わくわく活動日記

山本ゆきこ~子どもこそ未来

橋下発言に断固抗議、撤回と謝罪を求める決議を送付

2013-05-20 13:51:11 | 平和・人権
 一連の橋下発言に強い怒りを覚えます。一向に訂正・謝罪する様子も見せずに、メディア批判を展開しています。

このような人権感覚の欠如した、とくに女性の人権を冒涜するような人物が、人権を守るべき弁護士であることや公党の代表であることが許されていいのでしょうか?

社民党北信越ブロック議員団会議として「橋下徹市長の”従軍慰安婦”必要発言と”在日米兵への風俗業活用促進発言”に抗議し、撤回と謝罪を求める」決議を上げ、faxしました。



                           2013年 5月 20日

日本維新の会共同代表・大阪市長  橋下 徹 様

                      社会民主党北信越ブロック議員団会議

 抗議声明 
橋下徹日本維新の会共同代表・大阪市長の“「従軍慰安婦」必要発言”と“在日米兵への風俗業活用促進発言”に抗議し、撤回と謝罪を求める


5月13日、橋下徹日本維新の会共同代表・大阪市長は記者会見で、旧日本軍による従軍慰安婦問題について「慰安婦制度は必要だった」と発言しました。また、普天間飛行場視察の際に在沖米軍司令官に対して、「海兵隊員の性的エネルギーをコントロールするために風俗業の活用を促した」とも発表しました。その後も自らを正当化するかのように、同様の見解を繰り返し表明しています。

これらの発言は、あまりにも国際常識とかけ離れた、不謹慎、不見識極まりないものであり、看過することはできません。日本軍の軍事的性的奴隷問題がアジアの女性たちの人権を剥奪し、女性の尊厳と名誉を深く傷つけたことへの思慮も、軍や基地の構造的問題であることに対する認識も持ち合わせておらず、言語道断です。弁護士であり公党の代表である橋下市長が、著しく人権意識を欠き、歴史認識も人道的な観点もない人物であるということに、私たちは驚き、呆れ、怒りを禁じ得ません。

当時「従軍慰安婦」にされた女性たちは、戦後も長い間、精神的、肉体的な被害を回復できずに苦しめられ、今なお深い傷を抱えています。1993年の河野洋平官房長官談話を真っ向から否定し、国家や戦争を正当化する橋下氏の発言は、癒しがたい傷を抱えて苦難の人生を歩まざるを得なかった多くの方々を再度深く傷つけるものであり、決して許すことはできません。

沖縄では、戦時中に130カ所以上の日本軍慰安所が設置され、多くのアジア女性が旧日本軍に強制連行された戦史記録があります。そして戦後は、長期にわたる米軍の駐留下で米兵による性暴力にさらされ続け、今も米兵による被害や暴行事件に苦しむ日々を送っています。米兵に対する風俗業活用発言は、県民の苦しみに何ら思いをはせず沖縄を冒とくするものであり、断じて許せません。基地の存在ゆえの不条理、沖縄の願いにしっかりと目を向け、地位協定の抜本改定、米軍基地の縮小・撤去こそ求めるべきではないでしょうか。

女性を「性のはけ口の道具」としてしか扱わず、男性は「はけ口を望んでいる」と決め付ける橋下氏の偏狭な発言は、女性と男性の双方に対する侮辱であり、すべての人間の尊厳を傷つけています。戦争という暴力遂行のため、女性の性を利用することは決して許されません。

社民党は、今回の橋下発言に対し強く抗議するとともに、発言を撤回し、元「従軍慰安婦」とされた人々、沖縄をはじめとして在日米軍による基地被害を受けている人々、尊厳を傷つけられたすべての人々に対して心から謝罪するよう強く求めます。
                                   以上

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