ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

新幹線に乗るために

2011-09-27 00:05:59 | バリアフリー関連
昨日は、特別支援学校へ修学旅行説明会に行ってきました。

修学旅行についてのパンフレットには、行き先や行程が書かれていました。
新幹線の座席についての頁は、空白でした。
新幹線の団体予約は、1ヶ月前からでないとできないそうです。
修学旅行までまだ1ヶ月以上あるので、まだ予約がとれていないのですが、多分とれるであろうという想定で話が進められました。

先生方は、生徒に「さくら」や「みずほ」に乗せてあげようと思ってくださったのですが、「さくら」や「みずほ」には着替えなどができる個室がないそうです。
その上、団体予約を受け付けていないそうなのです。
それで、ゆうや達は「のぞみ」に乗ることになりました。

「のぞみ」には車椅子スペースのすぐ近くに身体障害者用のお手洗いと、個室があるそうです。
障害の程度が重い生徒は、おむつ交換が必要になります。
やはり個室は必須です。

「のぞみ」が駅に停車する時間は3分だそうです。
その3分の間に、ゆうやたち生徒を含め、全乗客が乗車しなければなりません。
ぐずぐずしていたら、乗れなくなってしまいます。

先生方はあらかじめホームで、すぐに乗れる準備を整えられるそうです。
そうは言っても、ゆうやは立つこともできませんから、乗る前に車椅子をたたんでおくことなどできません。
「のぞみ」が到着してすぐに車椅子から降ろして、座席に座らせ、そして車椅子をたたんで車両に乗せ、荷物も運び込まなければなりません。

短時間に何人もの生徒に対して、そんな早業ができるのでしょうか。

ある特別支援学校で、新幹線に乗せるために保護者もホームで手伝ったそうです。
すると、保護者が降りる前にドアが閉まってしまい、その保護者は次の駅まで行くはめになったそうなのです。

このようなことになってはいけないので、とにかく保護者はホームには来ないでください、とのことでした。
先生方の技で、生徒達を短時間で乗せますとのことでした。

新幹線に乗るだけでも、大変なスピードと重労働が求められるのです。
私は、この話を伺っただけでも、先生方に頭が下がる思いです。

ゆうやは、新幹線に乗れることをとても楽しみにしています。
生徒達のにこにこ笑顔は、先生方の深い愛情に支えられているのでした。



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