行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

世の中を明るくする言葉

2009年01月26日 | 徒然に
職場に相談員の先生がいらっしゃいます。

離婚やDV、女性の相談全般を担当されており、毎日いろんな相談ごとに対応されています。

この先生は、小学校の養護教諭をされていた先生で、保健の先生として長く子供たちを見てきたこともあり、相談者に寄り添うように接していらっしゃいます。


この先生が、以前朝礼の3分間スピーチで「世の中を明るくする言葉」の話をされました。

「今、世の中は不景気やいやな事件など、本当に暗い時代になってきたけど、自分は、挨拶や『ありがとう』『よかったね』などの明るい言葉をいっぱい言って、そういう明るい言葉で世の中を埋め尽くしていきたい。そうすることで、少しでも世の中が明るくなってくれればと思っている」と。

「おはよう」とか「こんにちは」とかの挨拶にしても、「ありがとう」という言葉にしても、どちらも相手の存在や行為を承認する言葉です。

人は承認されることで、自分を肯定でき自己の重要感を確認できます。

そのことが、その人のエネルギーを高めることにもなる。

そういった「承認のキャッチボール」が地域や職場、家庭のあちこちでおこなわれるようになれば、本当に世の中は明るくなれるのではないかと思います。

人柄のいい先生の言葉でもあり、朝からとてもよい気持ちになったスピーチでした。


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久々の業務日報

2009年01月25日 | 自己啓発
今日は久しぶりに雪が降ってます

最近は雪が積もる日も少なくなり、たまにはこんな日もいいかなとのんびり外を見てます。

もっとも、用事で遠出しないといけない日に雪が降ると、ハラハラするんですけど

先週20日が大寒。暦通りの天気ですね。


最近は忙しくなったこともあり、仕事をどう効率的にさばくかということを考えてます。

昨年末は仕事に追われまくってたので・・・

もっぱら今心がけてるのは、

飛び込みの仕事に対応できるよう1週間早めに進める。

あたふたせず優先順位を冷静に考える。

1日をいくつかの枠に分け、そこに振り分けるように予定を立てる。

といったところ。

これだけでもだいぶ違うと思うのですが。


もうひとつ始めたのが、業務日報をつけること

以前「業務日報のツール探し」でも書いたのですが、このところは記録してなかったので、どんな時間の使い方をしているか振り替えるために始めました。

使っているソフトは、Access DE 業務日報EX

記録が簡単なことと、業務や作業別にグラフ表示ができること、出力の日報の様式が見やすいことなどから気に入っています。

仕事が終わったときに、1日を振り返るのにも使えるし、ある程度データが集まったら、どんなことに時間を使っているのかも見える化できるのではと期待。

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山下達郎のコンサート

2009年01月24日 | 徒然に
先日、鹿児島であった山下達郎のコンサートに行ってきました。

前回のコンサートから6年ぶり。

前回は初めて生の山下達郎を見、音楽を聴き、最初の曲のイントロが流れたところから既に卒倒しかけましたが、今回も感動もののコンサートでした。


山下達郎の音楽と出合ったのは、ちょうど予備校に行っていた頃。

紳士服店のコマーシャルソングに使われていて、店の前を通りかかったときにビビッと反応してしまってからです。

その頃は貸しレコード屋(歳が知れますね)があちこちに出来てきたころで、山下達郎と浜田省吾のCDを借りて、カセットテープにダビングして聞いてました。

予備校時代、大学時代に聞きこんだ曲がいっぱいありますね。


コンサートの曲や様子はネタばれするといけないので書きませんが、じっくりと聴けて、最後は大盛り上がりという満足感いっぱいのコンサートでした。

今回のコンサートが6年ぶり。その前のコンサートも6年ぶりとのことで、あと6年待たないといけないのかとも思いますが、4年後が還暦ということですので、それまでにあと1回はやってほしいものです。

コンサートの最後には、次のコンサートまで自分も頑張ろう!と前向きな気持ちとエネルギーを感じることができました。

当然のことながら、今は山下達郎のCDをかけっぱなしの毎日です。

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出張の楽しみ

2009年01月18日 | 徒然に
出張に行った時の楽しみのひとつは、風呂にゆっくりつかりながら本を読むことです。

あまり難しい本ではなく、リラックスしながら読める本をゆったりと読みます。

飲み会があるときはできないのですが、何も入ってないときはよくやります。


今回の出張で読んだのは、城山三郎の「そうか、もう君はいないのか」。

テレビドラマも始まったようですが、薄いし、気軽に読めそうだったので。

ストーリーは、城山三郎の妻との出会いから別れまでの回想記。

その後の、次女による城山三郎の亡くなるまでの後書きもありました。


簡素な文章に、奥さんへの思いがあふれた温かい本です。

特に、その中に書かれている詩がすばらしかったので、引用させてもらいます。



城山三郎「そうか、もう君はいないのか」から引用
***********************************************************************



夜ふけ 目ざめると

枕もとで何かが動いている

小さく咳くような音を立てて

何者かと思えば

目覚まし時計の秒針

律儀に飽きることなく動く

その律儀さが 不気味である


寝返りを打つと 音は消えた

しばらくして おだやかな寝息が

聞こえる

小さく透明な波が

寄せては引く音

これも律儀だが 冷たくも

不気味でもない


起きている間は いろいろあるが

眠れば 時計より静か


「おい」と声をかけようとして やめる

五十億の中で ただ一人「おい」と呼べるおまえ

律儀に寝息を続けてくれなくては困る

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児童虐待研修に出て

2009年01月17日 | 徒然に
昨日、一昨日と児童虐待研修に参加してきました。

講師のうちお二人は、大阪府の児童相談所時代に虐待死の事例に関わってこられた方で、その経験を踏まえた話をされました。

虐待死を防げなかったという思いと、児童相談所の職員が自責の念からバーンアウト状態となった姿を見る辛さ。

そういったことから、虐待死を防ぐためにどんなことができるかを一生懸命模索してこられた思いが話のなかにあふれていました。


講師の話で特に印象に残ったのは、「今の児童虐待の現場は、百戦錬磨のゲリラ兵相手に新兵で戦っているようなもの」という言葉です。

家庭という閉ざされた世界で起きる虐待に対処するためには、単に怪我をしたとかあざがあるとかいう「事象」にとらわれるのではなく、「病理のメカニズム」としてとらえなければならないそうです。


たとえば、最近ニュースにも出た、京都での五女の点滴に腐敗水を注入した事件。

ニュースでは二女、三女、四女も同様にして死亡させているとのことですが、あれも「代理ミュンヒハウゼン症候群」という病理による虐待です。

病気の子供をかいがいしく看病する姿を褒められることで、自分を満たされたと感じるもので、そのために子供が病気になるよう傷つけたりします。

周りから褒められることがニーズであるため、礼儀正しく、子供にやさしく、100人が100人素晴らしい母親であると思います。

それゆえに虐待を見過ごしてしまう。

代理ミュンヒハウゼン症候群というものを知らないと、きづかない。

虐待から児童を守る者としては、そのような病理をよく知り、脅迫してくるような親にも毅然と立ち向かう意識が必要。


しかし、行政の現場の実情は、一般事務職の人事異動のローテーションの一環として扱われており、専門知識もなく、4,5年もたてば異動します。

専任の職員がいればよいほうで、小さな自治体では、保育所事務や児童手当などの他の業務との兼任が多く、専門知識を学ぶ余裕も、じっくりとケースに取り組む時間もないのが現状ではないでしょうか。

自分の街で虐待死が発生していないのは、実は単に運がいいだけではないかという思いを感じました。

行政のスリム化の流れの中で人員は削減されていきますが、新兵で百戦錬磨のゲリラ兵と戦っている現状は、実に寒々しい状況です。

そのような現状の中で自分のできることを考えねばならないのですが、同時に、そのような現状の危うさも伝えていかなければならないと思います。


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ミッションステートメントと今年の目標

2009年01月04日 | 自己啓発
あけましておめでとうございます。

いつもは1日の日に更新してたのですが、今年は遅いスタートとなりました。


平成21年の年度目標策定がやっと終わりました。

ミッションステートメント、理念、ビジョン(9年後、4年後、2年後)を一部修正し、それに基づいて年度目標を作成します。

毎年の作業なのですが、今回は(今更ながら)、20年度の振り返りと分析がきちんとできたのでは。

その上で、今年にどう生かすかを考えていました。


私のミッションステートメントは、

コーチングとファシリテーションのスキル・マインドで、人、組織、地域の成長を促進する。
そして、その過程を通じて、自分自身も更に成長し続ける。

というものです。


そのために理念として(価値に近いかもしれませんが)、

「信頼」「つながり」「実践」「成長」

をあげています。


そして、ビジョンを踏まえた今年のテーマ(目標)は、

『職場や地域へのコーチング・ファシリテーション文化

 の浸透 ~学びから実践へ~ 』

です。


これまで学んできたことを、いかに日常の中で生かしていくか。

今年は行動の年にしたいと思っています。

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