ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

自己評価

2009年01月29日 | ゆきちゃんの日記
機嫌は相変わらずあまりよくありませんが、
実習の話を聞くと、
 
「みかんの皮むきが楽しかった!」
 
と笑顔で答えてくれるので、少しホッとします。

 
 
ただ、もう一つの作業の
買い物袋にシールを貼る作業は 

どうしても、みかんの作業に比べたら
魅力に欠けるようで
 
作業中に手が止まって、
ボーっとしているそうです。(笑) 
 
好きなことと興味のないことの差が激しすぎです。
( ̄_ ̄ i)タラー 
 

でも、みかんの作業が本当に楽しくてうれしいみたいです。 
 
 

今回の校内実習で由紀子が
うれしいと思っていることがもう一つあります。
 
それは自己評価のことです。 
 

前回の校内実習のときは始めての経験で
作業中にパニックを起こすことも多くて、 
お友達や先生に手を出すことも度々でした。
 
 
その為に、実習ノートの自己評価の最後の欄の 
「職場の人となかよくする。」の項目がずっと×でした。 

 
プライドの高い由紀子はこの×がどうしても嫌だったのです。
 
 
どう見たって、みんなを叩いたり、
指示に従わない由紀子の態度は、×で当然です。

 
×が嫌だったら、
みんなと仲良くすればいいのに・・・と、思いますが 

由紀子の中ではそれとこれとは別問題なんです。(笑) 

 
内容はともかく「×」が嫌いなんですよ。・・・わがままな!(笑)

 
たぶん、評価の内容もあまり深く考えていないと思います。 
 


それが、今回は○になったんですよ!(o^∇^o) 



 
実習の初日に自己評価を記入するときになって、 
由紀子が不安定になったと聞きました。 

それは、また「職場の人となかよくする」という欄に
×を記入しなければならないと思ったからだと思います。 

 
今回はちゃんと作業もできたし、
みんなに手を出すこともなかったのに・・・。

 
やっぱり、理解してない!!
(; ̄∀ ̄;A ハハハ・・・ 
 

家に帰ってきて、実習ノートを見ながら、
 
「今日もみんな○だったねぇ~!」 

と、声をかけると、
とてもうれしそうな顔をします。 
 

感覚統合の本に書いてありました。
 
彼女らはプライドだけで生きている!! 
 
納得です。(笑) 


=END=
コメント
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