新約聖書「ヨハネによる福音書」新共同訳
２章 カナでの婚礼
２章 カナでの婚礼
８ イエスは、「さあ、それをくんで宴会の世話役のところへ持って行きなさい」と言われた。召し使いたちは運んで行った。
宇宙に漂っている神のよき智慧を受けるには、
まず人類に奉仕するよき考えを起こすことが第一で、
次にその目的実現を神に祈ることである。
そうすれば
忽然、
宇宙に漂うているよき智慧の波長をうけとるのである。
（祈りの科学 谷口雅春）
＜多くの発明家、成功者、芸術家等々は、そのすばらしい考えがどこから自分に降って涌いて来たのか話すことができないといっている。＞
【多くの発明家、成功者、芸術家等々は、そのすばらしい考えがどこから自分に降って涌いて来たのか話すことができないといっている。彼らはある希望を起こしその方向に進もうと決意した為に、その方向に向かって考えを集中している中に、それに必要ないい考えがひょっこりわきでてくるものであるということを知っているのである。これは全然新しいものを創造する考えの思いつきにしても、ある品物を販売するための新しい広告方法にしても、ある服飾のデザインや建築のデザインの構図にしても、ある小説や詩の創作にしても同じことがいえるのである。ある著述家は最初の書き出しが苦労であって、無数の紙屑を作っている中に忽然として善き考えが浮んでくるのであるし、ある創作家は、誰の書物でも好い、じっとみつめて数行読んでそれに精神を集中している中に、それと類似の或いは全然新しい構想が生まれて来るのである。】
＜精神を統一して、一心にその方向へ心をふりむける時忽然として、宇宙に漂うている神のよき智慧の波長をうけとるのである。＞
【このようなことから、まず第一決心（人類に奉仕する考え）が必要であるということがわかる。そしてその次には、「求めよされば与えられん」である。精神を統一して、一心にその方向へ心をふりむける時忽然として、宇宙に漂うている神のよき智慧の波長をうけとるのである。その一つの方法が祈りである。祈りは吾々をとりまいており宇宙の一切の所にみちている所の神の叡智と波長を合わせる方法であるのである。】
「神の心」がこの現象世界の根底に存在しているので、
「神の心」（実相世界）に心の波長を合わすことができるようになれば、
「神の国」の無限の素晴らしいものが
流れ入ってくるようになるのである。
（祈りの科学 谷口雅春）
【ともかく吾々の住んでいる世界は、一つの大生命の世界なのである。その大生命の無限の供給が無限の智慧に支配せられて、何時でも吾々の要求をかなえてくれるように、丁度吾々の全身にはりわたされた神経線維のように、神の智慧と吾々の要求とがつながっているのであるから、もし吾々が、この神の智慧の神経繊維と絶縁体になるべき「迷い」を取去って、心の世界で神と一体になってしまえば、どんなことでも吾々は本当に欲することを成就することができるのである。】