Web Master's Room

バイク乗りのちょっと寄り道、思った事…

黒い鉄のくじら

2008-08-08 07:58:24 | ツーリング

てつのくじら館
海上自衛隊の広報施設のひとつで
現役を退いた“潜水艦あきしお”がでんと据えられている。

中に入ると海上自衛隊の歴史と機雷掃海などの活動内容などが説明してある。
さすがに現役の自衛隊の施設である。
展示してある内容はもっともな事ではあるが
差し支えない程度の内容で人間臭さがまったく無い。
何もかもがドライ。
戦争なんて起きないし
仮に起こったとしてもコンピューターによるデジタル戦なのか…。
そんな気さえしてしまう。
目玉の潜水艦内部は司令室に入る事ができるが
魚雷発射室には入る事が出来なかった。

何か通り一辺倒
臭い蓋は開けません、鹿屋の基地の時もそんな気がした。
裏側も理解できるだけに、不満のままここを後にする。
もう少し現実を理解しなければ…。

海沿いを南下すると大和を製造したIHIのドックがある。
今も大型船を製造しているようだ。
大和のDNAはここで生かされているのだ。

そしてもう少し行くと“アレイからすこじま”がある。
現役潜水艦の係留地を見る事が出来る公園だ。
その日は1隻の護衛艦と5~6隻の潜水艦が繋がれていた。
思ったより近くで見る事ができ
見渡した限り警備の兵は1人しかおらず
仕切りの柵もその気になれば越えられそうな程
のんびりとそして静かであったのが以外であった。

必要なのか不必要なのかは
どちらももっともな話の訳で私には判断つかない。
真っ黒に塗られた潜水艦はまさにくじらのようだったが
できれば大海に出る事無く
このまま眠っいて欲しいと思ったのが本音だ。