ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

動作法と感覚統合

2009年01月19日 | ゆきちゃんの日記
由紀子はPMSで不安定ではありますが、
風邪もひかずに元気です。 


でも母は少し風邪気味で鼻水が止まりません。
 
熱は出そうで出ない・・・
ギリギリのところで踏ん張っている感じ!(笑) 
 

鼻炎の薬を飲むとすごく眠くて、
夜に日記を書く前に寝てしまいます。 

書きたいことがいっぱいあるのですが、
日記がカレンダーに追いつきません。 
(;^。^A アセアセ・・ 
 

まずは土曜日のこと。
 
動作法に行きました。 

今日のトレーナーはY下先生。
 
最初に、由紀子に何をするかを文字で説明をしてから
訓練を始めてくださいます。 

①寝る・・・肩の緩め 
②座る・・・背そらし 
③立つ・・・???何だっけ?(笑) 
 
難しい内容は理解できない由紀子でも、
訓練の時の態勢を教えてもらうだけでも、
安心感が違います。 


自閉症にはありがたい配慮です。 
 
 
③の立って訓練をする時に、
正しい姿勢をとらせると
由紀子はとても不安定でゆらゆらしていました。 
 

由紀子が直立した時の姿勢については
ずっと気になっていることがあります。 

小さな頃から直立させると、
背骨を極端にそらしてお腹を突き出した
おかしな姿勢になってしまうのです。 

そのせいで、とてもお腹が出っぱっているように
見えてしまいます。 

実際に出てもいますが・・・(笑) 
 

小学校の低学年の時は痩せていたのですが、
その頃もお腹が出ていて 

「どんばら!」というあだ名までついていました。(笑)
 
 
それに、とても不安定で・・・。 

ちょっとした揺れでもぐらついてしまいます。 

高いところが苦手なのも、
階段を下りるのを怖がるのも、 

この姿勢のせいではないかと、
ずっと思っていたんです。 
 
そこで、Y下先生に
由紀子の姿勢について聞いてみました。 

説明だけでは解らなかったので、
図を書いてもらいました。 
 


 
重心がかかとにかかっていて、
ヒザが突っ張っている。
 
そのせいで背中が反ってお腹がでてしまう。 
 
なるほど~! 
 
その姿勢を治す為に、
骨盤を下に回転させて正しい位置をキープしながら 
まっすぐ立てるように、

そして、重心が足の裏全体にかかるように
訓練をするのだそうです。 
 

再び、なるほど~~~!! 


由紀子の身体的な課題が
こんなところにもあったんですね! 

何事にも原因があるんだよね~~と、
思いながら家に戻ってきました。 

 
そして、今日。 
私はこの絵とまったく同じ絵を、
別の理論の本の中に見つけてビックリしています。 
 

それは、感覚統合の本の中にありました。 

私は今、由紀子の感覚についてまとめようと思って、
作業を進めているのですが、 

その中で感覚統合の知識の必要性を感じて
独学で勉強をしているのです。 
 
その本の中に、筋緊張の低い子の姿勢の絵があったのです。 


 
ね?!一緒でしょう? 
 
どうして、こんな姿勢になってしまうのか? 
その理由が書かれてありました。 

 
筋肉の張りが弱い為に、
関節をロックして身体の揺れを止めようとする。 

体幹がグラグラするので
背中の筋肉を強く張ることでカバーしようとする。 

ヒザの崩れを防ぐ為にヒザを後ろに引いてロックする。 
 

三度なるほど~~~!(笑) 
 

その結果、重心がかかとにかかってしまう訳か・・。 


という事は、足の裏全体に重心をかけることを訓練すれば、
それに必要な筋力もついてくるって事よね・・・!! 
 

由紀子は身体認知も薄いので、
自分の姿勢がどんな風になっているかを
感じることも難しいのですが、 

動作法は自分の身体を意識させながら訓練をするので、
きっといい刺激になると思います。 
 
 

昔、療育センターに通っていた頃に、
感覚統合の訓練を受けていました。

 
あの頃に、この事が解っていたら
もっと早く訓練ができたかもしれないのに・・・ 

何故、あの頃先生たちに姿勢のことを相談しなかったのか・・・ 

反省です!! 
 

でも、今からでも遅くないですよね。 

動作法の中で、由紀子の姿勢の問題と
向き合ってみようと思っています。 
 
 
動作法と感覚統合・・・

別々のところで由紀子の問題点が
繋がっていたことにちょっと感激しています。

=END=
コメント
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