行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

片付けの効用

2011年10月23日 | 徒然に

アイロンかけ6枚完了。

日曜日は次の週に着るワイシャツのアイロンがけをします。


今日は小さな未完了が次々と片付く良き日でした。

一番の未完了は机周りや本棚周りの片付け。

これずっと気になってたんだけど、今日は思いの外テキパキと体が動きました。


その中で出てきたのが「研修講師のアセスメント」。

自作です。

自分のありたい姿、立ち位置、身につけなければならないスキルなどを書き出し、アセスメント形式にして身につけようとしたものです。

書類に紛れてしまったということは、すっかり忘れていたということ。早速手帳に貼り、改めて再読してます。


もう一つは「コーチが犯しやすい間違いのセルフアセスメント」。

これはコーチングを学んだトレーニングプログラムのテキストのコピー。

改めて読むと自分のコーチングで反省すべき点も有り、原点に帰って真摯に取り組んでいかねばと気持ちを新たにしました。


さて、身の回りも片付いたし、来週も頑張ろう!

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議員と住民との新しい対話の場

2011年10月02日 | ファシリテーション

昨日はファシリテーション協会九州支部例会に久々に参加。

ここ1年以上はコーチングを集中して勉強したいという思いから、ファシリテーションはお休みしてました。

久々の参加にもかかわらず、いつも出てるかのようなフレンドリーな受け入れをしていただいた皆様にとても感謝しています。

心地よい時間を過ごすことができました。


さて、昨日のテーマは「議員と住民との新しい対話の場をつくる ~ステップ1,2,3~」でした。

ファシリテーションスキルを学ぶ場というよりも、現場にファシリテーションがどう活かせるのかを考える場という、いつもと趣の違う例会。

最初はゲストの議員さんと議会事務局の方が6人真ん中に出てフィッシュボールというファシリテーション。

金魚鉢の中の6人と、それを見守る周囲の人との相互に投げ入れるボールの行き来の中で、議員(議会)と住民とのギャップがくっきりと浮かび上がってきました。

金魚鉢の中と外での距離感が、微妙な雰囲気で感じられます。

後半はワールドカフェ。

6人のゲストも含めた各テーブルごとに、「これからの市民と議員の関係をよくするために、私たちに求められていることは何か」というお題を話し合います。

こちらはお互いに未来の姿、自分たちの有り様を議論するため、各テーブル非常にホットに、ゲストの議員さんたちもにこやかに話が進みました。


改めて感じたのは、実感以上に市民と議員との距離が遠く、市民が冷ややかに見ているということ。

これは市役所に勤める私たちも自覚しなければならないことかもしれません。

ただその一方で、その距離感を議員の側だけに負わせる点には違和感を感じます。

総会などに議員から祝電やお樽がこないと嫌みを言う住民がいるという話など、非難される行動の大元は、住民が求めたものも多いと思います。

若い人は逆に無関心で、「議会は必要なのか」という発言もありましたが、では議会を無くしてそのあとの姿をどうしたいのかという議論はありません。

無関心は、議員や役所にとっては実は好都合。

監視のない、緊張感のない中で税金が使われるというのはとても危険なこと。

議論の中で、国は国民が政治に関心をもたないよう、源泉徴収制度など税金をいくら払っているかわからない、取られる痛みができるだけ感じないような税金の制度を作ったという話も出ました。

痛みがないから、政治や議員への関心も薄くなると。


面白い取り組みの報告もありました。

福岡県福津市では、トライアングルという住民主体の集まりが、議員を呼んで話し合う場を作ったそうです。

その方の言う「議員が声をかければ、文句を言おうと思っている人が来る。役所が声をかければ、何をしてくれるのだろうと思う人が来る。住民が呼べばその両方がない。」と言う言葉は、なかなかに腑に落ちます。

住民自らが、お互い安心安全に議論できる場を作るという手法は、とても意義があると思います。

単に議員を非難するばかりでなく、自身も主体となって動かないと何も変わらない。

今の制度では、住民の税金が正しく使われているかをチェックできるのは議員だけなのだから。

そして、その場を非難合戦や陳情の場にするのではなく、率直な議論の場にするのために、ファシリテーションの可能性はとても大きいと感じています。

昨日のような「場」を私たちの周りのあちこちに作っていくことで、議員(議会)と住民の距離感を近づけることができるのではないでしょうか。


役所の職員として議員さんは身近な存在ではありますが、どちらかというと「仕事を円滑に進めるため、上手くつきあっていかなければならない相手」という捉え方をしてしまいます。

自分自身も一住民として議員・議会を考える良い機会になりました。


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