ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

日本の核武装はどうなのか

2018-06-13 11:26:08 | 日記
私がそのニュースを目にしたのは、3日ほど前のことだった。

米政府が、日本が保有するプルトニウムの削減を求めてきたことが9日分
かった。プルトニウムは原子力発電所から出る使用済み核燃料の再処理で生
じ、核兵器の原料にもなるため、米側は核不拡散の観点から懸念を示す。
                    (日経電子版6月10日配信)

このニュースを目にして、私がまず抱いたのは、「トランプ大統領は米朝会
談に本気なのだな」という思いだった。

アメリカは今、在韓米軍の撤退を真剣に検討している。米朝間の実務者協議
が続く中、アメリカは、「在韓米軍を撤退せよ」という北朝鮮の要求を飲む
ことと引き換えに、何としても北朝鮮の非核化を実現しようとしているの
だ、ーーそう思ったのである。

どういうことか。在韓米軍が撤退すれば、朝鮮半島における米軍の軍事的プ
レゼンスに空白が生じ、国家防衛を米軍に依存する日本は危機感を強めて、
核武装しようと考えるに違いない。ーーそう読んだアメリカは、日本の核武
装を阻止しようとして、日本にプルトニウムを削減するよう求めてきたのだ
ろう。私はそう考えたのである。

きょう6月13日の報道によれば、朝鮮中央通信は、シンガポールでの首脳
会談で合意されたのは「段階的で同時並行的な非核化」である、と報じた
(JIJI.COM配信)。ということは、北朝鮮が「非核化の第一段階」を実施す
れば、それに応じてアメリカが「在韓米軍撤退の第一段階」に着手する、とい
う具合に事が進むのだろう。

それにしても今、なぜ核武装なのか。日本の核武装、という言葉で思い浮か
ぶのは、エマニュエル・トッドの言説である。トッドは次のように主張した。
「日本も核を持てばいい。核を持てば軍事同盟から解放され、戦争に巻き込
まれる恐れはなくなる。」
日本は平和主義を貫くためにこそ、核武装すべきだ。そう考える論者は防衛
省の内部にも少なくないと思われるが、日本の核武装は「軍事的独り立ち=
日米軍事同盟からの離脱」の可能性を秘めている。アメリカは相変わらず
「核武装せず、自立できず、米軍に依存し続ける日本」を求めているのだろ
う。

う〜む、どうなのだろうなあ。
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