行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

コーチングを受けて

2007年07月31日 | コーチング
コーチングを勉強する上では、自分自身もコーチングを受ける(コーチをつける)ことが求められています。

そこで、初めてコーチをお願いしたYコーチのコーチングが、昨日終わりました。

当初から3ヶ月でお願いしていたのと、できるだけ色んなコーチのコーチングを受けて、自分自身勉強したいという思いもあり、後ろ髪を引かれながらも区切りとしたところです。

Yコーチに最初のコーチをお願いしたのは、CTPのクラスでの明るく元気が出る進め方に惹かれたことと、自分自身にない魅力を少しでも学ぼうと思ったところからです。

実際にコーチングを受けてみると、セッションが非常に短く感じるくらい楽しく進んでいきました。

テーマは認定コーチの勉強を進めることだったのですが、段々とけしかけられ、研修講師をすることまで拡大。自分で勉強するより、行動の幅が広がったように思います。

途中の人事異動で気持ちがの時も、明るく励ましてもらえ、気持ちの切り替えが早くできました。

コーチングをしてもらう期間は終わりましたが、これからもぜひお付き合いをさせていただきたいコーチです

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評価の目的って何?

2007年07月28日 | ニュース記事
■「入社時から給与に格差を」経団連会長、フォーラムで
(2007年7月26日 朝日新聞)
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 日本経団連の夏季フォーラムが26日、静岡県小山町で開幕した。約40人の財界人が参加し、初日は教育問題を議論。御手洗冨士夫会長(キヤノン会長)は、学生を成績や論文で評価し、入社から給料に格差をつける仕組みの導入を提案した。
 御手洗会長は、採用の改革について「平等に採用して会社では年功序列。競争の原理からほど遠く、イノベーション(革新)は生まれない。社会正義を平等から公平に変え、それに沿った学校教育、採用試験、給料体系にしないといけない」と呼びかけた。
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「評価して処遇に差をつけさえすれば、人間はどんどん働くようになる」という幻想を企業のトップが未だに持ち続けていることが、『評価』に対する日本人のアレルギーの元であり、今の社会の行き詰まりの一因だと思うのですよ。

経団連会長は、おそらく大学で遊んでばかりいないように、ちゃんと勉強しないと初任給の給料も低くするぞという脅しをかけ、そうすれば学生は一生懸命まじめに勉強すると思ってらっしゃるのでしょうが・・・

そもそも、まだ会社になんら貢献していないのに、給与に差をつける意味があるのか。

力のない社員は元々採用してないはず。

処遇の差自体に意味がないと思うのですが

また、入社してしばらくは向き不向きのブレや仕事へのチャレンジを薦めるため、あまり処遇に差をつけない場合が多いと思うのですが、学卒入社の新人も評価で処遇反映するんでしょうねぇ。

失敗を恐れて小さくまとまるか、利己主義に走ってチームを壊す困ったチャンになるリスクのほうが高い気がします。

全くの年功序列に問題があることは間違いないでしょうが、競争万能神話の時代でもないのでは。

「どうやって育てるか」「どうやりがいを持たせるか」という点で、もっと違ったアプローチをしてほしいと思います。

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今年の人事院勧告

2007年07月27日 | ニュース記事
久々に今年の人事院勧告はプラス改定になりそうです。
 ↓
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6年ぶり引き上げ勧告へ=国家公務員月給で人事院-民間をわずかに下回る公算
(7月26日時事通信)

 人事院が8月に行う2007年度国家公務員給与改定勧告の基礎資料となる民間給与実態調査で、公務員の月給が民間をわずかに下回る見通しであることが25日分かった。これを受け同院は民間との格差を是正するため、01年勧告以来6年ぶりに公務員月給の引き上げを勧告する公算が大きくなった。 
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平成18年4月からの給与制度改革で、平均4.8%、最高で11%の給料引き下げがあってったので、多少でもアップは助かります。

ただ、本当に民間給与って上がってるんでしょうか。

なかなか地方では実感できないところです。

むしろ、福祉の現場にいると、非常勤職のしごとしかなく、月10万程度の収入で暮らしている人も多く、企業優先の今のシステムで本当にいいのか、疑問が募るところではあります。

高齢化社会になり、最も期待される介護職もなかなか給与が上がらない状況のようだし、市民の税・保険負担と、行政コストと、景気を支える企業収益、従業員の収入・・・

なにか上手く回る方法はないものか。。。

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台風の連休は

2007年07月15日 | 徒然に
かなり勢力の強い台風で心配していましたが、幸いにもたいした被害もなく、防災待機もなく過ぎてくれました。

せっかくの3連休ではあったのですが、初日はひたすらボーっと過ごし、今日は1日出勤ですわ。

週初めにある会議の資料作成・・・

異動してきて2週間の人に外部の説明会で説明させるなよと言いたいところですが、これもお仕事。

なんとか資料は出来ました。

明日は気分転換に映画でも見に行きたいところです。

下の階では、妻がうめき声を出しながらブートキャンプをしています。

メタボ脱出100からしばらく、ほとんど運動をしていないような。

またトレーニングを始めなければ・・・

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保育所にも評価

2007年07月14日 | ニュース記事
保育所に自己評価を導入=指針改定へ中間案-厚労省有識者会議 (時事通信) - goo ニュース

仕事が変わるとニュースの興味も変わるもので、今まであまり関心を持っていなかった児童福祉関係の記事に目が留まるようになってきました。

で、この記事。

最近は評価ばやりで、人事評価や行政評価以外にも、国・県補助金の申請や実績報告でも自己評価をさせたり、学校現場でも地域や保護者による評価を取り入れる例が多くなってきています。

その点では、保育所にも評価が入るのはやむをえないところか。

ただ、日本人は評価されることに慣れていないせいか、アレルギーが先にたつほか、評価して(されて)終わりになるケースがほとんど。

評価は次の改善につなげ、レベルアップしていくためのツールなのですが、そこを重視せず結果重視でおしまいになっています。

これは、評価する側も同じ。何のために評価するかがあいまいになり、評価自体が目的になっています。

そういう意味で、「評価」を明るく考える文化が根付いてほしいと思います。

そして、そういう「評価システム」を設計・運営してほしいものです。

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保育所に自己評価を導入=指針改定へ中間案-厚労省有識者会議
2007年7月13日(金)

 保育所の指導要領に当たる「保育所保育指針」の改定を議論している厚生労働省の有識者会議は13日、保育所や保育士への自己評価の導入などを盛り込んだ中間報告の骨子案を大筋で了承した。少子化や児童虐待などへの対応強化に向け、保育の質を高めるのが狙い。次回31日の会合で中間報告として正式決定する。同省は、改定後の新たな指針を2009年度から施行する方針。 
 骨子案は「保育の内容」や「職員の資質向上」など全7章で構成。このうち「保育の計画及び評価」の章では、保育所や保育士が自らの保育内容を自己評価し、その専門性の向上に努めなければならないなどと明記。
 自己評価に当たって、保育所は保護者や地域住民などの意見に、保育士は職員同士の話し合いなどに、それぞれ留意することとした。
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得意分野を広げるチャンス!?

2007年07月12日 | 徒然に
異動して10日あまりが過ぎ、何とかペースをつかんできています。

自治体の異動のすごいところは、昨日まで経理をやってた人が辞令ひとつで農政をやらないといけなかったり、その次には学校教育をやったり、更にまた上水道をやったりする幅の広さでしょう。

民間じゃ、こんな異動はないでしょうから。

ただ、その分すぐには役に立たないというとんでもないリスクはあるのですが、それが仕事である以上は、1日も早く戦力になるよう勉強しなければいけません。

おかげで自分の幅は広がるけど、ひとつの分野で突き詰めることはできないかも。

以前、市町村アカデミー(中央研修所)を受講していたときの話です。その講師は大学の先生で元自治体職員だったのですが、異動するたびに、そこの部署の業務に関する論文を書いていたそうです。

どうせ異動があるなら、その間にその分野を徹底して勉強し、自分の専門分野を広げてきたそうな。

やはり、そんな仕事の仕方をしないといけないんでしょうねえ。
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格差の固定化を見る

2007年07月07日 | 徒然に
人事異動により福祉に来て1週間がたちました。

まだばたばたとしてますが、これまでと違う発見も多くあります。

これまでは、市役所と言う組織と職員が対象でした。いわば、役所内が現場です。

しかし、これからは市民生活の中が現場になります。

私の担当業務として児童虐待とDVがあるのですが、そのケース記録を読むと、「今のニッポン、本当にこれでいいのか!」という気持ちがふつふつとわいてきます。

児童虐待やDVをおこなっている親(夫)は、自分が子供の頃に虐待(放置も含む)された経験を持つ人がほとんどのようです。

子供時代に虐待や放置(ネグレクト)を受け、十分な教育もされずに大人になる。大人になるといっても、心や頭は大人になっていないので、生活力がありません。

その大人になった子供が、16,7くらいで子供をつくります。

生活力も子育てする力もなく、自分自身が虐待・放置された経験しかないその親は、無意識に自分の子供を虐待・放置する。

その虐待・放置されたこどもは、同じように大人になって子供をつくる・・・

虐待・放置の連鎖が延々と続いていきます。

しかも、きちんとした教育を受けさせられていないので、当然収入も少なく、生活が豊かな家庭はありません。

格差社会の話題の中で、「格差の固定化」と言う言葉がでていましたが、すでに現実として2代、3代にわたる固定化の事実があります。

この連鎖をどう断ち切るか。

福祉の現場にある課題と、それに悩み続ける関係者の姿を垣間見たところです。

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