値上げのニュースを毎日のように聞く年末。
それに対抗するために、時々耳にするようになったインフレ手当。
インフレ手当よりも値上げの勢いの方が激しいような気もするがそれでもインフレ手当が出るのはやっぱりうれしい事だろう。
仕事柄、このような話をニュースだけではなく、身近で生の話を聞く機会も多いのだが、先日聞いたのは「臨時で払うインフレ手当を月例給与に加算して支払っている企業に、労基署は”インフレ手当は一時金で処理するように指導しているようです”」という話。
その話を教えてくれた人曰く、「ある程度の規模の企業に指導は限定しているようですが、月例給与に加算でなく、一時金として処理するように具体的に指導しているようです」との事だった。
(ある程度の規模についてさらに突っ込んで聞いてみたのだが、企業全体の支給人数、支払金額等で基準を定めているようで、中小企業や、支払っても少額の企業については指導の対象としていないようだった。しかし、指導されないからといって、自分勝手に処理を行っていいわけでもない)
「一時金にする事で社会保険料の控除も必要になるし」と、労働基準監督署だけでなく、社会保険事務所等とも連携して対応しているようです・・との事だった。
月例給与に加算するだけなら、支払い時には、直接その金額に保険料がかかる事はないのだが、一時金として処理するなら保険料の控除が必要だ。
確かに、「インフレ手当 社会保険料」で検索すると、これについて取り上げた記事が幾つもヒットする。
インフレ手当は一度だけなら、社会保険料がかからない──本当なのか?
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社会保険料云々は関係なく、インフレ手当が少しでも明るい話題に繋がるといい。私の勤務先はインフレ手当の予定はないようだが、もしインフレ手当がもらえたら、自分で自分にクリスマスプレゼントを購入したい。