人事異動の季節。
すでに内示も終わり、異動する人しない人、悲喜こもごもの人間模様では。
この時期いつも思うのだけど、人事担当は可能な限りその趣旨を伝えるべきだと思う。
職員数が1万人とかいう大規模自治体は無理だけど、小さな市町村ならある程度はできるはず。
何に期待して異動してもらったのか、逆に異動しなかったのか。
もちろん、全ての人事が意味のある異動ではない。
実際に担当した一人として正直に言うと、誰かの玉突き人事で動かざるを得ない人もいれば、やりくりする中で「ごめん」と心で思いながら動いてもらう人もいる。
それでも、期待すること、お願いしたい仕事など、理由があっての異動の方が多いはず。
成長してもらいたいからというのも当然ある。
しかし、当の本人はその気持ちはわからない。
動いた人は自分なりにあれこれ考え、期待しながら動かなかった人もその理由を思い悩む。
思うことはネガティブなものばかり。
何もいいことはない。
人事担当者が今の時期役所内を歩き回ると文句ばかりを言われ気は進まないと思うけど、それでも動き回って話を聴き、異動の趣旨を語ってほしいと思う。
期待する思いは言葉にしないと伝わらない。
思いを言葉で伝えると、期待以上のモチベーションを持ってもらうこともできる。
周りの職員も、同じように前向きに考えるようになると思う。
人事は人に関わる仕事。
コミュニケーションの大切さは殊更だと思う。