昔、アパート暮らしをしていたとき、お隣は田んぼだった。
この時期はカエルの大合唱で、最初はうるさいほどだったけど、だんだんとカエルの合唱を聴きながら寝るのが好きになってきた。
まるでカエルの合唱が子守歌のようだった。
田んぼの更にお隣はお寺だった。
初めて越してきた朝、6時とともに大きな鐘の音が響いてきてビックリして飛び起きた。
しかしこれもだんだんと慣れ、すぐに鐘が鳴っても目が覚めないようになった。
家を建ててから田んぼからも離れ、お寺からも少し離れ、そういった音とともに生活することが少なくなった気がする。
夜の雨音を聞きながら、カエルの合唱を聞きたくなった。
ちなみにお寺の鐘の音は、少し遠くなったけど今でも聞こえてくる。
その音を聞きながら、朝目を覚ますのが日課となっている。