ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

新元号の発表に思う

2019-04-01 16:19:45 | 日記
新元号が「令和」と決まった。菅官房長官が「令和」と書かれた色紙を掲げるテレビの映像を、私はリハセンでトレーニングの最中に見た。レッグ・エクステンションのマシンに取り組んでいるところだった。

私がどういう状態でこの報を聞いたかなんて、どうでもいいよという読者がほとんどだろう。だがこのことは、私にとっては備忘録として大きな意味を持っている。令和10年の年には、私はこのことをもうすっかり忘れているに違いないだろうから。

まあ、それはともかく、この報を聞いたとき、私は、「おお、半分は当たっていたな」と思ったのである。私の脳裏に浮かんだのは、友人のブログだった。このブログで、友人は次の元号を「貴和」ではないかと予測していた。聖徳太子の「和をもって貴しとなす」からそう考えたのだという。

私はこれを読んで、「おお、グッドアイデアだ」と当初は思ったのだが、その後、2音の「〇ワ」よりも、耳当たりの良い3音の「〇〇ワ」のほうが良いのではないか、と考えた。そして、「敬和」というのはどうだろう、と思いついた。「でもなあ・・・。奥田敬和という有名政治家がいるから、この案は採用されないだろうな」などとも考え、結局、私の予測は結論が出ずじまいだった。まあ、その程度の関心しか持たなかったのである。

政府筋の説明によると、「令和」は万葉集からとったものだという。漢和辞典を見ると、「令」には「よい。清らかで美しい」の意味があり、広辞苑では、「令月」の項に「万事をなすのによい月。めでたい月」とある。「令和」には「和をもってよしとなす」の意が込められているのだろう。政治がこれに水をさし、次の時代を「冷和」の時代にしないよう、天邪鬼爺としてはただただ祈るばかりである。
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