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バイク乗りのちょっと寄り道、思った事…

別冊KameCameClub 雨を避けて西へ

2014-07-31 18:23:12 | ツーリング
うだる様な暑さ
今ぞとばかりに鳴くクマゼミ
夏休みの子供たちは朝からプールバックを抱えている。
誰もが思う夏だよなぁ…。

だから…

雨は絶対降らないよ…
暑いから川で泳ぐように海パンもって行こうかな…
上着はメッシュだな…

そう思って出発したところ
ファームでいきなりの雨…
しかも寒い…。
猛暑なんて嘘だ。いやきっとまだ夢の中なのだろう。
そう思いたかった…。

急ぐツーではないので茶屋で雨宿りを兼ねてまったりしていると
すぐに上がったので高千穂を目指して再出発する。
遠く阿蘇五岳を望む場所は低く雲海の様に雲が立ち込め
雨の彼女は新緑にも包まれ初々しさも感させている。
三愛で小休止すると再び雨が降り出したので
この時点で高千穂の県道6号とトトロの旅は諦める事にし
冷えた体を温める為に地鶏炭焼きを食べに行く事にするが
薄着の入えっちを不憫に思った優しいナルナルは雨カッパを貸してあげるのだが
その後燃えないゴミとなってしまったのは内緒の話である。



西へ向かえば雨は避けられるとの読みは無残にもはずれ
鯛生金山へエスケープする頃には入えっち以外は水も滴るいい男になっていた。
県道大好きナルナルのご希望どおりの対向車も来ないくねくね道を
本当にこの道なのか?っと不安な峠道を下りだすと目的地は見えてきた。

地鶏三点刺身絶品の“ろばたやき山ろく
こんな山奥なのに知る人ぞ知る名店だ。



なぜか佐世保の話題を2つばかり話しながらマッタリ過ごして
早めの帰路を通行止で本当にこっち?って思う県道リレーで朝倉を目指した。



耳納山スカイラインを下ると陽射しは無いが蒸し暑さだけが戻っていて
帰宅後洗車をして、シャワーを浴びて
ビールを開けるといつもの夏が戻っていた。

うー、乾杯!そしてお疲れ様!
平日にもかかわらず付き合ってくれた友よ、ありがとう、次回もよろしく!

本日の走行距離 347Kmなり


ライダー的天ヶ瀬温泉の楽しみ方

2014-07-10 19:09:08 | 温泉
*一部加筆しました。



山肌は黄色や赤に染まり、襟首から入り込む風は体を縮みさせ
秋から初冬にかけて冷えた体を温めてくれる身近な温泉。

日田から湯布院方面に進むと玖珠川に寄り添うように佇むのが天ヶ瀬温泉。
幹線道路は裏山にバイパスを作ったので今では温泉街を通る車はほとんど無い。
車をほとんど見ないだけでなく、温泉街の南側に高い山がそびえるので
日中でも陽の光があたりづらくなっているのが更に寂しさを加えている。
旅館やお土産屋さんもどこか古惚けた感じさえさせ
駅中の観光案内所もいつ行っても閑散としていた。

そんな忘れ去られた様な時間の中で懇々と湧き出す温泉は1300年もの昔からの時を刻む
豊後国風土記によると大地震の際に湧き出したという。



いくつかある河川敷の共同露天温泉の中でも一番のお勧め“駅前温泉”
営業時間も長くきちんと管理されていながら利用料は100円なり。
かすかに硫黄の香りがする単純硫黄泉、今年の春先はもっと白濁していたはずだ。
先客は地元の方で毎日の様にここに来られるそうなので少しばかり話を聞いてみると
天ヶ瀬の源泉は70℃くらいの高温で源泉掛け流しとはいかず水道水で薄めていて
また源泉が川のすぐ横にあるので増水すると川の水が混ざるらしい。
なので源泉が多く流れてくると硫黄の香りがする白濁したお湯になるのだ。
だから白濁は自然の気分次第と言うよりは水道水の量次第という事か。
子供の頃は川で泳いでいたが川の中にも源泉がり熱い思いをした事もあると話してくれた。



川を向いて対岸からすっかり覗ける恥ずかしさもあるがそこは温泉の醍醐味
こんな開放的な地元の方の社交場もそうそう無いはずである。
左奥にJR久大本線の赤い鉄橋があり
その鉄橋を葡萄色をしたJR九州お自慢のななつ星が通過していった。



駅前温泉が多い時はこちらもお勧め岩風呂“薬師湯”



こちらもなかなかの眺め“鶴舞の湯”
ただしこちらは残念な事に夕方5時から10時まで
目の前に広がる玖珠川はこちらの方が開放感があり。



勇気があれば360度オープンな神田湯もある!
“かんだゆ”じゃなく“じんでんゆ”って読みます。

他にも旅館の施設の温泉はもちろん、いくつかの共同露天風呂や足湯もあるので
お気に入りの温泉を見つけてください。

駅前から役所の方に進むとからあげ屋さんがあり
100g160円なり。200g買うとお腹いっぱいになる。
温泉から上がって川沿いの石の上に座り、川の流れを見ながら頂く事にした。