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神は吾々に、生きんとする要求、愛の要求、そして智の要求を与えているのです。始めからそのような“神性”‟仏性”自体を本体としているのです。

2021-04-07 11:08:20 | 日記
「神は吾々に、生きんとする要求、愛の要求、そして智の要求を与えているのです。」
ということは人間が「理念」であるということなのです。
始めからそのような“神性”‟仏性”自体を
本体としているのです。
(心の科学 谷口雅春)
【たった一つの願いどころじゃありません。私には何もかも要るのです。」とその男はいうのだった。「新しい職業、新しい洋服、それから健康、そしてお金。それに私は自信が必要なのです。そしてもっと優しい落着いた気持ちが必要なのです。誰とだって今は焦々(いらいら)して争いたくなるのです。私は家内や子供が不幸でいるのを見る時、自分ながら自分が軽蔑されるのです。然し私はどうすることも出来ない。私は不幸なんです。失敗に次ぐ失敗。屈辱のほか何ものもないのです。」
「あなたが今必要だとおっしゃったものはひっくるめて三つです。」とマン女子は云った。「それは誰でもが必要なものです。吾々は自分の生涯に必要な色々のものを幾千となく数えあげることができます。しかし吾々はそれをつきつめて行きますならば、それは三つの根本的要求からでているものだということがわかるのです。その三つというのは、豊かなる生活を送るということ、家族や仲間達と仲のよい気持のよい生活をおくりたいということ、進歩即ち魂の成長に対する要求とです。これをもっと簡単にいうならば、神は吾々に、生きんとする要求、愛の要求、そして智の要求を与えているのです。」】
 

結局人間の要求はこれを一つにまとめれば、生命の生長の願いでありそれを三つにわければ、生きんがため、愛さんがため、進歩せんがためであるということができるのである。

2021-04-07 10:44:22 | 日記
人間は‟神の子”つまり“神”であるから
「生きたい」「愛し愛されたい」「向上したい」という願いそのものが、
本体であるのである。
(祈りの科学 谷口雅春)
【マン女子のいった通り誰の心の中にも、より善く、より豊かに生きんとする所の要求があるのである。即ち自己自身の生命の火花をもっと豊かに輝かしく生かしたいという要求があるのである。この要求をみたさんがために、人は衣食住及びそれに附随する一切のものを得んとして努力する。そして職業を得てその要求をみたさんがために金を儲ける。健康が必要である。そして生命をいつまでも輝かしたいその要求から、死後の永遠の生命までも求めるのである。ただ生きるというだけでは満足ができないのである。そして死後の生命の永続を求めるだけでもまだ満足が出来ない。・・・
 そこで次の要求が起こってくる。愛すること即ち「他との自己同一化」によって自分の生命を拡大しようとするのである。他の中に自分の生命を見、彼の中に自分の生命を見、自他一体、彼我一体の自覚によって、生命の拡大感を得ようとする。これが即ち「愛」である。そして愛は一方に於いて生殖をひきおこす、類に従って自分の生命が子孫として拡大するのである。かくの如くして自分の生命が愛によって、横に自他一体となって拡大し、縦に子孫となって拡大する。結局愛の要求は、生の拡大の要求であるということができる。しかしそれだけではまだ満足できないのである。空間的に横に縦に伸びるだけではなしに目に見えない世界との関係を知ることによって、生命は目に見えないところの「一そう偉大なるもの」と一体となろうとする。これが真理を知ろうとする要求である。智の拡大である。そして人間は智によって神の生命と一体となることを自覚する。結局人間の要求はこれを一つにまとめれば、生命の生長の願いでありそれを三つにわければ、生きんがため、愛さんがため、進歩せんがためであるということができるのである。そして最後の要求が遂に人間を導いて、科学の世界へ、哲学の世界へ、宗教の世界へと赴(おもむ)かしめるのである。】