行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

ファシリ実践会5月例会

2008年05月31日 | ファシリテーション
今週はとても忙しい1週間でした。

役所の世界では、5月は出納整理期間ということで、民間で言う決算期になります。

未収金、未払い金などをチェックし、会計年度がしまる前にきちんとしとかねばなりません。

特に未収金については、収納率が厳しい昨今、どこまで上げられるかの瀬戸際時期となります。

私のとこでは保育料の徴収がこれにあたります。

と、いうことで、今週は保育料の夜間徴収+先週のファシリテーションフォーラム議事録作成+予習し損ねたCTPのクラスという結構綱渡りの1週間でした。

もっとも、今日でかたずけてしまったので、結構気楽になってますが・・・


そういうバタバタした中で、木曜夜はファシリテーション実践会でした。

テーマは「アイスブレイク7連発!」

せっかくなら100連発!くらいの勢いにして、結局7つしかしないというパターンもありかとも思いながら、楽しい時間を過ごしました。

ファシリテーターは、初挑戦のY氏とI氏のペア。

二人とも初めてとは思えない堂々としたファシリぶり。


最初のアイスブレイクは「硬貨が導くストーリー」です。

まず、自分の財布の中から(自分が生まれた年以降の)コインを1枚取り出します。そして、その年の自分の思い出をひとつ発表しながらグループ内で自己紹介をするというものです。

私が取り出したコインは平成2年の10円玉です。

平成2年といえば、カラオケをバリバリ歌いまくっていた若かりし頃。

いやーあの時は元気があったななどと思い出しながら、自己紹介をしました。

自分の過去を自己開示することで、お互いの気持ちの距離を近くするというアイスブレイクでした。

初めてやったアイスでしたが、コインの年の思い出を語らせるという面白さはいいですね。

ほかにも、取り出したコインの種類(10円、50円、100円など)による班分け、年度による班分けにも使えそうです。


そのほかに、目をつぶってファシリテーターの言うとおり紙を折ったりちぎったりして聞き方の違いを自覚する「折り紙(スノーフレークとも言います)」、音読みの漢字を数多く書き出す「キン・コン・カン」など、知り合い系、気づき系のアイスブレイクが続きました。

いずれのアイスブレイクでも、その後にそれぞれに感想を言わせたり、そのアイスブレイクの目的・使い方を補足説明するなど、ただのゲーム大会に終わらせない学びのあるファシリでした。

また、今月は新しく二人の方が参加されました。うち1人は民間の方です。

会の内容充実をしつつも、もっと参加者が広がり、地域にファシリが広がっていけばうれしいですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

"限界集落”とファシリの進む道

2008年05月26日 | ファシリテーション
昨日、一昨日と、ファシリテーション・フォーラム2008に行ってきました。

分科会の感想、泡の会などでの交流と、書きたいことは一杯あるのですが、行き帰りのバスの疲れと寝不足、CTPのクラスなどで時間がないので、また後日書きます。

そのなかで、ひとつ非常に感動した話があったので、そのおすそ分けをします。


フォーラムの実行委員長で前九州支部長の加留部さんが、最後にお礼の挨拶をされました。

その時メモをしてないので言葉は正確ではありませんが、私が受け取った趣旨は次のようなものです。

**************************************************************

最近、マスコミなどで限界集落という言葉をよく耳にします。
しかし、限界集落というのは、山間地や過疎地だけにあるものではありません。

限界集落が、人と人との関わり合いが希薄になり、コミュニティの崩壊であるという意味なら、この福岡の都市部にも限界集落はあります。東京のど真ん中にも限界集落はあります。
そして、職場や学校、家庭の中にさえ限界集落はあるのです。

私は、人と人とのつながりや関わり合いを生み出し、コミュニティを再生する役割を果たすのが、ファシリテーションであると思います。

**************************************************************

「限界集落」という言葉はよく耳にします。

しかし、それを身の回りにある人間関係の希薄化、コミュニティの崩壊と喝破した加留部さんの視点は、頭を殴られたような衝撃がありました。

また、ファシリテーションの進む道に、大きな松明を掲げたように感じました。

日本ファシリテーション協会の「中期ビジョン2012」には、次のようなビジョンが書かれています。

○ ファシリテーションのマインドとスキルが社会に根付き、日常の対話の中で自然に使われている。

○ 人と人が響きあう社会を創り出すために、多くのファシリテーターが当事者として現場に立ち向かっている。

ファシリテーションが単なるスキルではなく、もう一度人と人とがつながりあうための役割を果たすものであるように、自分自身の現場で生かしていきたいと思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファシリテーションフォーラム2008が開催されます!

2008年05月12日 | ファシリテーション

5月24日、25日の2日間、福岡市で日本ファシリテーション協会主催「ファシリテーションフォーラム2008」が開催されます。

ファシリ本の有名な著者も分科会講師やいち参加者として参加されます。

これだけ集まってのフォーラムは、九州では当分あり得ないというくらいの顔ぶれです。

350人定員で既に260人の申し込みがあっているようですが、まだまだ間に合います。

是非ご参加を!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

「ファシリテーションフォーラム2008」のご案内


当フォーラムは、(特活)日本ファシリテーション協会(FAJ)が主催するもの
で、2005年から東京、中部、関西、九州のFAJ各支部で行っていた地域向け
フォーラムを「ファシリテーションフォーラム」として統合し、全国を対象に開催
しているものです。
ファシリテーションに携わる全国の人々が分野を問わず集い、マインドやスキルを
高めていくと同時に、分野や立場を越えて、同じファシリテーターとしてつながり
を深める場として位置づけております。

大阪からスタートし2回目を迎える今回のフォーラムは、5月24日(土)から2
日間、九州・福岡の地で、「ひらく~あなたのつぶやきは、みんなの思いかもしれ
ない」をテーマに掲げて開催いたします。
多様・多彩に広がり動き出したファシリテーションの現場のあり方を事実や事例に
基づいて考え、多様な分野や組織、地域での取り組みのエッセンスに触れて、互い
の思いをひらいて共有し、ファシリテーションを実際に活かしていくきっかけを掴
んでもらうことを狙いとしております。


--------------------------------------------------------------------
     ファシリテーションフォーラム2008 実施概要      
--------------------------------------------------------------------

1.テーマ  「 ひ ら く 」
          ~あなたのつぶやきは、みんなの思いかもしれない~

2.日 時  2008年5月24日(土) 11:00~18:30(受付開始10:30)
           5月25日(日)  9:30~15:00(受付開始09:00)

3.会 場  福岡国際会議場
         〒812-0032 博多区石城町2-1
         TEL:092-262-4111 FAX:092-262-4701

4.内 容
     24日(土) 11:00~12:30  オープニングワーク
            12:30~14:00  ランチ&ポスター交流セッション
            14:00~17:00  分科会①
            17:00~18:30  懇親交流会(プチ泡の会)
      25日(日) 09:30~12:30  分科会②
            12:30~13:30  ランチ交流セッション
            13:30~15:00  全体会
            (15:15~17:00  FAJ年次総会)

5.対象者  初心者から経験者まで幅広く参加できます。
      (ビジネス、行政、地域、NPO、教育などの分野は問いません)

6.定 員   300人

7.参加費(※いずれもランチ代込みです)
   【2日間参加】   会員 6,500円、非会員 9,500円、学生 3,500円
   【1日目のみ参加】 会員 3,500円、非会員 5,000円、学生 3,500円
   【2日目のみ参加】 会員 3,000円、非会員 4,500円、学生 3,000円
     *参加費を振り込んで頂くまで、分科会などの参加が確定しません。
      すぐに定員になる分科会も予想されております。
      早めのお振り込みをお願い致します。

8.申込み方法  
   ①日本ファシリテーション協会のホームページからお申込ください。
(http://www.faj.or.jp/)
   ②お申込み後、お手元に振込用紙(コンビニ振込専用)が送付
    されますので、届き次第早急にお近くのコンビニエンスストアでの
    お振込みをお願いいたします。
   ※事務局ではSMBCファイナンスサービス㈱に「料金収納代行事務」を
    委託しています。
   ※締切り前に定員に達した場合は、その時点で締切りとさせていただきます。

9.問合せ  E-Mail:forum2008@faj.or.jp
       TEL  :092-871-6728
           (福岡大学エクステンションセンター・廣嶋)

10.主 催  特定非営利活動法人日本ファシリテーション協会(FAJ)
11.共 催  福岡大学エクステンションセンター
12.協 賛  住友スリーエム株式会社、三菱鉛筆株式会社
13.特別後援 特定非営利活動法人国際ファシリテーション協会
14.後 援(予定)
      福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県、
      福岡市、北九州市、佐賀市、長崎市、大分市、熊本市、宮崎市、
      鹿児島市、(社)九州経済連合会、福岡商工会議所、
      国立大学法人九州大学、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、西日本新聞、
      日本経済新聞、NHK福岡放送局、KBC九州朝日放送、
      RKB毎日放送、FBS福岡放送、TNCテレビ西日本、TVQ

15.その他
○【託児】を事前のお申し込みにより受付いたします。
   ○恒例の「泡の会」(懇親会)は精力的に実施いたします。
     ■前泡(前夜祭) 5月23日(金)19:00~「酔灯屋」(天神)
     ■本泡(懇親会) 5月24日(土)19:30~「八仙閣」(博多駅)
     ■後泡(打上げ) 5月25日(日)終了後・場所未定
    ○最終日にFAJ年次総会が開催されます。


【ご参考:分科会一覧】(詳細はホームページでご確認下さい)
       https://www.faj.or.jp/modules/eguide/event.php?eid=53

■1日目(5月24日(土))
1-① なぜ会議で議論できないのか?
      古賀弘規、吉本精樹
1-② 「ワールド・カフェ」の世界へようこそ
      香取一昭、田坂逸朗
1-③ 「見エナイモノヲ見ル」
      宮 仁介
1-④ 【やり方】なのか?【あり方】なのか?【その他】なのか?
      本間直人(NPO法人国際ファシリテーション協会理事)
1-⑤ 楽しい学びの場づくり
      菊地省三(北九州市立貴船小学校教諭)
1-⑥ これからの組織改革
      黒田由貴子、森 時彦
1-⑦ パネルディスカッション革命
      加留部貴行、
      十時 裕(㈱アーバンデザインコンサルタント取締役)
1-⑧ ワークショップの本質を探る
      中野民夫、堀 公俊

■2日目(5月25日(日))
2-① ファシリテーションを使いこなす
      佐藤真一(日田市観光協会事務局長)、田坂逸朗
2-② 世界のファシリテーションから
      奥村睦世、山下茂樹、高田順子
2-③ 多様な思いが合意する瞬間
      FAJ東京支部・国分寺市ワークショップチーム
      (有馬淳、池田和秀、佐藤成臣、山内のり子)
2-④ ファシリタティブなコーチング
      鮫島宗哉、野口和裕
2-⑤ ファシリテーションを使った教育手法
      鈴木まり子
2-⑥ ファシリテーターの倫理観
      青木将幸
2-⑦ ファシリテーターの育て方
      加藤 彰
2-⑧ ファシリテーション・グラフィック研究室
      志賀壮史(こうのす里山くらぶ代表)

以上、計16分科会
--------------------------------------------------------------------

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

FAJ九州支部の5月定例会

2008年05月11日 | ファシリテーション
久しぶりにファシリテーション協会九州支部の例会に出かけました。

思えば1月の「ワールドこたつ」以来ですね。

今月のテーマは「ファシリタティブなコーチング ~コーチはファシリテーターになれるか?~」でした。

ファシリテーターはお馴染みの鮫島さんと、広島サロンの野口さん。

お二人ともコーチでファシリテーター。

テーマが難しく、イメージしずらかったのですが、コーチとファシリテーターの違いから何か発見できればという期待を持ってスタートです。

進め方はコーチングのセミナーでよく使うペアや4,5人で話をするスタイルが中心。

50人の参加者にしては会場は狭いのではと思ってましたが、イスのみの扇型配列だったので、それほどやりづらさは感じませんでした。

ファシリテーターのお二人は、それまで練りに練ったプロセスデザインを作ってたのですが、直前に全て捨てて、白紙の状態で進行するという挑戦的なファシリでした。

コーチングのアジェンダのない進め方をファシリテーションに応用しようという試みです。


最初はアイスブレイク。

アイコンタクトと握手だけで、ひと言も言葉を使わずに全員と挨拶します。ついしゃべってしまいそうになりながら、ジェスチャーが入ったりしてそれでも挨拶やコミュニケーションをとろうとする時のおもしろさがあります。

次に、ペアになって「初めて会った人と仲良くなるには」というテーマでアイデア出しと、4人一組になっての自己紹介。

その後、まずコーチングを知ってもらおうということで、鮫島さんと野口さんのデモ・コーチング。それを見て、二人一組でのコーチング的会話へと続きます。

「今日、何を期待してますか?」というテーマで話し合ったのですが、コーチングの流儀、上司と部下との間のコーチングの使い方といったコーチング自体への関心と、ファシリテーションとコーチングは共存できるのか、ファシリテーションとコーチングとカウンセリングの違い、仕事と会議で使える、子育てに活かせたらといった実践にどう生かすかという2点が多かったようでした。

その後、コーチングをあまり知らないという人への説明の場面がありました。結構詳しい話になったりもして、この辺はファシリテーターも苦労されていたようです。

ファシリテーションとコーチングの比較という進め方だったので、まずコーチングの説明から入っていったのですが、場がファシリテーションの勉強・実践の集まりであり、コーチングへの関心度の強さに違いがあったので、その辺が全体の温度差や戸惑いにつながったようにも感じられました。

野口さんのコーチングの説明で、
《発揮される能力=持っている能力-障害》 この障害をできるだけ取り除くことがコーチングという言葉は、普段あまり意識してなかったので面白かったです。

その後、同じようにペア・グループでファシリテーションについて話をし、最終的に

「コーチングは信頼感、ファシリテーションは納得感」というキーワードでまとまりました。

色んな意見が出ましたが、昨日は比喩が多いのが特徴でした。

ファシリテーションとは?という話でも、「メダカの学校(誰が生徒か先生かといいう状態)」「オーケストラ。いやジャズセッション」、「コーチングは子供に靴紐の結び方を教えるときと同じ」など。

比喩は受け取る相手で異なった受け取られ方をする危険性があるのですが、想像を膨らませる面白さがあります。


最後の振り返りでは、お二人のファシリテーターの希望通り、数多くのフィードバックがありました。

ポジティブフィードバックとしては、「これまで以上に話が出来た」「目の前でプロセスを組み立てていく姿が見れて楽しかった」「どこに行くのかわからないエキサイティングな気分だった」というもの。

ネガティブフードバックは「テーマが分かりにくい」「コーチングとファシリテーションの定義を話すと3時間では難しい」など。

やはりこのテーマは難しいですね。どこにポイントを持っていくか。どう構成するか。

単純に考えると、「ファシリテーションにコーチングの技術を取り入れるとどうなるか?」というイメージなのですが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小松帯刀

2008年05月07日 | 徒然に
NHK大河「篤姫」の舞台、鹿児島に行ってきました。

鹿児島は、西郷・大久保など幕末明治維新で活躍した多くの人材を輩出した地です。

以前から気に入って何度もでかけていますが、今年は篤姫館めぐりもコースに入れて、地元の料理を楽しみに出かけました。

街中はあちらこちらに篤姫のポスターが貼られており、お土産のお菓子や焼酎も、篤姫のネーミングをつけたものが数多く並べられています。

篤姫人気で観光客も増えたのでは。

その篤姫によりもう一人脚光を浴び始めたのが「小松帯刀(こまつたてわき)」です。

薩摩藩の名家の出で、若くして家老にまでなった人物ですが、西郷、大久保ほど有名ではありません。

しかし、下級武士の西郷や大久保が、また浪人であった坂本竜馬があそこまで活躍できたのは、小松帯刀のバックアップがあったからこそといわれています。

薩長同盟の場も小松の京屋敷でしたし、坂本竜馬の亀山社中(後の海援隊)に出資して設立を援助したのも小松です。

ついでに言うと、坂本竜馬とお竜の仲人役をして、坂本のけがを癒すため地元の湯治場を紹介したのも小松です(これが日本初の新婚旅行といわれています)。

財政と外交に優れ、もう少し長く生きれば、日本の総理大臣になっていただろうことから、地元では幻の宰相と呼ばれているようです。

名家の出でありながら身分の低い武士とも気軽に交わり、領民の声を良く聞いて小松家の名君と呼ばれた人物。

この「篤姫」を通じて、もっと注目されて良い人物だと思います。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年は7袋

2008年05月04日 | 徒然に
毎年この時期に書いているネタで、ベニカナメの剪定というものがあります。

今年もやりました。はい。

一昨年はゴミ袋6袋分剪定した枝葉が出、昨年は10袋でした

今年はどうかと思ってましたが、7袋で完了しました。

それでも結局一日がかりの作業です

先々週、草刈と草むしりに燃えていたら、腰をやられて1週間以上不便な思いをしたので、ちょっと警戒してましたが、やりだすとはまってしまいます。

今日は腰に湿布して寝ようかしら。

連休は毎年遠出をせず家の片付けをしてますが、今年も片付けないといけないことが多いんだけど。

あんまりがんばり過ぎると、また腰をやりそうで・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする