ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

お詫びと訂正 『原爆裁判』の著者に関して

2024-07-16 09:34:05 | 日記
何はともあれお詫びしなければならない。
先のブログで、私は著書『原爆裁判ーーアメリカの大罪を裁いた三淵嘉子』を取り上げ、この本の著者の、その経歴が不明だと書いた。そして、それは著者の故意によるものであり、著者はアメリカの報復を恐れたのではないか、ーー反米思想が満載のこの本の、その著者である自分に、何らかの報復が加えられるのではと危惧して、自分の正体をわざと隠そうとしたのではないか、と書いた(7月4日《『原爆裁判』を書いたのはだれか》)。

だが、この私の推論は根本的に誤っていた。この推論の前提そのもの(「著者の経歴が不明である」)が誤っていたからである。

きのうのことである。自室に散らばっている本を整理していて、私はこの本のカバーを見つけた。この本はデイサへの通所時に何度も持ち込んでいたため、邪魔になるカバーは取り外していたのである。

そのカバーの袖の部分を見たとき、私は驚いた。そこには、著者である「山我浩」氏の略歴がちゃんと記されているではないか!

「東京都生まれ。1969年明治大学文学部卒業後、出版社山手書房入社。編集長として『自分の会社を持ちなさい』(竹村健一著)、『リーダーシップの本質』(堀紘一郎著)」、『殿と重役』(ジョージ・フィールズ著)などのベストセラーを次々に手掛けた。現在は独立し、幅広いジャンルで執筆活動を続けている。著書に『安藤百福物語』(毎日ワンズ刊)など。」

出版人としては特にどうということもない経歴である。このことを知っていたら、私はあれほど大仰なブログを書かなかっただろう。
ここに報告してお詫びする次第である。

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