行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

質問は相手のために

2009年08月23日 | コーチング
昨日今日と、今週のコミュニケーション・スキル講座の資料作りです。

「質問のスキル」を扱うのですが、質問には、情報を収集したり事実を確認するためのものと、相手に考えさせ、気づきや思考の整理、アイデアを出させるためのものがあります。

今回あつかうのは後者のほうです。


プログラムの中では、質問の種類やオープンクエスチョンの作り方、効果的な質問をつくるうえでの原則などを話します。

そういった資料を作りながら思ったのは、スキル的なものと同時に、質問する上でのスタンスというのが大事だということ。

質問は相手の思考を活性化し、多くの視点を与え、考えを整理したり新たなアイデアを引き出したりします。そしてその上で、行動に落とし込みます。

ともすれば、働きかけをする側の質問者(コーチ側)にアドバンテージがあるように思ってしまいますが、むしろあり方としては、「より多くのことを話してもらうために質問をする」という立ち位置のほうが良いように思います。

相手がいろいろと抱え込んで言葉にできないもの、答がありながら形にできないものを「聴く」ために質問する。

そういったものが明確になり、相手のニーズや価値と合致すると自然と行動が生まれます。

そういう産婆的な役割がコーチです。

質問の前提としては、きちんと相手の話を聴くことのできる「聴くスキル」が大切になります。

さらい言えば、聴くスキルの延長としての「質問のスキル」ということが言えるのではないでしょうか。


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小学校は懐かしく

2009年08月22日 | 徒然に
昨日は、夏休みをとって久しぶりに母校の小学校に行ってきました。

小学校1年から6年の2学期まで過ごした学校で、その後転校し、卒業していないので卒業アルバムはありません。

今住んでいるところから1時間半ほどで行ける場所ですが、何かよほどのことがないといかない場所でもあります。

お盆に帰省した際、母親の昔話を聞いているうちに、つい懐かしくなって今回訪れてみました。


以前行ってから10年近くたつでしょうか。

校舎は新しい建物になり、特徴のあった校門も、デザインが変わっています。

でも、校庭や遊具、プールはそのまま。

転校してから既に35年!ほどたってますが、よくぞこれだけメンテナンスしてくれたなあというのが実感。

小学生のころを思い出すことができました。


私の小学生時代は、山の中の田舎に住んでいただけに、毎日が自然の中で遊びまわった日々です。

今の季節はカブトムシやクワガタを朝早くから捕りに行き、川に胸までつかってお手製の船を浮かべたり、山菜や草花をとったり・・・

山や川のあちこちで遊んだ記憶が一杯あります。

自分の人生の中で、大切な時間でしたね。


たまたま会った校長先生?と話をすると、毎年10人くらいずつ減っていってるよう。

道路や橋、建物はかなり変わってしまい、さびしいところもあります。


でも、久々に訪れたおかげで、すっかり忘れていた小学校時代の思い出も蘇りました。

もうずいぶん行ってなかったので、同級生はどうしているかわかりません。

もう一度、みんなに会いたいですね。


昨日、たまたま20世紀少年の映画がテレビであってましたが、まさに私の小学時代と重なります。

昔の楽しい思い出は、今でも心を暖かくしてくれます。


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これもフィードバック!?

2009年08月17日 | コーチング
次世代育成の審議会があり、以前買ったままで使いそびれていたICレコーダーを初投入。

議事録作成のために、早速録音したものを聞きました。

ちょっとショック!


自分の説明する声というのは、自分の耳で聞いている声とだいぶ違うんですね。

自分の耳で聴く声は低い声に聞こえるのですが、ICレコーダーの声は高い声で、ちょっと気取ったしゃべり方をしています。

うちの奥さんにその話をすると、「確かにあんたの話し方は気取っている」と言われ、またショック。

本人的にはそんなつもりはないんですけど・・・・


これもいわゆるフィードバックというものですね。

も一度自分の声や話し方を再確認しなければと思いました。

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やはり人材育成

2009年08月16日 | コーチング
先だって、ファミリーサポートセンター事業の事例視察に、2つの団体に行きました。

ファミリーサポートセンター事業は、子どもを預けたい会員と預かってもいいという会員の橋渡しをする事業で、保護者が残業などで保育園に迎えに行けないときや、母親が通院している間などに一時的に預けられる子育て支援の制度です。


その視察先のある市では、保育士や市の職員がコーディネーターをしているわけではなく、それまでひとりの主婦だった方が、自分が子育て中に手助けしてもらったのでそのお返しに・・・という形でコーディネータを務められています。

お返しに・・・といいましたが、その方が立ち上げから運営までほとんど一人で切り盛りされているよう(もちろん、バックアップ組織やサポートしてくれるネットワークはあります)。


その様子を見て、制度を残すより人を残すほうがいいのかもしれないと、当然のことなんでしょうが再認識しました。

公務員は異動がありますので、どんなにがんばっても3年から5年でいなくなります。

いなくなったとたん、それまでのものが崩れてしまうというのはよくある話です。

残念ながら。


それなら、いなくなった後もきちんと動かしてくれる「人財」が育つお手伝いをすることが、とても大切であることを実感しました。


自分がミッションとしている人材育成は人事担当部署の仕事と思ってましたが、どんな部署でも人材育成はできるんですねえ。

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コミュニケーション・スキル講座をやりました

2009年08月11日 | コーチング
非常に久々の更新です

最近はこれまでにない忙しさだったので、つい仕事優先の日々でした。


そういう中ですが、今日はミニ講座「何かと生かせるコミュニケーション・スキル」をやりました。

以前から連続もののミニ講座をやりたいと思っていたのと、10月にファシリテーター研修をさせてもらえる機会があったので、そこに生かせるプログラムを作っていきたいということがあり、今日から来月までの3回講座を企画しました。

今日は「聴くスキル」と「フィードバックのスキル」

次回が「質問のスキル」、最終回が「アサーティブネス」と続きます。

「聴くスキル」は3月にやった保育士研修のプログラムがあったので、それを充実させればよかったのですが、それ以外は新たに作りこむことになります。

ファシリテーションとキャリアマネジメントのプログラムはあるのですが、これを機会にコミュニケーション系も整備していくつもりです。


今日の講座は5人の参加者でしたが、ほのぼのとした雰囲気で、皆さんの満足度も高かったようでホッとしています。

参加された方の学びの意識も非常に高く、嬉しい限りです。

次回の講座では、単にスキルを学ぶというのではなく、その中で自分の目標や取り組みを明確にしていくというグループコーチング的なプログラムにしたいと思っています。

講座のアイデアを考えるのは、結構楽しいものです。


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