先週、ロンボクの州都マタラム市にあるイスラムの小学校(SD INTEGERAL LUKMANUL HAKIM)で、プログラムを実施しました。
対象は、5年生。イスラムの学校なので、男女のクラスが分かれています。
見せているのはコンポストに入れたいろいろなごみの写真です。
ごみを土に埋めるとどうなると思う?と問いかけています。
土(実はコンポスト)に捨てたガラス瓶やプラスチックや紙やティッシュや生ごみが、日がたつにつれて変化していく様子を見せていきます。
ごみには大きく分けて2種類のごみがあること。土に入れると消えてしまうごみと、ずっと消えないごみ。消えてしまうごみは「オーガニックごみ」、消えないごみは「ノン・オーガニックごみ」ということ。などを伝えて、ごみ分けゲームをします。
さっき説明したのに、プラスチックをオーガニックごみに分類している児童が何人もいます。
学校のごみ箱は1種類だけ。ごみを分けて捨てる習慣がないのです。
そのあと、ノン・オーガニックごみの中には、まだ使えるものがあるんじゃない?リサイクルできるものはどれかな?と問いかけながら、「リサイクルできるごみ、まだ使えるごみ」「リサイクルできないごみ」を分けるゲームを続けます。
プラスチックごみから作ったいろいろなクラフトを見せて、こんな風に使えるんじゃない?とヒントを与えます。
こういうの、作ってみたい人、と先生が聞くとほぼ全員の女の子が手をあげました。
プログラムが終わると、興味津々でクラフトに群がる児童たち。
この学校では、外部の講師が学校で授業を行うことはあまりない様子で、先生からは環境教育プログラムについても教材がないからちょうどよかった、という話を聞きました。
もしできれば、クラフトづくりの授業もやらせてもらえないか、と相談中です。
ウダヤナごみ銀行から近い学校なので、子供たちが家で出たコーヒーの空き袋などのごみを集める気になったら、取りに来るのもめんどうではありません。
児童自身が、毎日捨てているごみに関心を払えるようになること。それがまず第一歩です。
(山)
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