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ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

「就学フェスタ!2011」障がいのある子どものために

2011-12-01 01:23:18 | バリアフリー関連
2011年12月10日土曜日「就学フェスタ!2011」が行われます。

このイベントは、株式会社「ミライロ」さんとNPO法人「「1人親家庭支援あっとすくーる」さん、「(特)暮らしづくりネットワーク北芝」さんで企画運営されています。
障害のある子どもや1人親家庭のこども、そしてその保護者向けの進路相談イベントです。

株式会社ミライロ 取締役社長 垣内さんの講演や関西圏の高校や大学、教育委員会等の相談ブースもあり、少し規模の大きいイベントです。


~就学フェスタ!2011~

 日  時   2011年12月10日土曜日 13:00~17:00

 場  所   大阪府箕面市 らいとぴあ21(箕面市立萱野中央人権文化センター)

 アクセス   地下鉄御堂筋線 千里中央駅または阪急箕面駅から、
        阪急バスで萱野三平前(市立病院経由のみ停車)下車。
        バス停から徒歩3分。
        または かやの中央で下車、バス停から徒歩10分。

 問い合わせ先 らいとぴあ21 tel 072-722-7400

 企画概要    当事者大学生の講演
         株式会社ミライロの垣内さんによる講演。
         1人親家庭支援NPOあっとすくーるの渡さんによる講演。
         当事者として就学の困難をどう乗り越えたのかというお話です。

        高校・大学の進学ブース
         各学校の支援体制や取り組みの紹介。
         大阪北摂の特色のある学校を中心に出展。

        ミライロ・あっとすくーるブース
         当事者の視点から、リアリティーのある相談。
         入学前後の生活や、どれくらいお金がかかるのかなど、
         経験からのお話です。

        先輩ママ・パパに聞く交流サロン
         先輩当事者の方々のいろいろなお話を聞ける場があります。
         同じ悩みをもっている方とのつながりをもつこともできます。


 参加費    無料



このイベントでは、学校のバリアフリー情報や奨学金情報を知ることができます。
障がいのある子どもの将来の進路に不安を抱えている保護者には、大変参考になるイベントです。
それぞれの体験が聞けることは、とても貴重だと思います。
ご興味のある方は、是非参加されてはいかがでしょうか。


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行きたくても行けない!

2011-11-20 00:45:53 | バリアフリー関連
ゆうやたち身体障害児も、特別支援学校を卒業した後、それぞれの進路へ進みます。

大学へ合格した生徒は、大学へ~。
企業へ就職が決まった生徒は、会社へ~。
事業所へ通所が決まった生徒は、事業所へ~。

皆、夢と希望でいっぱいです。

ところが、1つ、ゆうや達の前に立ちはだかる大きな壁があります。
それは、それぞれの進路先に通う手段です。

ゆうやの友人は、大学へ合格しました。
その大学は駅から遠いところにあるので、学生達は皆バスで通学するそうです。
ゆうやの友人は車椅子で生活をしているのですが、そのバスには車椅子で乗れないそうなのです。
なので、彼は自力で車椅子を両腕で動かして通学するそうです。

健常者である学生達はバスの窓から、車椅子に乗った彼が両腕で必死で進む姿をどんな思いで眺めるのでしょうか。
雨の日も風の日も。
雪の日も真夏の太陽が照りつける日もー。
これが今の日本の現実です。

ゆうやの友人のように自力でなんとか通える生徒は、まだいい方です。

身体が不自由なため、自力では全く前へ進むことができない生徒が沢山います。
ゆうやもそうです。

たとえ進路が決まっても、事業所が送迎してくれなければ、自分では通うことができません。
家族が送迎できる家庭はいいですが、いろんな理由で送迎できない家庭が多いのが現状です。

たとえ今は送迎できても、いつまでも家族が送迎できるとは限りません。
親の方が先に旅立つのが世の常です。
残されたゆうやたち障害者は、事業所の送迎なしでは通うことができなくなります。

けれども全ての事業所や学校で送迎しているわけではありません。

では、ヘルパーさんに送迎してもらったらいいではないか~という考えが浮かびます。
ところが、それが法律で禁じられているのです。

ヘルパーさんは、学校や事業所への送迎をしてはならないのです。

こんなおかしな法律、いったい誰が作ったのでしょうか!
重度の障害者達は、どのようにして社会へ参加したらいいのでしょうか!

私は、このことに非常に憤りを感じます。
多くの障害者や家族が、この法律の前で苦しんでいます。

ゆうやの学校では、卒業後の進路が決まったけれど、このような理由で通うことができず、結局、家で過ごしている先輩方もいます。

多くの障害者や関係者が動き、この件についてやっと来年度に検討されることになったそうです。
どのように検討されるか分かりませんが、もっと障害者に対して思い遣りのある法律であってほしいと、心から願います。

重度障害者も社会に参加したいのです。
自立したいのです。
学校へ通いたい、事業所へ通いたい。
こう思うことは望み過ぎですか。


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やってみる「テミルプロジェクト」

2011-11-18 00:57:37 | バリアフリー関連
先日、大阪の御堂筋線心斎橋駅で降りました。

改札を出ると、あら、美味しそうなお菓子がずらりと並んでいます。
あっという間に人垣ができました。

試食ができるとあって、クッキーやケーキの前に置かれた試食用皿には、次から次へと手が伸びていました。
私ももれずにジャムをのせたバタークッキーを試食しました。

お、おいしい~♪

あら?見たことがある人達の写真が~。
世界大会で優勝しているパティシエの「辻口シェフ」や「高木シェフ」らではありませんか。

彼らトップパティシエの指導のもと、知的障害を持った人たちがお菓子作りをしているのです。
作り出されたお菓子は、ハスカップマフィンやら、ガレット、クッキーなどなど。

これらは全て「テミルプロジェクト」が企画しているそうです。
「テミルプロジェクト」では、知的障碍者と健常者の隙間を埋めることに着目しながら、同時にまずは知的障碍者の就労環境の改善に取り組んでおられるそうです。

バリアフリー、ユニバーサルデザイン、アクセシブルデザインと物理的な隙間を埋める取り組みは今まで行われて来ましたが、実際に知的障碍者と健常者の隙間は埋められていないのではないかと、「テミルプロジェクト」は疑問を投げかけておられます。

「テミルプロジェクト」とは~     「テミルプロジェクト」HPより抜粋
人間は夢を描いて生きています。
また今、夢をもっていなくとも夢を持ちたいと思っているのではないでしょうか。
そのことは誰しも変わらないはずです。
しかし、今、環境などが障害となり夢を持ちたくとも持てない人や持っていても
諦めている人もいるのが現状だと思います。
そんな人に、特にここでは障碍をお持ちの方に『やってみるか!』と思える環境を作り、
夢をもつきっかけを提供することをこのプロジェクトは大きな目的としています。

美味しそうなお菓子たちには、こんな素敵な思いがこめられていたのですね。
このお菓子達は、ネットでも販売されているそうです。
http://www.temima.jp/

「テミルプロジェクト」のような活動を通じて、障害者と健常者の隙間がこれからどんどん埋められていくといいなあと思いました。


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新幹線に乗るために

2011-09-27 00:05:59 | バリアフリー関連
昨日は、特別支援学校へ修学旅行説明会に行ってきました。

修学旅行についてのパンフレットには、行き先や行程が書かれていました。
新幹線の座席についての頁は、空白でした。
新幹線の団体予約は、1ヶ月前からでないとできないそうです。
修学旅行までまだ1ヶ月以上あるので、まだ予約がとれていないのですが、多分とれるであろうという想定で話が進められました。

先生方は、生徒に「さくら」や「みずほ」に乗せてあげようと思ってくださったのですが、「さくら」や「みずほ」には着替えなどができる個室がないそうです。
その上、団体予約を受け付けていないそうなのです。
それで、ゆうや達は「のぞみ」に乗ることになりました。

「のぞみ」には車椅子スペースのすぐ近くに身体障害者用のお手洗いと、個室があるそうです。
障害の程度が重い生徒は、おむつ交換が必要になります。
やはり個室は必須です。

「のぞみ」が駅に停車する時間は3分だそうです。
その3分の間に、ゆうやたち生徒を含め、全乗客が乗車しなければなりません。
ぐずぐずしていたら、乗れなくなってしまいます。

先生方はあらかじめホームで、すぐに乗れる準備を整えられるそうです。
そうは言っても、ゆうやは立つこともできませんから、乗る前に車椅子をたたんでおくことなどできません。
「のぞみ」が到着してすぐに車椅子から降ろして、座席に座らせ、そして車椅子をたたんで車両に乗せ、荷物も運び込まなければなりません。

短時間に何人もの生徒に対して、そんな早業ができるのでしょうか。

ある特別支援学校で、新幹線に乗せるために保護者もホームで手伝ったそうです。
すると、保護者が降りる前にドアが閉まってしまい、その保護者は次の駅まで行くはめになったそうなのです。

このようなことになってはいけないので、とにかく保護者はホームには来ないでください、とのことでした。
先生方の技で、生徒達を短時間で乗せますとのことでした。

新幹線に乗るだけでも、大変なスピードと重労働が求められるのです。
私は、この話を伺っただけでも、先生方に頭が下がる思いです。

ゆうやは、新幹線に乗れることをとても楽しみにしています。
生徒達のにこにこ笑顔は、先生方の深い愛情に支えられているのでした。



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福祉関係の進路相談会

2011-09-23 01:18:36 | バリアフリー関連
昨日は、特別支援学校で進路相談会がありました。

私は、進路の先生と卒業後の進路についての相談会だとばかり思い込み、朝8時半過ぎに家を出ました。
学校に到着すると、進路の先生と廊下でお会いしました。
「おはようございます。こちらです。」

先生が、図書室に案内してくださいました。
が、進路の先生はそのまま立ち去られました。

「あれ?」
不思議だなあと思いつつ図書室の中を見ると、図書室の2つのテーブルのうち、1つのテーブルではすでに相談会が始まっていました。
もう1つのテーブルを見ると、ゆうやの担任の先生と、地域の役所の方が座っておられました。

こんな朝早くから、ゆうやの進路のために役所から来て下さったとのことでした。
プリントを隅から隅まで読んでいなかった私は、驚きました。

昨日の進路説明会では、平成18年4月から障害者自立支援法が施行されましたが、その制度についての説明と利用方法について生徒一人一人の障害程度に合わせながら説明をしてくださることになっていたそうです。

特別支援学校を卒業してから何をしたいのか?
それをするために何処へ行くのか?
そこへどのように通うのか?
お金はどれぐらいかかるのか?
どこへ申し込むのか?
どこへ相談したらいいのか?

ゆうやの場合は、私が癌の摘出手術の時に先行して手続きを始めていたので、現在は殆どの手続きを済ませてあります。
これから短期間でこれらの手続きをふむ人は、大変だと思います。
私は、何が幸いするか分からないものだなあと思いました。

相談会では、将来不安なことについて尋ねられました。
私は、次の3点を挙げました。
(1)卒業後のリハビリをするところがないこと。
(2)介護者の急な体調不良による場合の短期入所できるところがないこと。
(3)将来ゆうやを施設以外で受け入れてくれるところが殆どないこと。

(1)については、日本の社会として欠落しているところだから、今のところ非常に難しいとのことでした。
(2)については、まずは地域の短期入所をしている事業所とあらかじめ契約しておくようにとアドバイス頂きました。
(3)については、今は殆どないけれど、今後、増える可能性が高いとのことでした。

私達の番が終わり次の生徒が入室すると、今度はその生徒が住む地域の役所の方が座られました。
学校側で企画してくださったこのような相談会は、大変貴重な機会であると思いました。
役所、学校、相談支援事業所、障害者とその保護者。
一同に会することができて本当に良かったと思います。

卒業後の生徒の将来の為に、学校側からここまできめ細やかな配慮を頂けるとは、本当に有難い限りです。
プリントをきちんと読んでいなかっただけに、私の感動はなおさらでした。
(これからは、事前にしっかり読んでおかなければいけませんね。)



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