インターネットで調べもの。
何といっても、フリー百科辞典「
ウィキペディア」が、お役立ち。
ウィキペディアは、誰でも記事を編集したり新しく作成したりできると
知り、百科事典なのにビックリ…内容はどこまであっているの?
でも「
ウィキペディアの情報はブリタニカと同じくらい正確」という
調査結果もあるそうで、また別の驚きが。
ウィキペディアって、誰がどうやって作って、維持管理してるの?
きちんと利用案内を読んでみました。
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運営者
発足当初、ウィキペディアの使用するサーバーを所有していたのは、
ジミー・ウェールズが当時経営していた Bomis 社で、ウェールズと、
後には Bomis 社の資金提供によってウィキペディアの運営は維持さ
れてきました。
2003年6月20日に非営利団体である「ウィキメディア財団」が設立さ
れ、ドメイン名と機器の所有権は財団に移管されました。
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世界各国で展開
「ウィキペディア」は2001年にアメリカ合衆国で始まったプロジェクト
です。以来、世界各国の言語版が作られ、2009年10月1日時点で271の
言語版があります。
「ウィキペディア」を運営しているのは米国の非営利団体であるウィキ
メディア財団です。その資金は、「ウィキペディア」の共同創設者である
ジミー・ウェールズの(米Bomis社を通じた)提供、それに各国の利用者
からの寄付でまかなわれています。
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誰でも編集できる
「ウィキペディア」は「著作権を侵害しない」、「検証可能性を満たす」、
「独自研究は書かない」、「中立的な観点で書く」等の「ウィキペディア」
の基本方針に賛同するならば、誰でも、その場で編集できます。
編集に際しては利用登録が推奨されていますが、ほとんどのページは
登録をしないままでも編集できます。
誰でも編集できるのでは、記事がデタラメだらけにされてしまうと
思いますか? 「ウィキペディア」に問題がないわけではもちろんあり
ませんが、実際には意外と上手くいっているのです。
デタラメなことを書き込んでいく人はいますが、「ウィキペディア」
には良識ある参加者もたくさんいます。イタズラはほとんどの場合、
すぐに見つけられて、訂正・削除されていますし、「ウィキペディア」
を使って独自の珍奇な説を広めようとする人の書き込みも、時間が
かかることもありますが、大抵の場合、百科事典にふさわしい内容に
訂正されています。
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管理業務
ウィキペディアのシステムはかなり自由です。
身元もはっきりしない一見さんが無条件で記事を編集できるというのは、
ウェブサイトの常識では従来考えられなかったことです。ただ、あまり
にも利用者の自由に任せすぎても収拾のつかなくなる恐れがあるという
ことで、一般の利用者は以下のような強力な機能が使えなくなっています。
* 記事を削除する機能
* 記事に編集制限(保護、半保護)をかける機能
* 特定の利用者や、特定のIPアドレスからのアクセスを制限
(ブロック)する機能
これらの強力な機能が誰にでも使えてしまえば、利用者間に対立が起こっ
たときに悲惨な状況になることが目に見えています。しかしまた、誰かが
これらの機能による措置をしないといけない状況も多々あります。
そこで、利用者の中でもある程度信頼がおける人を利用者同士で選んで、
選ばれた人がこれらの機能を使えるようにしています。これらの機能を
使える権限を有する利用者のグループを英語では administrator および
sysop といい、日本語では管理者と訳しています。
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利用案内、読み始めると、すごいボリューム。。。
運営する方は、円滑に管理できるよう、いろいろなルールを
設けているのね。
著作権を侵害しないとか、中立的な観点で書くとか、記事を
編集するのはなかなか大変そう。
使う方は、便利便利と思って恩恵にあずかっているだけだけど、
これからはさらに、ありがたく活用したいものです☆