私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

シュルプ 第13,14話

2022-11-29 20:38:38 | シュルプ 韓国ドラマ

妻となったチョンファが大妃派という話を聞いた世子は当然に彼女を警戒し、初めての夜に部屋から立ち去ってしまうのだ。当然宮中内ではその噂で持ち切りとなり、大妃への結婚翌日の挨拶の際にもその話を持ち出されるのだが「ご心配には及びません。すぐに部屋にお戻りになりました」とチョンファがにこやかに返答。王妃が見込んだだけの事はある。

「どうしてか今度たずねればいいわ」と明るいチョンファとは対象的に、悩みがあるような世子。王妃は「私が彼女を選んだのは、彼女が世子を慕っているから・・・」と母として、息子を好きな彼女を選んだと息子に彼女を受け入れるように静かに諭すのだ。

時に事を荒立て、時に静かに物事を運び、緩急をつけて物事に対処する王妃。
(上手く立ち回らねば命さえも狙われる危険もある宮中内のストレスは如何ばかりか・・・・)

お抱え医師たちに背中を押された(いや そそのかされた)ウィソン君は『世子になれなければその上の王を目指す』と言い出し、更には、息子のウィソン君が王の息子ではないと大妃に見透かされてしまったファン貴人は、なんと大妃を毒殺しようとするものの、そんな事はお見通しの大妃である。当然大妃はお付きの女官に「父親は誰だ」と調査を指令だ。

世子夫婦の「未同衾問題」は世継ぎにも直結する大問題だ。王妃はプロ請負人を手配し、一大ミッションが展開だ。この問題、非常に切なく深刻に描くドラマもあれば、このドラマのようにちょっとコメディチックに描くドラマもあり・・・本当は同衾=解決ではないのだが、とりあえず、第一段階クリアという事なんだろう・・・

そんな中、長男だった世子の死の真相を暴こうとする王妃の前に立ちはだかるのは、手掛かりとなる資料が非常に乏しい事。前の世子の死にまつわる謎を解明するしかなくなるのだが、それはすなわち今の王の即位が謀反そのものだっということになるのだ。
それでも真実を知りたいと決心する王妃と、あの日、大妃の手で何が行われたかを全て見ていた王。最終的に二人が見る事になる事実は、同じ物になるんだろうか・・・

前の世子の母である廃妃の話が繰り返し出て来ていたのは、結局はその世子の死の謎が今も続いている事に他ならないから・・・・

ファン貴人が主導権を握って御医と密会していたのではなく、なんと医師の方が先を見据えて彼女と密会を続けていた事が分かる。兄が殺害された事に対する復讐のために、手に技術があっても身分の低い医師に成りすまし、長い間復讐の機会を狙ていた事が分かるのだ。

復讐のために人を殺め、復讐のために人生の全てを捧げる恨(ハン)の強烈さ。時代劇に見る恨の強さは、どんなスタイルでもやっぱり衝撃あり・・・



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