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バイク乗りのちょっと寄り道、思った事…

2013遷宮 伊勢神宮・出雲大社古事記の旅

2013-12-29 11:10:13 | 古事記
古事記によると高天原に神が現れては消え、現れては消え
そしてイザナギノミコから日本の総氏神アマテラスオオミカミが生まれてから
始まったとされる日本という国。
古事記の内容がどうであれ神武天皇までの正当性が語られる。
その中心的20の倍数と60の倍数が重なった2013年
(伊勢)神宮と出雲大社に参拝する事ができた。

性格的には右でもなく左でもない至って安定中心主義だが
単純に敬う心は日本人なら誰で持つ自然な流れだと思っている。
なのであまり深い意味も持ち合わせていなかったが
子供の頃読んだ因幡の白兎はもちろんヤマタノオロチ
鶴の恩返しや浦島太郎、さらに進めば桃太郎などの匂いがプンプンする裏読みが楽しく
また大和朝廷の偉大な権力が見え隠れする点は興味津々で
もちろん素直に読んで理解できる程頭が良い訳ではないので
追加で参考物件にも目を通す事が多かった1年であった。
歴史にまったく興味がなかった私がオブラートに包まれた真実を見つける
ある意味推理小説を読むが如く楽しませてもらった1冊であった。
かごめかごめ程難解では無いにしろ、次の世代への伝承は昔から確実に行なわれてきている。

そしてその存在意義を理解し、そして確認する。
そう、昔からの困った私の癖である。


伊勢神宮 外宮


伊勢神宮 内宮


伊勢神宮 内宮


出雲大社


出雲大社


八百万の神々をお迎えする稲佐の浜

私的古事記の旅 総集編

白い岳の湯

2013-12-15 16:06:54 | ツーリング
12月も中旬
朝起きると山頂はうっすら白く染まり、池にはかなりの厚さの氷が張る。
ここは久住も近い熊本県わいた温泉郷、岳の湯。
外気温が低いので温泉の水蒸気が小さな集落を白く包んで
水蒸気は硫黄の香りを運びこれが自然の力である事を誇示している。

この地熱と水蒸気を利用して蒸す釜の部分を“すめ”と呼ぶ。
軽トラを横付けして何かをすめから引き上げているおばあちゃんがいたので
何か尋ねてみると大豆との事でここで蒸あげて味噌にするとの事。
きっと美味しい味噌が出来る事だろう。
おばあちゃんには重そうだったので軽トラまで運んであげる。
また温泉蒸気で蒸すすめで作る地鶏蒸はご当地グルメの代表である。

硫黄分を含んでいるが温泉は源泉温度が高く無色に近い。
上から見下ろす貸切露天風呂は更に寒くなって空から白い物がチラチラする頃には
見渡す物がすべて真っ白になってしまう。
寒くなればなるほど白く染まる岳の湯であった。