ささやんの週刊X曜日

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

暑さに対して

2024-07-08 13:19:38 | 日記
暑い!
暑い!と思うのは、主観的な気の持ち方の問題である。「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」という言葉もある。気の持ち方次第で、暑さなど吹き飛んでしまうのではないか。

いやいや、もはやそんなことで片がつく段階ではない。「気の持ち方の問題だ」などと言ってエアコンをつけずに熱帯夜を過ごそうとして、あえなく自宅でお陀仏になるジジババがなんと多いことか。
年寄りの冷や水という言葉があるが、この夏の暑さは「気の持ち方」や「心構え」でどうにかなる問題ではない。なにしろ相手は災害級の暑さ、「命にかかわる危険な暑さ」なのである。

とはいえ暑さ寒さはある程度までなら、その人その人の感じ方の問題といえる。感じ方こそ主観的なもの、人によって違う。
身近に好い例がある。デイサの送迎車で一緒になることが多い私の知り合いのT爺さんは、この猛暑の最中でも長袖のポロシャツを着込んでくる。デイサの施設内の冷房が効きすぎて寒いのだそうだ。

たしかに、このデイサの施設は、冷房が効きすぎるきらいがある。私も体調によっては寒いと感じることがあるから、5分でははなく、7分袖のポロシャツを着ていくことがある。長袖を着ていくほどではない。

公共的空間のエアーコンディショニングの問題。これは難しい、厄介な問題である。部屋の温度をT爺さんが「心地よい」と感じる温度に上げれば、今度は、「ちょっと暑すぎるぞ。もう少し下げてくれないか」と苦情をいう人が出てくるだろう。万人に共通の「心地よい」温度などありはしないのだ。

何をもって「心地よい」と感じるかは人によって違うが、これは民族にとっても同じだろう。民族間の紛争や戦争は、大方そういうことに原因があるのではないか。ーーという具合に、話はどんどん広がっていきそうだが、いずれにしてもこれは厄介な問題である。やれやれ。

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