行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

教育って

2006年01月24日 | ネタ帳
トラックバックの練習も兼ねて、

考:「いただきます」って言ってますか? 「給食や外食では不要」ラジオで大論争

これって、変だと思いません?
というか、日本の教育はやっぱりおかしい!

話的には、永六輔のラジオ番組に
《ある小学校で母親が申し入れをしました。「給食の時間に、うちの子には『いただきます』と言わせないでほしい。給食費をちゃんと払っているんだから、言わなくていいではないか」と》
いう投書が来て、賛否両論盛り上がっているというものです。

以前の「古教照心」の回でも書きましたが、日本の戦後教育は宗教色を排除しすぎて、肝心の心の教育をしてこなかったんだと思います。
戦前の修身教育へのアレルギーがあったのでしょうが、日本人が風土とともに培ってきた大事なものは、見事に失われてしまいつつあるようです。

「お互い様」という互いを思いやる心、生きていること自体や人・物に感謝する心が日常の生活を支える背骨になっていたのですが・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ピグマリオン効果

2006年01月12日 | ネタ帳
「期待し続ける力」が人を変化・成長させるということ。
相手に期待をかけると、相手もその期待に応えるようになる。

現実の女性に落胆したキプロスの王ピグマリオンが、自作の彫刻の美女を見ては「これが人間だったら」と思い続ける日々を送っていた。
そんなある日、その彫刻のモデルとなったアフロディーテがピグマリオンの元に現れて、その彫刻に人間の命を与えてくれた。ピグマリオンはその女性と結婚し、幸せに暮らしましたとさ。

というギリシア神話からとられた教育心理用語です。
心理学者ローゼンタールが小学校で行った実験に基づくものですが、再実験によりその効果を疑問視する批判もあるようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%82%B0%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3%E5%8A%B9%E6%9E%9C

しかし、私たちの経験でも、人から期待され続ければ、その期待に応えようとするのが人間の機微というものではないでしょうか。
逆に言えば、失望せずにねばり強く信じて期待することが、人を成長させるポイントなのかもしれません。
「あいつはダメだ」とすぐあきらめてしまうと、育つものも育たなくなります。
人を育てるって、辛抱と信じることなのでしょうか。

ちなみに、心理学に「好意の互恵性」という言葉があるそうです。
自分に好意を持っている人を好きになるという心理だそうで、「いい部下だ、彼(彼女)は伸びるぞ」と思っている上司には、部下の成長と部下の好意が返って来るということです。

人間の機微というものは、本当に良くできているものですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする