われら一人一人がクリアすべきいくつかのことがあります。
1 一般常識を超える必要
藤原敏之先生が指導する言葉であるところの
「見えるものがなくて見えないものがある」という真理は
本当の素晴らしい真理ではあるが、
必ずしも一般の人に分り易いとは言えない。
“見えないもの”というのは理念であるが
見えるもの触れるものしか信じられないのが、
一般常識だから、
その一般常識がそもそも誤りであるにしても、
なかなか常識を超えにくいのである。
これが分ってくると大変楽に生活できる。
2 真理根幹を分る必要がある。
時間と空間が非実在であるということは、
これが真理の根幹だ。
時間・空間がないのなら
あるみたいなのは何故なのか、
ということから
実相にたどり着くからだ。
確かにこれはすぐに納得し難い真理だが、
このことが分り始めると
実相独在に気付き始める。
『神癒への道』はこのことを詳しく説明している。
3 「病気なし」ということの受け入れにくさ
“病気はないのだから無視して行動する”という多くの指導例が、
病気の人に“自分にはできない”と“ひいてしまう”気持を与えがちだ。
藤原敏之先生の「真理+行動」のご指導は、
真理が分り、責任をもって指導できる“真理実現者”にしか
できない。
責任もってやれるだけの霊的指導者でないと
こわくてやらないだろう。
でも「現象ナシ実相独在」という真理が呑み込めると、
谷口先生、藤原先生はいなくても
自分自身で勇気をもって行動でき、
結果もよいはずだ。
自分でできるために書かれているのが、
『生命に実相』『真理』という聖典だ。間違いない。
いまや指導者は要らない。自分でできる。
だが医療を受けている人は医療を無視すべきではないと
私は思い行動している。
しかし医療を行うのは医師だが
治すのは本人であるということは、
絶対の真理だから、
医療を受け乍ら神に任せて行動し病気は治癒できるのである。
4 神想観で観じる対象は
見えない“神の子”“いのち”であるのであって、
この別次元に実在している実相を観じることができてくると
実相が顕われはじめる。
でもすぐにはそこに行かない。
多くの人は現象の神想観をしている。
だが実相は“いのち”の世界だから、
別次元にある。
実相を祈るのに現象を超えることができてくると
実相は顕われ始める。
5 目的は真理を学び真理を広めること
現象世界に“実相を顕わし出す”ことが
現象人間が此の世に生れ出た目的だ。
だからわれらのすべき役割も
全く同様だ。
どうしても現象問題の解決をと人は考えてしまうが、
本来ナイ現象なのだから
実相を顕わし出せば万事解決する。
目的を正しくとらえないと
実相顕現の素晴らしい目的から逸れてしまう。
目的は真理だけであって、
真理だけが人を救うのである。