ささやんの週刊X曜日

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

蛮勇か、言いなりか キシダくんの口封じ作戦

2021-12-17 11:49:48 | 日記



グズグズのブレブレ。
子どもへの10万円相当の給付は、
現金での一括給付方式へと切り変えるのか、
それとも当初の計画通り、
5万円分のクーポン支給方式にこだわるのか。

この問題をめぐる岸田首相の対応のノロさは、
キシダくんの資質をよく表している。
「各方面から、様々な意見がありました。
それらを聴き漏らさず、一つひとつ丁寧に
傾聴する時間が必要でした。」

「聞く力」を売り物にするキシダくんは
そんなふうに言ったそうだが、
要するに優柔不断のグズの言である。
政治とは、せめぎ合う利害の調整を事とする以上、
各方面の利害をいかにうまく、いかに早く調整できるかが
政治的リーダーの資質の証になる。

とはいえグズのキシダくん、
ブレブレのキシダくんでも、
必要に迫られれば、風のように疾(はや)く動くこともある。
「機を見るに敏」という表現がぴったりなのは、
「赤城さん裁判」をめぐる口封じのやり方、
「臭いものに蓋」のやり方である。

森友文書をめぐって自殺した赤木俊夫さんの妻
雅子さんが国に賠償を求めた裁判は、
肝心の証人尋問が行われる前に、
被告の国が雅子さん側の言い分を認め、
請求された1億700万円全額を支払うとの
「認諾」の表明をしたため、
結審を余儀なくされた。

国が1億700万円を支払ってまで、
証人の口を封じようとしたことは明らかである。
証人尋問を目前にして行われたこの「口封じ」作戦は、
まさに「機を見るに敏」の典型である。
それだけに、これは見え見えのヘボ作戦と言えなくもないが、
こういうヘボい作戦を決行する蛮勇は、
キシダくんも持っているのである。
(それとも、ラスボス・アベ元首相の
言いなりになっただけなのかな?)

ま、国が蓋をしようとした「臭いもの」が何かは、
いずれ明らかになるだろう。



コメント
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