9月29日(土)に、グローバルフェスタJAPAN2018に出展しました。
(本当は日曜日も出展予定だったのですが、台風24号接近に備えて中止になりました。)
設営準備をした金曜日はとてもよい天気だったのですが、土曜日は終日雨。
大雨や風が吹かなかったことが幸いでした。
この日は、スタッフの他、昨年エコツアーに参加した若者がふたり、ボランティアに来てくれました。
12月に実施する予定の復興エコツアーの宣伝や、ロンボク島の環境問題への取り組みの説明など、積極的に来場者と交流してくれました。
せっかくなので、会場を見て回って勉強する時間もとりました。
こちらは、JVC(日本国際ボランティアセンター)のブースでカレンダーを買ったついでに、活動内容について少し説明していただきました。
ゆいツールのブースでは、カラフルなポーチを販売する傍ら…。
アイシャさんのごみ銀行の新作!廃タイヤから作った財布とペンケースも販売しました。
男性が、セットでお買い上げくださいました。
ありがとうございました!
ブースを見て回っている時に、ピースウインズジャパン(PWJ)を発見したので、中に入って説明を求めました。
実は、PWJはロンボクの地震の時に、救助犬を連れて真っ先に現地に向かったNGOのひとつでした。
そして、実際に人を助ける活動をできないまま、引き上げていました。
また、北ロンボクで現地のNGOと協働で仮設住宅を建設中、という情報も入手していたので、そのふたつのことについてどうしても聞きたかったのです。
(PWJのブース展示の一部。ロンボク島で活動したスタッフの一日の様子などが記されています)
まず、真っ先に現地に入りながら、活動できずに引き上げたのはなぜなのか。
これは、私は彼らが犬を連れていたことが大きく関係しているだろう、と考えていました。
現地に行ったスタッフで質問に答えてくれたのは、安間さんという男性でした。
安間さんによると、少なくとも入り口(インドネシアに入ろうとする段階)ではウェルカムだった、ということです。現地で活動してもOKという返事を政府からもらって現場に向かいました。
そして、一番被害が酷そうな東ロンボクの方は、道の状態や時間の関係で行くことを断念し、北ロンボクのある場所で活動を開始しようとしたところ、現場では「聞いていない」「ダメだ」ということになったそうです。ちょうど、インドネシアの災害庁が「他国には救援を求めない」という発表を出したタイミングでもあったそうで、NGOの名前が入ったユニホームを着ることも禁じられた、と安間さんは話してくれました。
私は、生きている人を探す手段として救助犬がどんなに素晴らしくても、現地の人たち(たいはんはイスラム教徒)は犬をとても嫌うので、そのせいで活動が難しかったのかもしれないことを伝えました。
そして、今北ロンボクで仮設住宅を建築中だと聞いた件をたずねてみると、ACTという現地NGOが仮設住宅を建築するのに資金提供をすることにした、ということや、給水活動などを中心に行っているということでした。
10月4日に現地に入るので、活動場所を見たいな、と思ったのですが、ちょうどスタッフがロンボクからいったん引き上げてくるタイミングだそうで、今回は無理でも今後、連携・協力できることはしましょう、という話をしました。
今回、ロンボクの地震災害支援を通して、多くの人や団体とつながるきっかけが得られました。
ところで、グローバルフェスタの前日9月28日午後6時2分ごろ(日本時間同日午後7時2分ごろ)、インドネシア・スラウェシ島の中スラウェシ州でマグニチュード7.4の大きな地震が発生し、地震に伴う津波も沿岸部に押し寄せました。
ロンボクが落ち着いてきたと思ったら、もう次の災害です。
日本もインドネシアも、これからますます災害に備える国づくり、地域づくりが必要だ、と思わずにはいられません。
(山)
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