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ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

市バスに乗ってみました

2011-08-28 00:44:15 | バリアフリー関連
ゆうやが幼い時、住まいしていた地域の交通手段は、市バスのみでした。
私は、バスに乗る際はゆうやを片手で抱っこし、荷物を肩にかつぎ、バギーをたたんで抱えていました。
ゆうやが3歳にもなると、とても大変でした。

その後、転居し、再び市バスに乗ったのは高校受験の頃でした。
目指す高校見学のため、中学校の先生と一緒に市バスに乗りました。
その市バスは手動でスロープを出さなければならず、バスの運転手さんにとても嫌な顔をされました。
走行中も度々急ブレーキをかけ、とても乱暴な運転だったので、ゆうやの車椅子はブレーキをかけているにもかかわらず、床をすべって移動していました。
降りるときも手動でスロープを出してくださったのですが、これまた非常にブスッとした表情で不機嫌でした。

私達は市バスに乗っただけで、とても嫌な思いをすることになりました。
それからはずっと、市バスには乗っていませんでした。

先日、ヘルパーさんと出かけた際、ひさしぶりにバスに乗ったそうです。
やはり、手動でスロープを出さなければならないバスだったそうですが、運転手さんがとてもいい人で大変親切にして頂いたとのことでした。
私はとても嬉しくなりました。

以前のように、冷たくされてゆうやが傷つきはしないかと懸念していたのですが、そんな親切な運転手さんも居られる事を知って安心しました。

ゆうやにとっては、ヘルパーさんに付き添って頂いてバスに乗ったのは初めてでした。
この冒険がとても心弾むものだったらしく、また、バスに乗ってお出かけしたいと言いました。

昨日も張り切って出かけました。
がー。
突然の大雨と雷で、警報も出されました。
結局、バスに乗ることはあきらめて、地下鉄に乗ったようです。

昨日の雨で、雨の時は、市バスに乗ることが難しいことがわかりました。
バス停に屋根がないところが多く、屋根があってもバスを待つ行列が外へ出てしまうのです。

雨でもゆうやが市バスに乗れるように、何か対策を考えてみようと思います。


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「株式会社ミライロ」さんについて

2011-06-12 01:45:31 | バリアフリー関連
先日、大阪市の真ん中にある素敵なビルの一室にある「ミライロ」さんを訪ねました。

社長さんも副社長さんも学生さんです。
社長さんは自らの障害を活かし、「障害があるからこそ」できることがあると考えられています。
数々のビジネスコンテストで受賞され、2010年に「株式会社ミライロ」を設立されました。

「株式会社ミライロ」さんでは障害をマイナスとして捉えるのではなく、障害を価値あるものとして捉えられています。

バリア(障害)をなくすバリアフリーではなく、バリア(障害)をバリュー(価値)とする社会。
「バリアバリュー」な社会の創造を目指しておられます。

「株式会社ミライロ」さんは様々な活動をされていますが、「ゆうやプロジェクト」として注目すべきプロジェクトは「ミライエデュケーション事業」です。
これは、障害児や病気を抱える児童を対象にした教育を行う事業です。
治療やリハビリが長引いて、学校の勉強に遅れが出ている子供や、塾に通いたくても環境面の問題から塾に通えない児童のため、病院や家庭に家庭教師を派遣されています。

特別支援学校卒業後、学習の機会がない障害児も学ぶことができそうです。
今度詳しくお話を伺いたいと思っています。

また、「心のガソリンスタンド事業」として社長の垣内さんが、学生や障害児の父兄、企業の新人研修向けの講演をされています。
1人でも多くの若者や、障害を持つ人々の心のエンジンに、勇気というガソリンを注入し、日本中の人々が笑顔で生き生きと、自分の道を進める社会を作っていくという事業です。

人に与えられた時間は限られています。
私も癌になってから、特にそのことを意識しています。
垣内さんも一日一日がいかに貴重であるかを実感されておられるとのことです。

最後に垣内さんのお言葉を引用させて頂きます。
「自分に残された時間、自分になにができるかを自問することがありました。
そして、自分のためだけに自分の時間を使うのではなく、誰かのためにも自分の時間を使おうという考えにたどり着きました。
そのためにも、私にできることを世界に広げ、それを通して社会に貢献していこうと、株式会社ミライロの設立を決めました。」

これから「株式会社ミライロ」さんを応援していきたいと思います。


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特別支援学校の運動会

2011-05-22 00:15:16 | バリアフリー関連
昨日、ゆうやの通う特別支援学校で運動会がありました。
ゆうやにとっては学生生活最後の運動会です。

ゆうやパパと朝から応援に行きました。
ゆうやパパはカメラ担当、私はお弁当担当です。

学校に到着すると、もうすぐゆうやの出番でした。
ゆうやは初めて電動車椅子の操作を自分でして、リレーに出場することになっていました。

いよいよゆうやの順番がまわってきました。
少し動いては微妙に進行方向を変えながら進んでいます。

あ、コースを外れて父兄席の方へ向かっています。
操作にてこずっているのでしょうか。

担任の先生が、父兄席へ突っ込んで行くゆうやの電動車椅子をさっと操作してくださり、リレーのコースに戻してくださいました。
頑張れ~ゆうや~!
無事ゴールしました!

担任の先生が、学校にあった古い電動車椅子のバッテリーを自費で交換してくださり、ゆうやが使い易いように改造してくださいました。
そしてゆうやは、毎日運動会に向けて電動車椅子の操作練習をしていました。

「お母さん、電動見てね。」
ゆうやは張り切っていました。

特別支援学校の運動会では、いつも感動を覚えます。
リレーでは、電動車椅子、自走車椅子、歩行器、ストレッチャーなどを利用して皆全力で走ります。
もちろん、自力で走る生徒もいます。

先生方や父兄、応援席の生徒達は拍手をして声援を送ります。
私は、一生懸命走る生徒達の姿にいつも「全力で生きている」彼らのひたむきさを感じます。
そのひたむきな心は私の胸の奥にあるであろう命の泉に届き、感動で熱い涙が溢れます。

ゆうやは学校から帰ってきて「電動がんばったよ♪」と嬉しそうでした。
よく頑張ったゆうやに、私はケーキを用意しました。

いい思い出がまた1つできました。


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バリアフリー展に行ってきました その2 「車椅子が凄い乗り物に変身!」

2011-04-18 00:33:44 | バリアフリー関連



今回のバリアフリー展で最も画期的だと思ったものは、ヒーローが乗るような乗り物でした。

もちろんそのヒーローが乗っているバイクのような乗り物は、障害者のために作られたものです。

障害者がそれぞれ乗っている車椅子のまま、乗り込めるようになっています。
フレームは「レッド&ホワイト」「シルバー&メタリックレッド」「シルバー&メタリックブルー」「シルバー&メタリックブラック」と色鮮やかなバリエーションが揃っています。写真のは「レッド&ホワイト」です。



これは「ホイールチェアビークル」という乗り物だそうです。

時速40kmで走行でき、1つのバッテリーで25km、2つのバッテリーで50kmの走行が可能です。
価格は60万円台。

会場の説明員によると、これから改良を重ねて価格をもっと抑える方向に進めていくとのことでした。

これは素晴らしいと思いました。
夢を実現化する乗り物だと思います。

ただ、実際の走行には普通免許が必要とのことです。
公道を走行する際は車両扱いになるそうです。

「なんて画期的!ゆうやにも!」と思ったのですが、価格と普通免許がいると聞いてゆうやが乗るのは難しいと思いました。
今後、漢字や数字を猛勉強したら夢も実現するかもしれませんが~。

もしも普通免許を取得できれば、「ホイールチェアビークル」に乗って買い物にも自分で出かけることができます。
車椅子に乗って変身し、風を切って街を走行できるなんて、とても充実感を味わえるのではないでしょうか。

障害者が1人で走行するものなので、もちろん安全面でもこだわりがあるそうです。
確実な制動を得るために、三輪ディスクブレーキを採用し、転倒防止レールも装備されています。
バックする際は4点ハザードと同時に警告音が出ます。

会場では、実際にバックしている様子を見学することができました。
とにかくデザインが素敵でした。

いつかゆうやもかっこ良くこの「ホイールチェアビークル」を乗りこなせるようになったらいいなあと思います。


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バリアフリー展に行ってきました その1

2011-04-17 00:45:43 | バリアフリー関連

昨日は、妹とバリアフリー展に行ってきました。

最終日とあって3日間の開催のうち昨日がもっとも来場者が多かったようです。
延べ9万人以上の人が来場したそうです。

受付を済ませてまず、5号館へ入りました。
5号館では慢性期医療展2011も同時開催されていました。

私達は、慢性期医療展の方はさっと見て、隣のバリアフリーの展示の方へ行きました。

5号館は高齢者の為の住宅関連の展示や施設用設備機器、各種コンピューターシステム、介護予防、リハビリ機器などが並んでいました。
特にリハビリ機器が印象的でした。

スポーツジム並みのマシンが高齢者に特化した機能、形状で作られており、これなら高齢者もリハビリに取り組めると思いました。
しかしながら、スポーツジムにあるマシンのようなものなので、家庭に置くのは価格的にもスペース的にも難しいと思います。
これは病院や施設向きのものだと思いますが、もし、もっとコンパクトかつ低価格になれば、家庭でも気軽にリハビリに取り組めるでしょう。
今後の改良に期待したいと思います。

4号館ではトヨタやダイハツ、スズキなどの福祉車両が並んでいました。
車椅子に乗った人が運転する場合、運転席に移乗してから車椅子をどのように収納するかが問題になります。
展示車両には、ルーフに車椅子を格納するユニットが取り付けてあり、電動で車椅子を収納できるようになっていました。

このような車なら、障害者も1人で運転して出かけられそうです。
毎年、福祉車両の展示も見ていますが、年々改良が重ねられ、障害者や高齢者が乗り易い、運転し易いように考えられていると思います。
開発の方々が身体不自由な方の視点で、様々な工夫をされていると感じました。

また、車椅子や歩行器などの移動機器や関連機器も数多く展示されていました。

3号館ではベッドやマット、リフト及び昇降機、トイレ設備、入浴関連のものが展示されていました。
私達も昇降機やトイレ関連でパンフレットを頂きました。
ゆうやが愛用している足漕ぎ車椅子Profhand(プロファンド)はフランスベッドのブースで展示されていました。
リハビリグッズ 2 (足漕ぎ車椅子) http://blog.goo.ne.jp/yuyaproject/d/20101020
熱心に足漕ぎ車椅子について説明員の話を聞いている人がいて、私はとても嬉しく思いました。

2号館では介護関連、自助具、コミュニケーション機器、図書などの展示がありました。

これらの中で、初めて見るものや画期的なものがいくつかあり、私達は非常に興味を持ちました。
今後の日記で詳しく紹介させて頂く予定です。



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