行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

自分のコーチングスタイル

2011年01月31日 | コーチング
自分のコーチングのスタイルを3つあげるとすると、

「思いっきり語らせる」

「未来志向」

「やさしいけど、スパルタ」


でしょうか。


「思いっきり語らせる」

コーチングの45分は、クライアント(コーチングを受ける方)のためだけの時間になります。

普段の会話では、「あまり自分だけが話してばかりではいけない」とか「こう言ったら相手はどう思うだろうか」とか、いろんなことを考えながら、遠慮しながらの会話だと思います(そうでない方もいるかもしれませんが)。

コーチングの45分はそういったことを一切考えず、自分のことだけを考えて、自分自身に集中してもらいたいと思っています。

ですから、クライアントの方が気持ちよく、自分自身を制限することなく語られるような会話の場を作ることを心がけています。


このことは、コーチングにとってもとても大切なこと。

人間は話したり書いたりして、自分の考えを自分の外に出すことでそれを認識します。

頭の中で考えててグルグル回ってしまうのは、外に出さないと認識できない脳の仕組みにあります。

外に出して手に取ることで確認し、また新たな考えや思いを生み出すことができます。

コーチングはクライアントに語ってもらうことで、その効果を意識的に引き出していきます。


「未来志向」

あまり現状についての話はしないような気がします。

ありたい姿を描き、そこから今なすべき行動を見つけていく方がエネルギーも満たされるし、前向きな意識を引き出すことができます。

コーチングは自分の達成したいゴール、あいたい姿を実現するという「未来」に向かった行動を引き出します。

未来からスッと降りてきて考える。

そのように考えてもらうセッションが多いと思います。


「やさしいけど、スパルタ」

あるコーチからいただいたフィードバックです。

結構気に入ってます。

コーチングは目標達成してこそ!だと思ってます。

そのためには、目標達成のための行動が不可欠です。

クライアントがまだ余裕があるのに遠慮してるとき、動きが悪くなっているとき、率直に伝え、よりハードな行動を提案します。

優しい声で(^^)


そういうコーチングを通じて、クライアントと一緒に目標達成を喜び合いたいと思っています。
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新ネタづくりをコツコツと

2011年01月30日 | 行革・人材育成

昨日、今日と来月の職員研修の準備をしてます。

庁内研修なので仕事時間中にやってもいいのでしょうけど、本業は他の担当を持っているので時間的に難しく、結局休みの日にすることに。

まあ、好きでやってるからいいのですが。


今回の研修は新ネタ。

「計画書の作り方」

巡り合わせか、行く先々でいろんな計画書を作る羽目になり、他の職員より結構作ってきました。

元々プランニングは自分の強みでもあるので、作業自体は苦になりません。

これまでの経験を、理論的なものも加えて整理するいい機会かなと思っています。

また、自分の経験したことを次に引き継ぐ時期にも入ってきたかなと。

エリクソンのライフサイクル論では次に引き継ぐ「世代性」が発達課題となる年でもあり。

最近、次に残すことばかり考えているような。


最近役所ではいろんな計画が作られてます。

何か始めるときは、ちゃんと計画たててということなんでしょうが、それ以上に国から「計画作ってないとお金あげません」といわれるケースが多いというのもある。

いずれにしても、最近は毎年2,3本の計画書が役所内で策定されてます。

しかし、そのノウハウはほとんど一般化・継承されてません。

担当者の経験で終わっている。

最近は多くの部署にまたがる計画がほとんどなので、プロジェクト形式で作られます。

参加者で振り返り、反省点も含め策定ノウハウをまとめておくと、少なくとも参加したメンバーはそれを共有することができます。

計画策定のノウハウとして一般化しておくと、他の職員の財産にもなるんですが、そこができてなかったように思います。

これは自分も含めて。

そこで、今回の研修がそのきっかけになればと思っています。


一日ものの研修をゼロから作るのは時間のかかる作業ですが、研修当日をイメージしながら作り込むのは楽しい作業。

もうちょっと頑張ります。

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コーチング体験記(その2)

2011年01月28日 | コーチング

「行政関係者100人コーチング」、スロースタートながら着々と進んでいます。

そういった中、「100人コーチングは公務員だけなの」というお問い合わせをいただきます。


実は「関係者」なので、全然公務員に限定してません(^^;)

ボランティア団体、NPO、企業、学校関係の方を含め、要は地域やご近所の中でお互いにつながり合ってちょこっと何かやってる方、やってみようと思われてる方、どなたでもOKなのです。

個人で活動されている方でもかまいません。

私のコーチングで応援させてください。


最近、子育て広場などを運営しているNPOの方からコーチング体験記をいただきました。

1年間コーチングを受けていただいているクライアントの方です。

参考までに以下に掲載いたします。


***************************************************************************

ファミリーサポートセンターアドバイザー Mさん


コーチとの出会いは、私がファシリテーションを学び始めた3年前です。

しかし、コーチングが身近なものになるまでには、時間はかかりませんでした。

電話によるコーチングは、音声のみで表情が見えないだけに不安もありましたが、効果的な質問により、自分なかの思いを言葉にすることで客観的に見ることができ、今やれることを考え、行動に移せることがわかりました。

おかげで、自分の職場や家庭でも、すぐに実践でき、助かっています。

また、コーチングを始めてからの一番の違いは、前向きで充実した日々を本人はもとより家族も送ることができるようになったことです。

何よりも、私に対する、的確な承認のおかげで、眠っていた能力や強みを自覚することができ、自己肯定感が高まるとともに、さらに行動につながり、好循環を生み出すことができました。

これからも、自分の夢の達成のために、コーチングを継続し、自らの可能性を切り開いていきたいと思います。

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一芸が集まる子育て広場

2011年01月25日 | 児童福祉

たまにはコーチング以外の話を(^^)


先週土曜日におこなった「子育てボランティア交流会」のアンケートを読ませてもらいました。

参加者は少なかったものの、ファシリテーター役のアイスブレイクがとても効いてて、出だしから大盛り上がり。

NP(ノーバディーズ・パーフェクト・プログラム 完璧な親なんていないプログラム)の託児で参加されてた方が中心でしたが、まだボランティアに参加されてない方も含めて、お茶や手作りお菓子を楽しみながらの1時間半。

「また来たい」という声を多くいただきました。


こちらから一方的に依頼するのではなく、ボランティアの方からやりたいことを出してもらったのですが、読み聞かせのサークルをされている方、カウンセリングを勉強していてお母さんたちの相談相手になりたいなど、いろんな特技を持った方がいらっしゃいました。


商店街にある子育て広場を使ったのですが、この広場に参加される方でも、いろんな特技を持った方がいらっしゃいます。

自分や子供がアレルギーがあることから自然食の食事を研究している方、子供服を自分で作りフリーマーケットなどで大人気の方、将来お菓子屋さんを開きたくてお菓子作りを勉強している方など・・・


こういったお母さんたちが、ただ利用者として受け身で参加されるだけでなく、そういった特技を発揮できる「場」をこの広場で作っていきたいと思います。

実はこの広場、元々お店でした。

広場は奥のスペースでやっているので、前の店舗スペースが、お母さんたちやボランティアさんの活躍できるスペースとして活用できないかと考えてます。

そして、そのアイデアだしや声かけをしている方も、実は昨年度まで広場に遊びにきていたお母さん。

豊富な企画力で面白い広場にしていってほしいと応援中です。

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100人コーチングで伝えたいこと

2011年01月23日 | コーチング

「行政関係者100人コーチング」もゆっくりとですが着実に進んでいます。

お声掛けをくださった皆さん、知人にもPRしていただいている皆さん、ありがとうございます。


100人コーチングをしていく中で、「なんで始めたの?」ということを聞かれます。


一言でいうと、「コーチがいる人生の価値を知ってほしい」から。


一般的に「コーチング」というと、「上司が部下育成するときのスキル」という認識が多いと思います。

「人間関係を良くするコミュニケーションスキル」というのもあります。


どちらも外れではないんだけど、それは「コーチングで使っている技術を活用している」ことであり、コーチングそのものではありません。



コーチングの意義は、

コーチをつけることで、より早くより高い目標を達成することができること。

コーチをつけることで、本当にありたい自分を認識し、そこに向かって歩き出せること。

コーチをつけることで、本当にやりたいことにエネルギーを集中でき、毎日が充実できること。

つまり、「自分の人生を自分でコントロールできること」だと思います。


また、照れることなく夢を語れる相手として、愚痴や弱音を思いっきりいえる相手として、信頼できるコーチがそばにいる人生というのは、とても心が休まるものでもあります。


この「コーチをつける」という体験をしていただき、コーチをつけるという価値を多くの方に知ってほしいと思っています。

そのことを伝えることが、この100人コーチングなのかなあ。


まだほかにも色々ありますが、おそらく続けていく中でその目的も深まっていくと思います。

そうしたら、また書いてきたいと思います。
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自分を知る

2011年01月22日 | コーチング

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」

という言葉がありますが、別に敵と戦わないにしても、自分を知るとずいぶん生きやすくなります。


以前書いた「強みを知る」ということは、自分の行動しやすい傾向を知るということであり、それを生かすと人より多くの成果を上げることができます。

「人は苦労してやってるけど、自分は意識せず簡単にやってるんだよね」というような行動。

数学が得意な人がかける1時間と、苦手な人がかける1時間では解ける問題も覚える量も段違い。

学校では苦手だから好きなことだけするというわけにはいきませんが、社会の中ではゴールへのプロセスはいろいろな方法があるので、自分の得意な手法で進めることができます。

同じエネルギーをかけるなら、自分が得意な手法で取り組んだ方がよい成果が上げられます。


ほかにもあります。

たとえば、自分が切れるスイッチ。

こんな対応をされると、こんなことを言われると、プチッと切れるというスイッチが必ずあります。

多くは自分の価値に反する行動をとられたときですが、そのスイッチがわかっていると自覚ができるので、自分の感情をコントロールできます。

あと、ストレスのサイン。

体にこの反応が出ると、結構ヤバいよという症状がわかっていると、そこでストレスの元から逃げる・かわすことができます。


ほかにも、やる気の出るときのパターン、うまく行くときのパターンなどいろいろあります。

そういった自分の「傾向」「スイッチ」「サイン」を知っておくと、逆にそういう状態を作ったり、避けたりすることで自分自身をコントロールできます。

日記まではいかなくても、日頃意識してちょっとメモしておくといいかもしれません。

お薦めです。

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日頃、夢をどれだけ語ってますか

2011年01月19日 | 徒然に

昨日は保育園の園長先生と懇談。

若い園長先生なのだけど、どんな保育園にしたいのか、どんなふうに子どもたちに育ってほしいのか、親とどんな関係を作っていきたいのかなど、自分の夢をとても熱心に語ってもらいました。

お父さんから園を引き継いで3,4年くらいか、ちょうど自信もできてきた頃でもあり、父親を尊敬しているからこそ、逆に父を越えようという意欲も所々で出てきます。

私はほとんど聞き役だったのですが、聞いている自分も気持が高揚するような楽しい時間でした。


考えてみれば、今、これほど自分の夢を語る人はどれだけいるのでしょうか。

職場や地域で色んな人と話をする機会は多いのですが、夢を語り合うという機会はすっかり無くなってきたような気がします。


以前、高校のキャリア教育にファシリテーションを活用したいという依頼があって、そこに出かけて行ったファシリテーターの方の話を聞いたことがあります。

高校生なので、自分の将来についての夢が一杯出てくると思っていたのですが、卒業したら公務員になりたいとか、地元の企業に就職してとか、非常に現実的であり、しかしありきたりの話しか出てこなかったそうです。

なぜだろうと色々話を聞くと、夢を語ろうとするとすぐ「お前、なに夢のようなことを言ってるんだ。現実をちゃんと見ろ。」と先生に指導されるんだそうな。

先生からすると、この就職難の時代、現実を見据えてそこに向けて行動させなければ、子どもたちが就職できず苦労するという心配をされているんだと思います。

今の子は夢がないと言われますが、夢を語ろうとすると「現実を見ろ」と否定され続けてきたのかもしれません。



でも、夢を持つと日々の行動に目標ができ、エネルギーがわいてきます。

それが自分の「命の使いがい」だと言えるほどのものならなおのこと。

もちろん、その夢は達成されたほうがいいのですが、達成できなくても、そこに至る経験や人との出会い、毎日の充実した時間を手に入れることができます。


振返ってみると、自分自身も20代のころ、これといった夢は持っていなかったのかもしれません。

しかし、40代も後半に至る今、自分の夢があります。

おそらく、10年後も夢を持って生きていると思います。

年齢に関係なく、人は夢を持てるし、夢をお互いに語る時ほど気持ちが高揚し、お互いのエネルギーが高まる時はありません。

いくつになっても夢は持ち続けるほうがいいし、夢をお互いに語れる場がある世の中は楽しいと思います。

そんな職場、地域になるよう、自分自身が夢を語り、人の夢に耳を傾け、承認し、一緒に行動していきたいと思います。

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一期一会のコーチング

2011年01月16日 | コーチング
「行政関係者100人コーチング」、ゆっくりとですが着実に進みだしています。

この100人コーチングを始めて感じたこと。

コーチングも「一期一会」だなということ。


特に100人コーチングの場合、基本的に1回限りのコーチングです。

しかも、これまで出会ったこともない方からご連絡をいただき、その1回のセッションが終了するとお礼を言って終わる。

以前からお付き合いのある方との100人コーチングにしても、普段の会話ではお互い話すことのない深いテーマについて、自己探求をしながらのセッションとなります。

どちらも、この100人コーチング45分間のセッション限りの会話。


それだけに、その45分間を迎える際の自分自身の緊張感はいつも以上であり、応じていただいた方も同様でしょう。

その1回の45分という、以後繰り返すことのないセッションというのは、本当に貴重な時間であり、それだけに楽しく充実した時間でもあります。

まさに、コーチングも一期一会の心がけが大切であると感じます。


本来は日頃行っているコーチングも、そのセッションは二度とないセッションであり、これも一期一会の気持ちで、その一瞬を大切に、精一杯のコーチングを行っていかなければいけないものです。

新年から始めたこの100人コーチング。

すでに多くの学びをもらっています。

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強みと行動強化

2011年01月15日 | コーチング

昨年、森川コーチのストレングスファインダーの講座を受けて以来、「強み」について常に意識しています。

わたしの5つの強みは、

「収集心」

「慎重さ」

「規律性」

「分析思考」

「個別化」

です。

最初に結果を見た時、まさに「The 公務員」という感じがしていやになり、興味がなくなったのですが、その後、福岡支部の勉強会に参加し、そこでの森川コーチの診断は、

「やると決めたら必ずやる人。いわば『ザ・ロボット』みたい。でも『個別化』があるからとても人間らしい。よかったね、個別化があって」

というものでした。

けなされてるのか誉められてるのかはよく分からない。

しかし、その中で「規律性」という強みが一番持っている人が少なく、決めたことをきちんとやりとげる特性だということを聴き、これを活かしたいと思いました。

別に私は決めたことをきちんとやり遂げる性格とは思ってなかったので(結構三日坊主が多い)、逆に自己暗示ではないけれど、自分にそういう特性があるなら、そう思い込んで「決めたらやる」という習慣を身につけるようにしています。

これが結構いける。

崩れかけた早起きと朝ヨガの習慣、前日に作成する翌日のToDoリスト作りなど、テンポよく行動していた時の習慣を復活しながら、小さなものからでも自分の「規律性」を活かしていき、更にその「規律性」の特性を強化することをもくろんでいます。

これが上手く活かせると、自分の目標達成のための行動を確実にこなせるようになるかな・・・と思いながら、自分の強みを武器として活かせるよう磨いていきたいと思っています。

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100人コーチングがついにスタート!

2011年01月08日 | コーチング

今年の自分マニフェストのひとつ、「行政職員100人コーチング」が昨日スタートしました。

昨日、今日とお二人の方とコーチング。

それぞれに普段から考えていらしゃることをテーマにしたコーチングだったので、すぐに集中したコーチングタイムに。

同じ行政職員で、同じ年代の方だったせいか、私自身とても共感できる思いを語ってもらえました。


コーチングも充実していたのですが、コーチング終了後の打ち解けた気持ちの中で語り合う時間もとてもいいものです。

同志的な雰囲気になります。


100人という数は、私の知り合いを寄せ集めて達成できる数字ではありません。

ブログやtwitterを通じて知り合ったり、ご紹介をいただいたりして重ねた出会いから成し遂げられるものだと思っています。

まだ知らない、思いを共有できる方が数多くいらっしゃり、そういった方と知り合える1年になるのではないかとワクワクしています。


また、職場研修の一環としてやっている「コーチング・スキル」ではなく、コーチングそのものを行政の現場に広げてもらい、ストレスを抱えながらも新たなことに挑戦している職員が、少しでも折れることなくゴールを達成できるような環境になってほしいと思っています。


これからどう展開していくか、自分でもよくわかりませんが、その不透明さが楽しみの源なのかも。

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