「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

「文庫本」への想い

2010年01月26日 | アホな自分
今日は本の話でも、しますかね。


自分は仕事がら、移動時間がけっこう長い時間取られたりするタイプなので、

そういうときのため用に、普段から書店を見つけると入り込んで、いろいろ気になる本を買って置くようにしています。

まあ、羽田ならちゃんと本屋もありますからね。随分、羽田の本屋にはお金を落としています。

まあ、新幹線移動などでは、ちょっと本屋に寄るのもあれですから、そんな時のために、まあ、あらかじめ用意しておくわけです。

まあ、できるビジネスマンな方は、ノートPCをパタパタ叩いて資料作ったり、資料読み込んだりする時間にあてるんでしょうが、

自分はそういうタイプではないので(笑)、そういう時間こそ、ゆっくり休んだり、自分の中に新しい情報を入れる時間にしています。

まあ、もちろん、資料作りの時間目当てで新幹線に突入して、残り時間気にしながら、資料つくってる、なんてこともありますけど、

まあ、だいたいは、前日までに用意しておく、という感じですね。

まあ、そんなわけで、新幹線や飛行機の座席にもたれて、ゆっくりと文庫本の世界に没頭する、という時間が、自分にとって有意義な時間に

なるわけです。その時間だけ、頭の中は、別世界へトリップ。存分にその世界に触れまわる。

そして、自分の中に新たな可能性や新たな考えが生まれたりするんですね。

だから、移動先に持っていく、文庫本というのは、けっこう大切なものです。自分を楽しませるものですからね。

ハードな時ほど、自分が愛している作家のものをもっていく傾向が強いですね。

まあ、割と今回はソフトだなあ、という時は、まあ、冒険的に買った知らない書き手の本だったり、ちょっとこのひとの本を読んでみよう、という

気になるひとの本だったり、その時の感情によってセレクトも変わってきます。

まあ、だから、いろいろなひとの本を手にするようにしてきましたね。

選択の幅をできるだけ、広げておきたいし、まあ、自分にささやいてくれる友人をたくさんもっているようなもんですからね。

いろいろなひとの、いろいろなささやきを聞きたい。まるでツイッターのようですが、

まあ、そういう瞬間的なモノではなく、ある意味完成された、そのひとの世界を、そのひとの言葉で感じたいんですよね。


世界に没頭したいんですよ。


そういう世界を提示してくれるひとを、自分の眼で選び、そして、自分自身で体験する。

結局、どういう書き手を選択するか、というのは、自分の色が出ますからね。

だから、ある意味、それらの文庫本は、選択した自分の分身であるとも、言えるわけで、その本を読んでいると、どこか「ほっ」とする自分がいます。


一日中、いくつものライバル会社の人間と顔をつきあわせながら、いくつもの会議をこなし、客先の会社へ説明を続ける。検討する。問題点を指摘する。

打開策を提示する。そんなことを続けるうちにあっという間に深夜を迎え、事務所に戻り、明日のための資料を作る。

やっと解放されても、帰るのは、ホテルの一室。

そんな長期出張があったりします。そんな時は、ホテルに戻ったあとの、軽い一杯と、文庫本が自分の支えになりますからね。

(もちろん、家族からの携帯メールも楽しみだったりするわけですが(笑)。ま、それは今回おいておきましょう(笑))

文庫本を読みながら、その時の気分にあったアルコールをセレクト。ビールのときもあれば、ウィスキーのときもある。

焼酎を買っておいて、水割りやお湯割りのこともあります。そして、ちょっとしたつまみを口にしながら、少しほろ酔い気味に。

本の世界に酔いながら、癒される。オーディオプレイヤーからは、お気にいりのスムース・ジャズ。

窓の外には、都会の夜景がどこまでも続いている。そんな高層ホテルの一室で、ひとり静かに文庫本の世界に浸っている。

そんな瞬間が、いちばん気持ちがいいですね。


一日、脳みそをぐぃんぐぃん使いまくったおかげで、脳みそは興奮状態にありますからね。

手強いライバル会社達のタフな戦士達とやりあったおかげで、気分的にも興奮している。そう、ビジネスの世界も日々戦いですからね。

そんな戦士を癒すのは、少しのアルコールとちょっとした世界です。


まあ、だからこそ、上質な世界がひろがる場所を確保しておきたいんですね。


自分にとって、そういう文庫本のひとつひとつは、戦友みたいなもんです。

あのとき、あの場所で、一緒に戦った、という記憶が濃厚にあります。

だから、文庫本一冊一冊に、その時の思いなんかが、記憶されているんですよね。

おかげで、きつい仕事を一緒に戦った文庫本を開けると、いろいろな思いが自分の中に展開されます。

そして、そのときに自分を彩ったいろいろなひと達。男性も、女性も。

そして、多くの出会いを、思い出します。


なんかね、一冊の文庫本を手にとるだけで、それだけの想いが、甦るんだよねぇ・・・。

もう、文庫本なんて、本なんて、時代遅れ、というひともいます。

紙媒体は、もう、終わりだ、みたいなことをいうひとも。

でもさあ、電子書籍に、そういう想いを抱かせてくれる機能が、付随されると思う?。

情報は一瞬にして、消えていってしまう。

それは、まるで、泡のように、はかなく、消えていってしまう。

テキストとして、残っているとしても、そこまでの思い入れができるだろうか・・・・。


テーブルの上に、ポツンとおかれた、文庫本。

手にとって、ページをめくるだけで、いろいろな想いが交錯する。

この手に感じる、やさしさというか、やわらかな手触りが、僕らを新しい世界へ導いてくれる予感を感じさせる。

決して電子書籍で、とって代わることのできない、モノだと思うんだけどねぇ・・・。


そして、新しい文庫本を大人買いして、帰ってくる時の、あのわくわく感(笑)。

気分は、まるで、大好きなおもちゃを買ってもらった、おもちゃ屋からの帰り道の「少年」のよう。

そして、そんな文庫本達を開くときの「ドキドキ感」。


僕は、こっちをとりますね。

そして、これからも、自分の友人達を探し続ける。

より上質な世界を求めて。

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