今日は何も書くことがないなと思いながら、駅からの帰り道を歩いていると、月がとても綺麗なことに気がついた。
冬の間はそれでなくても寒いのに、空を見上げれば益々寒々しいから空など見上げたこともなかったのだ。
『プルプルと半透明な月の許響く靴音家路を急ぐ』
私の下手ななんちゃって短歌風にすると、今夜の月はこんな感じだった。
家に着き部屋のテレビをつけると、ケーブルテレビで「ブエノスアイレス」を放送していた。
映画は終盤に差し掛かったところで、レスリー・チャン演じるウィンと別れたトニー・レオンが一人でイグアスの滝を見、香港に帰る前に台北に一泊するところだった。
久しぶりに見る「ブエノスアイレス」だったが、杜可風(クリストファー・ドイル)の撮影するブエノスアイレスの夜はやっぱり隠微な感じがしたし、灯りが流れる台北の街も私が観た台北の街とは思えないほどお洒落な街に写っていた。
結局スーツも脱がずに、映画を最後まで見てしまった。なんていうことのない金曜日の夜だが、何事もなく一週間が終わったことを感謝したい気持ちになった。
冬の間はそれでなくても寒いのに、空を見上げれば益々寒々しいから空など見上げたこともなかったのだ。
『プルプルと半透明な月の許響く靴音家路を急ぐ』
私の下手ななんちゃって短歌風にすると、今夜の月はこんな感じだった。
家に着き部屋のテレビをつけると、ケーブルテレビで「ブエノスアイレス」を放送していた。
映画は終盤に差し掛かったところで、レスリー・チャン演じるウィンと別れたトニー・レオンが一人でイグアスの滝を見、香港に帰る前に台北に一泊するところだった。
久しぶりに見る「ブエノスアイレス」だったが、杜可風(クリストファー・ドイル)の撮影するブエノスアイレスの夜はやっぱり隠微な感じがしたし、灯りが流れる台北の街も私が観た台北の街とは思えないほどお洒落な街に写っていた。
結局スーツも脱がずに、映画を最後まで見てしまった。なんていうことのない金曜日の夜だが、何事もなく一週間が終わったことを感謝したい気持ちになった。