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バイク乗りのちょっと寄り道、思った事…

元鉄ちゃんライダー的旧豊後森機関庫の29612

2016-03-25 10:23:51 | ツーリング
記事は編集中です…



汽車倶楽部さんの協力のもと、志免でスクラップ処分の予定であった29612がここに展示してあります。
この29612は主に長崎で使用されたとなっていますが
最後は行橋機関区所属で田川線で石炭や石灰石を運んでいて当時小学生だった私も現役現車を見ていました。
志免に展示された時は見に行けませんでしたが40年以上経って再開するとは思いませんでした。
29612の車歴

さすがは汽車倶楽部さんの手にかかって整備されているので、どこの展示車両より現役当時の面影が随所にでています。
とは言いますが、当時のSLは煤だらけでちょっと触ると指は真っ黒になり、こんなに黒光りはしてませんでしたが…。
ただ一度だけこの様なピカピカのキュウロクを見た事があります。
それは新幹線が博多まで開通したと同時に北九州地区の無鉛化
つまりSL全廃のさよならSLの時の重連のキュウロクです。
そのうちの一両があの九州汽車倶楽部に展示してます。
実はオーナーのお父様がその時の機関士との事、ここまでのご尽力には頭がさがります。

機関車の命とも言われるナンバープレートはオリジナルではありませんが、おそらく現実に忠実に再現されているのは鉄ちゃんには嬉しい限りです。



そのナンバープレートも正面、キャブ左右は標準ですが、テンダ車の後ろ側は形式入りの花文字仕様
当時後藤寺や伊田にキュウロクを追っていた者には涙もので当時を思い出します。
花文字仕様にするとコストがかかるので、どの車両もしていた仕様ではなかったので
花文字仕様を見つけるとアイスの当たりの様に喜び、ナンバープレートの拓本をとったものでした。
ナンバープレートの拓本とはそのナンバープレートの上に障子紙をあて、手にはめた軍手で機関車を煤を付けて
上からなぞるとその形が浮きでるというものです。
当時の鉄ちゃんのアイテムの一つでこの29612の拓本も確か私の実家の倉庫に眠っているはずです。
ちなみにキャブプレート横の“森”は豊後森機関区所属である証です。(実際には配属されてはいませんでしたが…)


今後、玖珠郡玖珠町森町にある三島公園に展示してあるC11270もこちらに展示する計画もあるようなので
JR九州のハチロクも久大線を走る事に期待したいですね。