行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

コーチがいたら

2011年04月10日 | コーチング

コーチがいて良かったと思えるとき・・・


自分の夢や目標、大切にしていること、情熱を感じていることに自分以上に関心を持ってくれて、熱心に話を聴いてくれる人がいると思えるとき。


自分の目標を明確にし、目標達成のために何を学び、どんな行動を起こせばいいのかという知恵を自分の中から引き出してくれ、自分の人生に変化を起こす行動をサポートしてくれる人がいると思えるとき。


目標達成のための選択肢を明らかにし、それを実行するための計画を一緒に考え、定期的に進捗状況を確認しながら夢実現のため一緒に歩いて行ける人がいると思えるとき。


自分の強みや価値を指摘し、行動できているときも躊躇しているときも、その状態を率直に伝えてくれる人がいると思えるとき。


上手くいかないことがあり、自分に自信がなくなり、自分ですら自分の夢が達成できると信じられなくなったときでさえ、自分以上に実現できると強く信じてくれる人がいると思えるとき。


自分の話すことを評価したり批判したりせず、感情も含めてありのままの自分を受け入れてくれる、人に話せないことも語ることができる人がいると思えるとき。



そんなコーチと定期的、継続的に会話する機会があるということは、夢に向かって歩き続ける上でとても力強いことだと思います。

そして、そんなコーチと言われるように、学びと実践を重ねていきたいと思います。

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災害支援に関する心のケア

2011年04月06日 | 徒然に

今日は県庁で行われた「災害支援に関する心のケア等研修会」に参加。

コーチングのスキルを何か生かせる方法はないか、微妙に本業ではないけどヒントをもらいたく参加させてもらった。


最初に、被災現場支援に派遣された県職員の第1陣、第2陣の現地報告。

時々刻々と状況が変わっていく中、その場にあった判断を迅速に決断していかなければいけない厳しさ、被災した方に対して十分なことができない無力感からの派遣される側の苦しさなどが語られた。

特に、長期間緊張し、様々な感情に翻弄され、無力感に受傷した派遣職員の心のケアの重要性を実感。


次に、県精神保健福祉センター所長による講義。

まず、派遣される者の立ち位置として、「援助する」とは考えるなと言われた。

「援助」は助ける側と助けられる側という構造を作る。

「私たちはこの震災の被害にいたたまれないから、隣人として行かせてもらっている」と考える。

援助者が主役ではなく、この困難の中で耐え、生きている被災者をリスペクトすることが大切だという言葉にとても共感できた。


また、人間には傷ついた心を自分で修復する力が備わっている。

どのようにして修復するかは人それぞれなので、その人の方法を尊重すること。

その人なりに解決していく。

アドバイスをするのではなく、励ますのではなく、話をさせるのではなく、ただただ話したくなったことを寄り添って聞く。

そして、そのことをリスペクトする。

コーチングとは少し違うアプローチであり、大きな意味では共通する考え方だなと思った。


参考となったのは、トラウマは心が傷ついているのではなく、感覚が傷ついているということ。

不安や恐怖で感覚がねじれてしまっているので、その手当をする。

具体的にいうと、体の緊張をほぐしていくこと。

特に背中の筋肉が緊張しているらしい。

そのための筋弛緩法によるケア、ボディタッチによるケア、呼吸法によるケアを学んだ。

これは被災者のためだけでなく、そこに行く職員自身のセルフケアのためでもある。

すでに多くの職員が被災地に派遣されており、さらにその数は増えていく。

その前に、自らを守るツールを持って行ってほしいという気持ちから企画されたように感じた。


同時に、被災者でありながら住民のために職務を全うされている職員のことを思う。

派遣される職員は一時の期間。

そこで働く職員は長期にわたってそのような厳しい状況で働いている。

一番ケアが必要であり、そこへのサポートができないかと思っているのだけど。

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