YSCCのYSCCによるYSCCからの魂の叫び!!

能書きはいい。読めばわかる!!!

うわべではない心意気・・・大切です。

2010-02-09 05:40:43 | Weblog
強風の夜明け前です。

今の段階で、9度をさしている温度計。
本日は18度くらいまで気温が上昇するようで
夕方からは雨も降るそうです。

お出かけの際は飛来物や足もとのご注意ください。

今朝の朝日新聞「天声人語」より。

▼踏鞴と書いて「たたら」と読む。
昔、足で踏んで溶鉱炉などに空気を送る送風機のことを言った。
転じて「たたらを踏む」は空足(からあし)を踏むこと。
段差のある場所で見当を誤り、よろけた経験は誰にもあるだろう

▼車のブレーキを踏んでも利かない感覚は、
「たたらを踏む」のに近いだろうか。
1秒前後の利きの遅れとはいえ、違和感に運転者があわてれば、
事故につながりかねない。
あると思って踏んだ地面がなかった。
大仰だが、ブレーキが利かないとはそんな印象である

▼人気車種プリウスのブレーキの問題で、
トヨタがとうとう国交省にリコールを届け出るという。
全車の無償修理であり、欠陥を認めることでもある。
発覚以来、不具合ではなく「運転感覚の問題」で片付けようとする
姿勢に批判が高まっていた

▼ひと月ほど前の小欄で、プリウスの成功を
「一流の技術陣がアクセルを踏み込んだ時の馬力を思う」と書いた。
組織にも「心技体」がある。
技は一流でも、心や体が覚束(おぼつか)なければ信頼はついえてしまう

▼「不良品にはならなくても、『こんなものを納品したら会社の恥だ』
と妥協しない人と、『まあいいや』と見逃す人とでは、
ネジの出来がまるで違う。

ネジが積まれた山をひと目見たら美しさが違うんですわ」。
作家の小関智弘さんの『現場で生まれた100のことば』に見つけた、
あるネジ職人の心意気だ

▼見事な「ものづくり魂」に比べ、
不良品にあらずと言いつのるトヨタは小さく見える。
守るものは体面ではなく、お家芸の「品質と安全」であってほしい。


本日は、うわべでない心意気を守るための1日です。
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