YUKI

言語、言語で表現できることすべて

英語のTaboo 発音2

2007-12-24 14:27:11 | Weblog
発音記号というTabooは、最近は改善されてきたようですが
プリント教材を渡してCDを聞かせて
ちょちょいのちょいで終わりという感じなんでしょうね。

IPAの簡易表記は、一連の規則とセットで教えないと
変な訛りを生むもとになります。
忠実に発音記号通りに調音し発音していくと
roboticというか、非常に発音しづらいものです。

調音の仕方は違っても、似たような音は出せます。
よい音声教材があっても、耳だけに頼っていてはそうなります。

発音記号は「調音記号」であると、私は認識しています。
その通りに調音して発音した場合、
自分の発話がどのように自分に聞こえるのか。
これを「聴覚像」と、私は呼んでいますが、
調音法と聴覚像を習得するのが第一段階と考えます。

次に、子音連結と異音について、
そのつど習得していくことが欠かせません。

破裂音における気息の有無、無声化…色々ありますが
多少不正確であっても「最小努力の法則」というのを
引き合いに出します。
「同じ効果が得られるなら、人間は最小限の努力しかしない」
これは人生の真理でもありますね♪

そして日本語と英語の違いについて、
レクチャーすることも欠かせないものです。

英語は、口先で言う日本語と違って
のどの奥から発声する言語であること。

子音とは気息がどこかでこすれたり止められたりする音だから
呼気の圧力が、日本語よりも高くなければならないこと。

高低アクセントの日本語と違い、英語は強弱アクセントであること。
実際、音の高低と強弱が区別できない日本人学習者は非常に多い!!

単語レベルではなく、フレーズレベルで発音し
意味を理解すること。

大体、こんなところでしょうか。

実際に聴く英語は、音の流れとして存在するのに
発音記号を基にして学習するのは
videoがあるのに、数枚の静止画を見て
練習するようなものだ!という批判があります。

しかし、人間の想像力とはおもしろいもので
硬式テニスのサービスなど、非常に難しい一連の動作の習得には
お手本をvideoで見るよりも数枚の連続写真で見たり
動作のポイントとなる1枚!!の静止画を見てイメージするほうが
習得が速く正確なのだそうですよ♪♪

イメージ→聴覚像が大事なのですなぁ。
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