩年は白人になってしまったし、一部日本人・日系記者たちはその空気を読んで活躍しているのかもしれない。

たしかに不況に、就職難、ホステス記者が繁盛し、肉食系女子記者が闊歩するのも理由がないわけではないかもしれない。(「そうした記者たちも売春を強要されることさえある」などと他人の口を借りて書けば責任もとらずに、売れる記事になるかもしれんが、そうしたたれ込みもないから書けないなああ、なぞと妄想しつつ・・・)






げてもの

2009年07月29日 00時44分02秒 | Weblog

ミスユニバース日本代表の宮坂さん、衝撃コスチューム
ミスユニバースってのは、日本人からは美人・美形と思われなくても、西洋人好みの人が選ばれていたようであるが、宮坂絵美里さんは普通に可愛い、とは思う。
アバンギャルドな着物があってもいいし、セクシーもいいだろう。
しかし、これはどうみても げてもの コスチュームだろう。

歴史に残る笑いネタになろう。ちょっと宮坂さん可哀想。

ばらまき

2009年07月28日 17時46分48秒 | Weblog

与謝野財務相は「選挙用のフライ・フィッシング(疑似餌を使った魚釣り)みたいなもの」と酷評し、「子ども手当は2人いれば60万円以上。誰が払うのかの答えが出ていない。財政はおそらく破綻(はたん)状態になる」と指摘した。

 金子国交相はガソリン税などの暫定税率廃止について、「地方の道路(整備)に相当ブレーキをかけることが許されるのか」と懸念を表明。石破農水相は戸別所得補償制度に「財源は公共(事業を)削るなら、農業生産、コストダウンに必要なインフラ整備はどのように考えているのか」と指摘。朝日


民主党のマニフェストが発表され、論議を呼んでいる。選挙で政策が大きな争点になるのはいいことだが、その内容は旧態依然たる分配の政治で、違うのは自民党が財界や業界団体に配っていた金を中小企業や労働組合に回すことぐらいだ
池田信夫ブログ



自民党マニフェスト、道州制の工程示す 読売

◆道州制の導入 内閣に「検討機関」を設置。道州制基本法を早期に制定し、基本法制定後6~8年をメドに導入する



んんんん。おもしろくなってきた。
選挙までは長い。自民党がどれだけ巻き返せるか?

NHK受信料、支払い命じる判決

2009年07月28日 17時40分48秒 | Weblog
NHK受信料、支払い命じる判決 東京地裁

2009年7月28日17時18分 朝日

 NHKが受信料未払い世帯に支払いを求めた訴訟で、東京地裁(綿引穣裁判長)は28日、番組内容や不祥事への不満などから支払いを拒否した東京都内の男性2人に、それぞれ8万3400円を支払うよう命じる判決を言い渡した。受信料訴訟で地裁判決が出るのは初めて。

 判決によると、男性2人はNHKと受信料契約をしたが、04年4月~09年3月末の受信料8万3400円分が未払いだった。綿引裁判長は「受信料の支払いを求めること自体は、放送内容を是認するよう強制するものではない。受信料契約は自由な意思に基づいている」と指摘。受信料契約の強制は憲法違反とする被告側の主張を退けた。

NHK受信料払わないぞ、と一部在日外国人が外国人のための定住ハンドブックの著者のブログで叫んでいますが・・・NHKさん

オバマ氏の発言

2009年07月28日 15時24分19秒 | Weblog
オバマ米大統領「米中がどの2国間関係より重要」戦略経済対話でということを、産経は強調する。


Barack Obama hails US-China ties
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Brad Norington, Michael Sainsbury | July 28, 2009

US leaders have generally refrained from calling US-China ties the "most important" relationship in the world as such language that has alarmed US allies, particularly Japan.

豪紙もその点には着目している。

BBCは

27 July 2009 22:46 UK
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US-China ties 'to shape century'



"If we advance those interests through cooperation, our people will benefit and the world will be better off."
The BBC's Adam Brookes, in Washington, says Mr Obama's speech laid out why it is that America needs China.
The degree to which the US president can enlist Beijing's help on global questions will do a great deal to shape the successes and failures of his administration, our correspondent says.

米国が中国を必要としている、側面を見、
アルジャは、


Obama urges China to respect rights

Derek Scissors, a research fellow for Asia Economic Policy at the Heritage Foundation, said that China needs the US more than the US needs China, despite the fact that Beijing holds about $800m of US debt.

"The money to buy that debt comes from America's purchases of Chinese goods which keep Chinese employed," he said.

"So the jobs that China gets out of it are more important than the debt purchases that the US gets out of it."

逆に、中国がアメリカを必要としている面を強調している。
また、中国の人権問題にオバマ氏が言及しているところにも着目している。

朝日
米中戦略・経済対話始まる 米財政問題、北朝鮮など焦点

2009年7月28日0時45分

 【ワシントン=尾形聡彦、村山祐介】米国と中国の閣僚が2国間の経済や安全保障の懸案について話し合う米中戦略・経済対話(SED)が27日、当地で始まった。中国重視の姿勢を強めるオバマ政権にとって、実務レベルでの初の本格対話になる。米国債の保有高で世界一の中国が、米国の財政再建を求めるのは必至とみられ、北朝鮮問題にどう対処するかも焦点となりそうだ。

 オバマ米大統領は27日午前の開会式の演説で、「戦略経済対話は、前向きかつ建設的で、包括的な両国関係を進めるための重要な前進だ」と述べ、米中関係の拡充に強い意欲を示した


・・・・ま、こんな感じじゃないですかね?


オバマ氏のゲイツ事件についてもわりに報道されたようだ。

Obama has made a prat of himself over the Gates affair
Damian Thompson
Damian Thompson is Blogs Editor of the Telegraph Media Group.

Obama has made a prat of himself over the Gates affair

By Damian Thompson World Last updated: July 23rd, 2009
75 Comments Comment on this article
President Barack Obama has made a real idiot of himself in passing judgment on the police officer who arrested pompous do-you-know-who-I-am Harvard professor Henry Louis Gates.
As I suggested in an earlier post, Gates didn’t just play the race card in the incident: he flung a whole pack of 52 race cards at a bemused police officer who - so far as I can tell - was just trying to do his job. Obama, to his credit, has recently distanced himself from African-American grievance culture; but he really screwed up in his press conference by blaming the officer for the incident.
Even Bill Cosby thought so, as the Christian Science Monitor reported:
On a Boston radio program this morning, Bill Cosby suggested that President Obama spoke too soon on the controversial arrest of Harvard professor Henry Louis Gates.
“I’ve heard about five different reports [on the details of the arrest],” Cosby said on Boston’s WZLX. “If I’m the president of the United States, I don’t care how much pressure people want to put on it about race, I’m keeping my mouth shut.”
“I was shocked to hear the president making this kind of statement,” Cosby said referring to the president’s remarks during last night’s press conference.


警官が正しいんだ、ゲーツは人種カードを使っている!という意見。
あるいは、一般人の意見も報道されている。

Lessons from Gates Debate


July 26, 2009
The Arrest of Henry Louis Gates
Foreign Dispatches
さんもこの件について投稿。

私の意見

ゲーツ教授の行動。
 他の記事などをみればわかるように、自分は原則的には警官に協力的であるべきだ、という意見ではある。しかし、本件では、過剰に興奮した点があったかもしれないし、人種問題に過敏であったかもしれないが、事件は自分の家で起きていることを考えれば、過剰な反応と言い捨てることもできない。

警官の行動
 通報があったとはいえ、単純に考えて、自宅に侵入し、その家の主人の”過剰反応”があったからといって、それを紊乱罪で逮捕してしまった、というのは、不当である。

なお、
What Behavior Warrants an Arrest?


オバマ氏の発言と波紋
 ローカルな問題を取り上げる必要はなかった、とも言えるが、しかし、それにしてもこれだけ波紋が広がるのは、大統領の発言内容・発言態様の問題ではなく、むしろ、警察による人権侵害に対するアメリカの人権意識の低さーーー原則的に警察とは協調的であるべきと思う俺でさえ、これはおかしい、と思うーーーと人種問題の根深さを示しているのではないだろうか?

Understanding Postcolonialism

2009年07月28日 14時54分00秒 | Weblog
Understanding Post colonialism

これもこの前、紀伊国屋でみつけた。平積みされていたから、どっかの大学でつかうのだろうか?
これも忘れてしまうといけないから、ちょっとメモっておこう。

日本では、ポスコロって、どのように受け取られているのだろうか?ポストコロニアル理論

ポストコロニアリズム とは

経済や文化、政治に残存する植民地主義の影響を明らかにし、現状を変革するための思想。「ポスト」という接頭辞は、様々な地域が解放された後に、現在もなお植民地主義の影響のもとにあるということを強調するために用いられている。植民地の多くは、第2次大戦後政治的に独立したにもかかわらず、先進国に経済的に依存せざるをえない状況が続いた。グローバリズムの進展に伴い経済的依存はますます高まり、情報や文化資本の流入によって固有の文化を維持する困難にも直面してきた。こうした現実に対して、特に1960年代以降、いまなお植民地主義の影響下にあるという問題意識のもとで、旧植民地出身者による不平等や格差の克服への取り組みが現れてきた。植民地主義の遺制は経済的な側面だけではなく、民族や人種、宗教、ジェンダー、セクシュアリティーなど様々な要因の組み合わせが複雑に関連し合っている。野口勝三京都精華大学助教授  
と言われる。

 日本は植民地化した側であり、加害者の側である。

ポストコロニアリズム
講演会企画プレゼン 991029 犬飼太介

確かに


日本の場合は、戦争の記憶と植民地支配の記憶とが時間的・空間的な連続性のなかで重なり合っており、世界戦争の記憶が抑圧されれば同時に植民地支配の記憶も抑圧される構造がある。

という側面はあろう。

 が、時代や背景の違うポスコロの論者たちの言説を、例えば、日本人や在日韓国人朝鮮人がそのまま重ね合わせるのは安易すぎるだろうし、この理論というか言説群を単に旧植民地の側の力の支配の残滓としかみないとすれば、もったいない気持もする。むしろ、優勢的・支配的力を持った枠組と、その枠組みと遭遇し、そこに組み込まれながら、そこからからはみ出し、すり抜ける側との物語として見た方が面白いのではないか、と思う。
 日本の場合、おおざっぱにいえば、西洋列強の枠組みに組み込まれる過程、その枠組みの中で支配・加害の側にまわる過程やら、そして、また、欧米の優勢的な枠組みとの調和や対峙をしている過程を読み取ることもできよう。

 また、戦略的にいえば、ポスコロ論というのは、英語圏などで一定の評価を受けているのだから、欧米社会でしばしば他者視される日本の主張する場合、この理論に訴えない手はない。相手の武器を使えば、相手に対して説得力を増す。

 で、ある種の社会的力の支配といえば、マルクス主義の理論があり、著者もそこから始める。まあ、イデオロギーとか階級とかブルジョアによる経済的搾取とか、云々というやつだね。植民地主義に関しては、よく指摘されることだが、
Marx was ambivalent about the colonial project. He criticized economic exploitation in brought with it but also saw the benefits of wiping out the hierarchies of caste system in India

というように、これはインドの場合だが、それまでの植民地を搾取した面と植民地の古い身分制度を打破した側面について両義的な評価をしているわけだ。

 で、それはそれくらいにして、ポスコロ論者に影を落とす存在として著者がピックアップしているのが、レヴィナス
 で、そこで強調されるのが、自分に絶対に同化されない他者の存在と、それに対する尊敬、また、自己を全体性、同一性として、あるいは、普遍としてとらえがちな西洋哲学の陥穽。要するに、自己を全体性にあるいは、普遍に埋没させてしまえば、「全体性」とやら、あるいは普遍からはみ出し、すり抜ける他者が抹殺されることになり、そのような試みからは戦争は必然である、と。で、自分に同化されない他者を歓迎する出会いの場所として面ー接(face to face)があり、言語はそうした不可知で無限な他者を、他者との共通性・同一性の前提なしに自己に開示する、という。で、対話(discourse)においては、語られたことを単一で限定されたものを把握する側面(The said)と、それにおさまらない側面(The saying)があり、哲学は前者ばかりに注目してきたが、むしろ後者に注目すべきである、と。で、倫理的には、こうして他者に直接的に開かれた他者との出会いがあり、そこにおける、倫理的な責任とは他者の差異に耳を傾け、その要求に応答することであるが、政治的には、第三者が、共同体、社会という形で、その関係を規制・介入してしまい、自分と他者との直接性・非媒介性が汚されるが、倫理性を優先すべきである、という。


で、次にファノンを取り上げている。日本でもかなり古くから注目されていたようだ。
ググるとフランツ・ファノン
 海老坂武
なる本も出版されているんだね。
代表作
「黒い皮膚・白い仮面」 フランツ・ファノン
「地に呪われたる者」 フランツ・ファノン

 自分がフランス人だと思ってフランスの部隊に入隊したところ、とんでもない、フランスの部隊はカースト制度で、白人がトップにいて、セネガル人が最下層、そして、最下層の人々が真っ先に前線に送り込まれる。
ーーーこれは朝鮮戦争のときのアフリカ系アメリカ人もそうだった、なんてのを読んだことがある。
 こうした経験が彼の思想の根底にあるのかもしれない。
で、植民地政策を非難し、植民者の優越意識やら、黒人の魂のような流布された固定観念に対して怒りをあらわにするが、生の暴力というより、、ネーティブに関する破滅的なイメージを入植支配者・被支配者の意識に織りなしていく、そうした、文化的暴力をなによりも認識していた。
 白人対黒人の2項対立は激しく、その両者の相互浸透的な中間項の余地はなかった。白人が妄想した黒人が物象化され、黒人の魂などというものもの白人が作った製品に過ぎない。黒人とは誰なのか、何なのか、は自分のほうが優れていると思っている白人が決めた。白人のそうした視線にさらされ、しかも、白人が投影するそうしたイメージに黒人はなじめず、黒人の自己は引き裂かれていく。

 また、例えば、白人がねつ造した、黒人の性的に強壮的なイメージは白人にとって、黒人を欲望と恐怖の対象にする。
 黒人がフランス語をしゃべる、ということが黒人に白人の仮面をつけさせ、黒人を白くしていく。
黒人の方言をしゃべれば、黒人は言葉に不自由だとして、蔑視され、標準通りしゃべれば白人の標準に乗っかることになる。
 黒人が白人に頼っているのがいけないのだ、という論者もいるが、しかし、白人が黒人を白人に頼らせるシステムが可笑しいのだ、と主張する。
黒人の手による黒人のアイデンティティーを主張しようとして、伝統へ回帰、あるいは伝統を復活をしようとするものもいる。確かに、支配的なイメージを打破し、被支配者の傷を癒すには有効であるものの、黒人というものに固定した価値・本質などは存在しないし、有るとしてしまえば、歴史の決定論に堕してしまうから、黒人的なものは、むしろ、つねに創造的な機動的なものとして把握されるべきである。密かにヨーロッパ人(男性)を代表像とする従前のヒュまーニズムではなく、互いに同化されえない自己と他者が共存し、たえず自己・他者が新たに創造されるヒューマニズムを実践するところに政治的解放がある。
 もっとも、そうした解放の過程で、現地のエリートと大衆、都市と地方での分裂がある。例えば、 植民地にいる現地エリートは、植民地主義的制度を自国の内部に踏襲しながら、自国を整序していこうとする傾向がが、大衆はそんなものを欲していない。そこで、そうした分裂を回避し人々をまとめるのがナショナリズムであり、国の文化である。ここでも。ある伝統に回帰しようとするものもあるが、そうした儀式や習慣などもすでに激変してしまっているのである、むしろ、植民地から自由になる将来を見据えて、その抵抗の進展の中で醸成されていくものである。


サルトルは植民地主義に資本主義社会で労働者を搾取する構造と似た側面もあるが、しかし、、人種を搾取の正当化の根拠としてしている点に特徴がある、とみた。黒人の側は植民者がもつ固定観念を打破するため、積極的に黒人のアイデンティティを主張すべきである。もっともアイデンティティといっても、それは元祖黒人や黒人の本質ではなく、植民地主義が作った虚構の黒人像に反撃を加えるものである。「ネグリチュード」は最終到達点ではなく、人種にこだわない社会への、移行点である。ファノンはそこに噛みつく。なんや、おれのネグリチュードは弁証法の一幕にすぎんのかい?と。もっとも、両者共に本質主義というわけでもなく、むしろ、「ネグリチュード」という用語の用法の違い、かもしれない。
 また、サルトルは黒人による白人に対する眼差し返しにより、白人の側も自分が何であるかについて動揺し、また、黒人独得の言い回しにより、言語に関する支配権も動揺する。
、対自的存在者である我々はつねに自己創造していくのであるから、人種にこだわらない理想社会、あるいは、人種という概念が眠りこけたような弁証法の最終段階のような社会(society without race)をサルトルは設定するのもの、それは固定した到達点ではなく、つねにより高い目標を目指す到達されることがない(deffered)到達点である、と言える。

ガンディー ナンディAshis NandySubaltern Studies 省略

フーコーは狂気や性に関するさまざまな言説の歴史的断層・断絶を分析し、イデオロギーや経済的な下部構造というより、そうした言説が知識と権力の紡ぎ出していることを明らかにする。例えば、、Biopower生-権力

 もっとも、フーコーにおいて語られているのはヨーロッパの主体にすぎず、ヨーロッパの他者である無名の存在者たちについては語られていない。そこで、Spivakなどは、そうした、方面に焦点を当てるのである。

 また、理性と狂気を二分割して、狂気を理性の外側に位置付けてしまったが、デリダらは、狂気は理性の代補として、理性の内側にあって、統御も排外もできない痕跡、差延として把握されるべきである、などという批判をする。

 サイードはフーコーの言説の分析を援用して、オリエンタリズムを解明する。オリエンタリストたちは、多様性を無視して、東洋を十把一絡げにし、歪曲したイメージを流布させながら、西洋の支配を強化する言説を流通させる有様を描出する。

もっとも、サイード自身が、西洋や東洋の側の多様性を無視しており、また、高度な教育を受け、当該社会で高い地位にある自身を、権利が剥奪され、取り残された人々と同一視するのはいかがなものか、などという批判もある。


 面倒だから、あとは省略

 いずれにせよ、欧米以外の文化圏やその人々が、ユングのいう影シャドウのような存在者として描出される傾向があることはたしかではないだろうか?

なお、関連投稿として、

Post-colonialism
post colonalism 2
Edward Said: A Critical Introduction1
Postmodernism


Relativism
Barthes and the Empire of Signs

差異への権利
Identity as Diversity
白人

 キムチの誇りと本質主義 オリエンタル、日本人に対する固定観念(オリエンタリズム定義など)

笑われる日本人

シェーッ

2009年07月27日 04時39分23秒 | Weblog
NY Times Magazine: Love in 2Dの記事
なんだかなああ?

引用されたNYTの記事

Love in 2-D

By LISA KATAYAMA
Published: July 21, 2009

 しかし、草食系だとか、2D lover とか平均的な日本人のおじさんの知らないことをまあ、CNNとかNYTとか好きだよね。おじさんが馬鹿なだけかな?


According to a government survey, more than a quarter of men and women between the ages of 30 and 34 are virgins

よく調べたね。国立社会保障・人口問題研究所HP 独身者の中での性交渉未経験者の割合だがね。しかし、だから?
 それじゃ、おじさんも。
June 5, 2009 10:38 AM
Meet the real 40-year-old virgins


Ewen Callaway, reporter
 25才から45才で、110万のアメリカ人男性、80万人のアメリカ人女性が性交渉未経験で、男性の13.9%と女性の8.9%が未経験者、週一度以上教会に行っている男女の場合では、童貞率は5倍処女率は3.9倍になる、という。だから?

 だから、アメリカでも特に教会に行く人は、日本のオタク文化を受け入れ、2D loverになる余地がある、とか書いたら、NHKとか朝日がおれのブログ拾って報道してくれるかね?そんな報道したら、いかれポンチだろ。

(因みに、記事の著者のブログTokyoMango.com.自体は、まあ、普通の一私人のブログであろう。)

 で、引用されているもうひとつ
Will Japan Ever Grow Up?
by Masaru Tamamoto

Posted July 10, 2009


なんじゃらほい? 交換留学生の高校生の作文かと思いきや読み進めると古い話もでてくるから、そうではあるまい。しかし、ひどい作文である。
シェーッとか叫びたくなるザンス。

 この著者念のためググると、
Komori's Articleがでてきた。
(他の論文についてであるが)古森氏曰く。


 この論文の筆者の名をみて、さらに仰天すると同時に、ある面、納得した。

 国際問題研究所の英文編集長の玉本偉氏だというのだ。玉本氏は在住の長い米国のその筋では知る人ぞ知る、日本政府の対外政策をたたいてきた過激な左派学者である。


ああ、古森氏がかつて問題にしていた御仁か?

 右派左派以前に、ーーー他人のことをいえた義理ではないがーーーこの御仁の作文は内容が稚拙なのである。
 しかし、それに同調する外国人もいる、というのだから、「シェエエエエ」でザンス。

 FGは西洋の例として、
A third of men under 40 still live at Hotel Mum
By DAILY MAIL REPORTER
Last updated at 7:57 AM on 24th July 2009


Read more: http://www.dailymail.co.uk/femail/article-1201828/A-men-40-live-Hotel-Mum.html;jsessionid=F81FFCE4B0FABCF9C46041485A86B3A2#ixzz0MM85TK61
魚拓
を引用している。
 表題はママと離れられないイギリス人男性みたいな感じだが、内容は、利便性や経済性から両親と一緒に住むイギリス人男性(三人に一人)が多い、という記事である。ま、イギリス人男性と結婚を考えている人は嫁姑問題なんぞ気をつけたほうがいいかもしれない。
 参考記事 嫁と姑


ロシアの新し歴史教科書?

2009年07月27日 03時14分00秒 | Weblog
Russia acts against 'false' history

What is worrying Russia? Why is the country convinced that it is the victim of a campaign to make it look bad?

 第2次大戦でロシアが犯した罪を記述しようとする傾向に対して国家レベルで対抗しようとする動き。
 日本でも新しい教科書を作る会などが、問題視されたことがある。

 BBCとかイギリスのすごいところは、自国のことはさておき他人様のことはヌケヌケと批判的論調をだすところである。さすが、大英帝国である。

中国の台頭 称賛と恐れ

2009年07月27日 03時00分00秒 | Weblog
中国絶賛論:その2 地政学を英国で学ぶ


When China rules the world

The dire consequences of the coming shift in global power
Tags: America, China, hegemony, Martin Jacques, When China Rules the World

 結局中国の絶賛というより警戒感を示しているようだが、中国の経済的な成功にともなって称賛論もでてくるだろう。
 台頭する国に対する称賛と恐怖ということに関して、何か既視感に襲われるのは自分だけだろうか?
 それはともかく、

24 July 2009 12:11 UK

China 'stumbling' in the Pacific

 これは中国の太平洋地域における経済援助が、台湾を中国の一部として認識するか否かで、適当にばらまかれている、という記事。特に中国を称賛も非難もしていないが、中国の領土というものに対する執着の強さを感じさせる。

「中国側が仕掛けた」豪映画祭ウイグル作品にハッカー攻撃
2009.7.26 16:44

Chinese hack film festival site
 これはどうみても中国のケツの穴が小さい。

その手があったか!

2009年07月27日 02時59分04秒 | Weblog

マイネザッヘさんの来るべき日本の時代の投稿のコメント欄を読んでいて、


記事読んでないですけど皮肉かと思いました。

ロボットが主要な労働力となり、パワードスーツをきた老人が縦横無尽に駆け巡る、きたるべき日本の姿をいっているのかも。
Posted by aha at 2009年07月25日 03:33

といのがあった。
そうか、その手があったか!
農作業の負担を減らすパワーアシストスーツを開発
今後は老人がパワードスーツ着て、こんなTommy Lee Jones TV commercial 13感じで、農作業したりして、バッチグー。
 しかし、パワードスーツ着てセックスしている老人がいたら、やはり、ちょっとこわい。

 冗談はさておき、コメント欄や投稿にもあるように、大学の制度などを含めて総合的・抜本的改革が必要だろう。


 因みに移民の問題というのは。いろいろと深刻な問題がある。当ブログでもカルデロンのりこちゃんのケースは扱った。
Immigration laws are breaking families apart, deporting too many parents with US-born children

Thursday, July 9th 2009, 9:57 AM


A recent study by the Homeland Security Department conducted at the request of Rep. José Serrano (D-Bronx) showed a terrible reality: From 1998 to 2007, immigration authorities deported at least 108,434 parents of U.S.-citizen children.

An estimated 3.1 million U.S.-citizen children have at least one parent who is undocumented. Many others have at least one parent who is a permanent legal resident who can be subject to deportation for minor legal infractions upon filing for a change of immigration status. Every year, thousands of children are separated from a parent who has been deported.

Immigration judges are not permitted to balance family unity against deportation requirements. In many cases, this has led to one or both parents of child citizens being deported. These parents must leave the child behind or take the child to a country foreign to them.

アメリカや出生主義をとるので、不法移民の子供でもアメリカに生まれれば、アメリカに居住する権利があるが、1998年から2007年までに、108,434人のそうした親が強制退去処分にあい、三百十万人のアメリカ国籍をもつ子供が不法移民の親をもっていて、潜在的にはそれだけの人々が家族別れ離れになる、というケースがある、というわけで、記事の論調は、家族共にする権利を根拠にそうした不法移民にも滞在する権利を与えるべきだ、という。

 不法移民の親が悪いが、子供には罪はない。そして、子供がその地での継続的居住を望めば、出生主義の場合は権利として、そうでなくても、居住を許可される方向に傾く。そして、家族ともに住む利益が権利にまで高められるというのが今後の潮流だろう。
 さらに、合法的な移民が老いた両親を呼び寄せることも十分考えられるが、その場合、人口が増えるといっても目標とする働き手の移民ではない。

 安易に働き手を移住させようとしても、相手は人間である。人間として尊厳をもって処遇しなければならない。
 安易な移民政策・入国管理がはらむ問題は案外大きいかもしれない。

あっ!といわせられるか?

2009年07月26日 02時55分00秒 | Weblog
八王子スーパー強盗殺人事件、時効まで1年 中国に捜査員派遣へ (1/2ページ)
2009.7.25 21:52(産経)

 この事件、かすかに憶えている。手がかりなく、駅なんかでもポスターなんぞで、情報提供を呼びかけていた。

捜査関係者によると、知人の関与を証言したとされるのは平成19年8月に中国で覚醒(かくせい)剤密輸事件に絡み、死刑判決が確定した密売グループ元締めの日本人の男。死刑は執行されておらず、男は大連市内の拘置所に収容されている。密輸事件で身柄を拘束される前に周囲に話していたとされる。


覚醒剤犯罪で死刑とは重すぎる、とも言えるが、確か、日本の刑罰は重いか、軽いかには、中国ではアヘン戦争の苦い経験があるから、覚醒剤犯罪に関与する罪は非常に重い、とあって、なるほど、と思ったことがある。このように、同じ罪でも、その国の歴史や文脈によって、犯罪の範囲や、刑の軽重がある、ことは海外渡航する日本人も知っておいた方がいいかもしれない。


迫る時効。矢吹さんの両親は警視庁を通じてコメントを出した。「時効という言葉を聞くたびに本当に心が締め付けられる思いになります。


本件では、重罪における時効も問題にされている。次期政権で、変更があるだろうか?

そう考えると、今度の選挙では民主有利だな。自民だと、だらだらと現状維持。民主はなにしでかすかわからない不安があるが、何か新しいことをやってくれそうな期待もある。 突飛なことをやらかしてしまうと困るが、それには批判もあって軌道修正もあろうし、また、全く未知数なだけに妙なーーー根拠のないーーー期待の方が強い。

 自民党があっといわせる大胆な政策提言ができるか、どうか?

時間があるから

2009年07月26日 02時44分11秒 | Weblog
Naturalized J citizen Jiei stopped by Osaka cops for Gaijin Card check. Shitsukoidom ensues

Posted by debito on July 25th, 2009
debito.org/?p=3925

どうでもいいっちゃそれまでだが、時間があるのから一応書いておくか?
 アメリカ人で日本に帰化されたという人から日本での生活での苦情投稿。
ーーーまず、この嘘投稿でも訂正もしなし、訂正を拒否するブログに投稿する、ってこと自体怪しんだが、・・・・だって、実名だして、あるいは出さないにせよ、自分のブログかなにかで不正と思うことを訴えた方がいいでしょう・・・・まあ、それはいいとして、

 その帰化した人が警官から職務質問をうけて、登録証は?と聞かれた、と、それで、
「私は日本国民です、外国人登録証はもっていません」
I am a Japanese citizen, I don’t have any alien registration card
と、答えた、と。
 まあ、これは、「帰化した日本国民です~年前に帰化したんです。」と答えた方がよかったな。従来型以外の日本人は少ないし、あとのハーフ?とかなんとかいう質問も回避できた。(しかし、ハーフと聞かれたところをみると、たんに、「日本人です」と答えた可能性もある。)
 じゃあ、免許証か何かみせろよ、と、言われたが、そうする義務もないので、断った。すったもんだ、あって、実質警官の質問に答えずにおわった、と警官は落ち着いていて、家帰って日本人の友人にこの話をしたら、なんで免許証さっさとみせなかったの?と聞かれた、と。ーーー結論として、おれも友人たちの意見に同調する。

 まあ、おれも、若い頃自転車にのっていて何度も職務質問うけたことがあるし、腹も立つこともあったが、しかし、義務ではないとはいえ、まあ、警官の質問には答えた方がいいと思う。この前のゲーツ教授もすぐに身分証は提示したわけだろ、アメリカだって、それが普通ではないのか?

 で、そうして、警官とコミニケーションをとる。例えば、おれなんかの場合だと、「怪しげに見えた?」なんぞと聞いたりしたら、わりに適切な答えをしてくれるものだ。アメリカでは警官との信頼関係ってのはないのかな?おれなんぞ、若い頃ニューヨークの空港から町に観光にでたとき、警官に「ニューヨークってこわい場所ってどこですか」と聞いた覚えがあるーーーおれ臆病だからーーー警官笑っていたが・・・
 
 で、もし、そこに住んでいて、投稿者が従来型日本人とは違った外見でチェックを頻繁に受けそうなら、なおさら、「おっちゃん、おれ、ようやく日本国籍とったんや、それなのに警官にこんなに呼び止められるのは、かなわんし悲しい。どうしたら、こうした目に遭わないですむか一緒に考えてくださいませんか」とかななんとか、言えば、わりに好感をもって協力してくれるんじゃないかね?

 コメント欄では、彼の対応を絶賛しているひとも多いが、しかし、そこのコメント欄にもあるように、中国から日本に帰化して、日本国籍をとった人が、間違って、入管に勾留された、という事件もあった。失敬な話ではある。彼女の場合、たしか、日本語があまりできないか、しゃべっらないたちだったと思う。警察は謝罪している。(因みに、これ報道されたとき有道くんが投稿していないということはやっぱ日本語新聞読んでねーな、ていうか、あそこの読者も読んでいるやつすくないのかもね)

 ゲーツさんのようになるとは限らないにせよ、例えば、アメリカでは、
Immigration officials detaining, deporting American citizens




An unpublished study by the Vera Institute of Justice, a New York nonprofit organization, in 2006 identified 125 people in immigration detention centers across the nation who immigration lawyers believed had valid U.S. citizenship claims.

二〇〇六年には125人のアメリカ国籍を持つ人が移民官に勾留された、という調査もあるようだし、

また、



THURSDAY, APRIL 23, 2009

U.S. Citizen Deported to Mexico, Shipped to Guatemala, Now Held in Jail

Another U.S. Citizen Deported

From the Los Angeles Times:

An American  Deported

などなど、アメリカ国籍をもちながら、誤って強制退去させられるケースまでもあるわけでしょう。なこと人権意識の高い有道ブログの読者ならご存じでしょう? 日本の移民官や警官は法に忠実でやさしいから、大丈夫だと思っているのか?


 権利だからと言って、頑なに拒否するのではなくーーー下手すると、万が一にでも、勾留、(アメリカでは強制退去)の危険まであるーーー、むしろ建設的で現実的な策をとる方がうまいやりかただと思うがね?

 警察と協力したら、というコメントにmark in yayoi の例もあるように、協力しても駄目だ、と言う有道氏の答え。引用されているのは、文京区か、どこかで、百何十回も職務質問をうけたというので、そんなにひどいんじゃ、公式に警察に苦情を言えば?あるいは、証拠があれば、警察に問い質して上げると提案されても、応じなかった人のコメントを根拠にしているのです。
Debito leading foreigners down the garden path
July 21st, 2008 . by Matt
 (
occidentalism)


 協力を拒み、協力の申し出も拒みつつ、排外性を維持しながら、その名目とは、裏腹に、解決を志向していない、ようにしかみえないではないか?自分たちを称賛するものだけを歓迎し、また、彼等は日本の一部にある不正を拡大し、あるいは事実を伏して、または歪曲して、かつ・または訂正を拒絶しながら、ねつ造し、あるいは、単純にねつ造して宣伝する。何が目的なのか?ーーーそれが、わからないーーーそれゆえ不気味なのである。

 日本社会や制度にも協力的で建設的な外国人・外国出身者が大抵なんでしょうけど、こうした在日外国人・外国出身者もいる、ということです。

 なんなら、I support Arudo Debito とかまして、お友達の外国人・外国出身者の顔色をみながら、判断資料にしてみてください。

 また、移民問題を考える参考資料にしてください。

核武装の選択肢を検討するアラブ諸国

2009年07月26日 02時40分26秒 | Weblog
イランが核保有国になれば米国は「壊滅的行動」に出る、とクリントン(今日の覚書、集めてみました)
US will take 'crippling action' if Iran becomes nuclear, says Clinton
ということで、

The remarks appeared to be aimed at reassuring Arab allies uneasy about the rise of a nuclear Iran, and considering their own nuclear options. It also seeks to influence the decisions being made in Tehran. But it drew an immediate riposte from Israel's minister of intelligence and atomic energy, Dan Meridor.

このコメントはイランの核保有国化を懸念し、自ら核保有国となる選択肢を検討しているアラブの同盟国を安心させるためのもののようである。
また、イラン政府が下す決定に影響を与えることを狙っている。

ということだそうです。
 どうも隣国が核武装すれば、こちらも核武装しよう、という発想は、国際的にはむしろ標準的な発想のようですな。